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Zoom飲み会やってみた~飲食店を、新しいカタチで支援しよう~

こんにちは。マイクロ人事部長の髙橋実です。

さて、いよいよ緊急事態宣言が発出されます。でも、この発症者の拡大状況では、仕方がないと僕は思っています。とにかく、感染拡大を減らさないと、この状況が長く続けば続くほど、痛みが出てくる。

この状況になって一番キツイのは、個人も法人もキャッシュフローが回らないところが影響を受けている。アフターコロナの経済活性でなく、今もたない。収束する頃には、もう完全にジ・エンドになっている。

最前線で対峙してくれている人たちは、本当に頑張ってくれていると思うので、決定されたことに対して自らの意見を出すのはやらないと決めていたのですが、先日のこの報道だけは、どうしても納得ができませんでした。

大企業に対する支援策を否定してはいません。当然必要なことはあるかと。ただ、個人商店や中小企業に対しての支援策が見えない中で、これが先行して報道されていること、これがどうしても納得できなかった。

中小企業には融資(借金をしろ)で、大企業は出資(投資)

みんな、自分の身を守るために、必死

今、個店や数店舗の小さな飲食店は、キャッシュフローが火の車になっています。お客様が来なければ、固定費だけであっという間に吹っ飛ぶビジネスモデル。お客様を入れ、しっかりとお金を回しつつ、薄利の利益を上げていく。競争も激しい、かつ、人間の五感に影響する非常に難しい業態なんです。僕は今、飲食業2社で人事責任者をやっていますが、この厳しさをまさに目の当たりにしてきました。

個店などの小さな飲食店は、事業継続の前に、まず従業員の雇用。僕が知っているほとんどの飲食店のオーナーは、まず「従業員が食べていけるのか」を心配しています。これを聞いていると、涙が出そうになります。

そして、のれんを守るために、みな必死です。
自分たちは、何ができるのか。何をしていけば、自分の店が守れるのか。今までのやり方を覆しても、生き続けなければならない。本当に必死です。

(ここから先は、僕の知っているお店や、個人的に応援しているお店などを掲載しています。恣意的です。えこひいきです。でも、許してください。そして、順次追加していきます)

●テイクアウトを始めたところ

お店に来店が前提だけれど、テイクアウトも初めてくれました。アフターコロナの時に使えるお食事券も購入できます。

大分の飲食店を勝手に応援するFacebookグループです。僕はまだ行ったことがないお店ばかりですが、アフターコロナになったときに、是非行ってみたい。その時まで、頑張って!

福岡のテイクアウトマップです!こういう動きがどんどん出てくるといいですね!

さらに北九州も!

政府に頼らず、飲食店を守ろう

このままいけば、これまで我々を楽しませてくれたあの個人商店が、アフターコロナの時には、潰れてなくなっているかもしれない。だから、政府に頼らず、「自分ができるところを、守ろう」

知恵を出して、この難局を乗り越えよう。

そのために、それぞれ我々ができることを、みんなでやればいいのではないかと思うんです。どんなことでもいい。テイクアウトに切り替えたお店は、使えばいいし、何かアイデアを出して一緒にやってもいい。そのお店がアフターコロナに元気に営業ができているように「自分のために」する。それを考えて、それぞれができることをやる。それが、今やるべきことなのではと思っています。

銀座のバーのメンバーと、Zoomミーティングをやってみた

夜の不要不急と、名指しで指定されてしまったバーなどは、大打撃です。お店を開けていれば、まだそのお店のファンの方が一生懸命お店に来てくれていたようですが、いよいよ、「お店を閉める」ことを余儀なくされています。そんな時に、何をするのか。

僕は、本気の複業の一環として、月2回銀座のバーで「顧問」というなんだかよく分からない立場で、いらしていただいたお客さんの「悩み相談」にお付き合いしています。現役人事部長として、キャリアの相談だったり、時には経営者の事業やマネジメントの相談だったり。開店してから3年。軌道に乗り口コミだけで集まってきたお客さんで連日満員になっていました。

このバーは「大人のキャリア相談ができるバー」として、銀座最安値で提供しているバーです。僕は、そのバーの価値は「場」「そこにお店が開いていること」が、とても重要だと感じていました。

だから「Zoomでお店を開いて、"場"を出してみない?」と、オーナーとスタッフの皆に声をかけて、昨日「Zoomバー」を、即席でやってみました。

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いやーこれ、超楽しい!

Zoomの使い方も分からず、とりあえずやってみたところから始めたのですが、ゆるゆると話が進み、Zoomをどう使おうかとか、背景を変えて笑いをとったり、異常に盛り上がりを見せました。

オーナーなどは「僕は人と会わなければ死んじゃうけど、超楽しかった!」と。これ、リアルにいないだけで、結構クオリティ出せているのでは?

Zoom飲み会で気づいたこと

これ、リアルなお店がない以上、何もしなければ何も起こらないけれど、やってみる価値はあり、ということで、早速企画に入ることになりました。近々、「Zoomバー」が立ち上がります。

「Zoom飲み会」をやってみて、いくつか気づいたことを、備忘録的に書き留めておきます。

①開店時間は、2時間が適当

18:30から始めて、21:00まで。でも、開店時間は2時間で十分。
これ以上やると、ちょっとダレる。でも、2時間くらいで大盛り上がりをしていったくらいで、「もうちょっと飲んでたいな」と思うくらいでやめておくのがポイントかと。「またやりたい」と思わせるようなところで終わらせておかないと、ダレます。

②Zoomでも、2時間で回線・PCは限界

言い出しっぺだったので、僕がホスト役をやったのですが、2時間の中で2回ほど回線不安定になりました。現在僕の自宅は、NTT光(1G)をひいてやっていますが、それでもかなり厳しい時間帯がありました。

そのうち、僕のPCがZoomを除き他のアプリケーションがフリーズしてしまい、立ち上げなおしました(まあそれがなんとなく終了の合図になりましたが)。

③真面目に聞かない

なんとなく、オンラインミーティングだと、「距離が遠い感」があり、大きな声で話したり、聞くのに集中したりすることになるのですが、疲れます(笑)。
バーで飲んでいるのと同じ、適当にお話は流しながら進めましょう(自分が楽しむことを前提に)

④バーチャル背景を使うと、楽しい

Zoom飲み会の良さは、Zoomを触りながら(皆同じ”おもちゃ”を使ってやっている)やることです。一番楽しいのは「バーチャル背景」。これを、適当な画像を使いつつやると、面白い。
一番若い女性スタッフが、初めてのZoomで使いこなしていました。さすが。

⑤チャットを使う

Zoomで話していると(恐らく)人数が多くなってくるとかなり大変。なので、「チャット機能」を使いこなして、オンラインで話するのとチャットを使い分けていくと、なかなか面白い。プライベートメッセージも送れるので、もしかしたらLoveメッセージが届くかも!?

厳しいからこそチャレンジしていこう

まさに今日、いよいよ緊急事態宣言が出てしまいました。
今は世界的に未曽有のピンチ。小さな飲食店の皆さんは、目の前をキャッシュが減っていく恐怖と、そしてこれから見えない未来に対する恐怖。先のことは何も考えられない、そんな状況だと思います。

だからこそ、みんなで、できることをやってみよう。
緊急事態で飲食店に行けないなら、「三密」でないやり方を考えよう

テイクアウトもそうだし、オンライン提供もそう。
そんなものが何になるのか、そう考えて思考停止になってしまうのは簡単です。そして、苦しい中で、考えられない飲食店の経営者もたくさんいると思います。

周りにいる「そのお店を愛してくれているお客様」と一緒に、やれるべきことを考えていく。

お店の経営はお店が考えることと割り切るのではなく、お店とお客さんが一緒に考えていく、今は、それが必要な時だと、僕は思います。

みんなで、できることを、精一杯やっていきましょう!


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髙橋実@マイクロ人事部長
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