髙橋実@マイクロ人事部長

株式会社ティーブリッジェズカンパニー 代表取締役社長 法政大学 兼任講師 助家(銀座の…

髙橋実@マイクロ人事部長

株式会社ティーブリッジェズカンパニー 代表取締役社長 法政大学 兼任講師 助家(銀座のバー)顧問 組織・人事課題のある複数の企業の人事やアドバイザリーを務める「マイクロ人事部長」をしています。 (組織課題で悩んだらお気軽にご連絡ください)

最近の記事

パンダと、労働人口減少と、変わりたくない人たちと

約1年半ぶりのnoteになってしまいました。 今年は、さぼらずに更新していきたいと思ってます。 アドベンチャーワールドのパンダ3頭が中国へ 先月、アドベンチャーワールドのパンダ、「永明(えいめい)」「桜浜(おうひん)」「桃浜(とうひん)」の3頭のパンダが、中国に返還されてしまいました。。。(上野動物園の「シャンシャン」も。。。) 無類のパンダ好きで、アドベンチャーワールド好きの僕としては、この中国返還のニュースが流れてきて、いてもたってもいられず。気が付いたら飛行機の予

    • なぜ企業の研修は「つまらない」のか

      久しぶりの投稿です。 (本記事は、ITmediaビジネスオンライン「戦略人事の時代」に寄稿した記事をもとにして加筆、再編集をしています。)  医療崩壊まで起こした今年の夏のコロナ禍は、ようやく落ち着いてきましたね。ただ、まだまだ安心はできないです。ワクチン接種が進んだとはいえ、寧ろ人流は増えている。社会活動が増加すればまた感染リスクが高まるので油断は禁物です。みんなで助け合いながらコロナとの共生を考えていきたいものですね。  さて、長引くコロナ禍での「接触制限」により、

      • 東京オリンピック。その後。

        久しぶりのnoteです。 1年遅れとなった2020東京オリンピックが、閉幕しました。 誰もが想定していなかったコロナ禍の中で行われた東京オリンピック。 開催是非を巡って、賛否両論がありました。未曽有の状況下での実施、最も残念だったのは、日本のリーダーシップの脆弱さ。残念ながらそのアキレス腱を露呈してしまったことではないでしょうか。 でも、それを救ってくれたのは、アスリートの人たちの輝きだったと思います。純粋に自分たちのやるべきことに集中し、そこに全霊を注ぎ込んでいる姿、そ

        • 会社を継ぐということ~僕が事業承継の仕事に感動を覚える理由~

          マイクロ人事部長の髙橋実です。 さて、僕は2018年からそれまで行っていた企業人事から、いくつかの会社の組織課題に取り組む「人事の複業」という仕事のスタイルに変わったわけですが、そこから約3年、案件の中で多かったのが「事業承継」にまつわる企業のお手伝いです。 僕はまず初めに、必ず時間をかけて打ち合わせをし、経営者が感じる課題の背景や考えを徹底的に聴きます。僕ができることもお伝えし、お互い本当に納得してできるかを判断していただきます。 でも、僕自身が「やりたい」と反応して

        パンダと、労働人口減少と、変わりたくない人たちと

          マスク着用のニューノーマル

          2021年も、年初から緊急事態宣言が出て、まだまだコロナ禍の収まるのは時間がかかりそうです。政府も感染対策を出していますが国民へのメッセージは届いているとは言い難いと感じます。 そんな中で、テレビ東京がマスク着用での番組を始めました。 昨日WBSを見ましたが、とてもいい取り組みだと思います。 メディアはマスクご法度だと誰が決めたのか今は緊急事態宣言という非常時です。コロナは皆さんご存じの通り飛沫感染をするので、ワクチンも治療薬もない今は感染しないための唯一ともいっていい

          マスク着用のニューノーマル

          新たな2021年に向かって

          新年明けましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 昨年は全世界で激動な年でした。 コロナという同じ敵に向かって人類全ての人が向かっていく、50年生きていますがこれほど激動な年はなかったと思います。 新たな年、2021年に向けて、今感じること、そしてこれからやらねばならないと思っていることを記しておきたいと思います。 何が苦しいのだろうかこれまでも、未曽有で厳しい出来事はたくさんありましたが、でも、今のこの環境はいまだかつてない辛さを感じている

          新たな2021年に向かって

          みずほ銀行の働き方改革に見る「自立していないおじさん」の行方

          マイクロ人事部長の髙橋実です。 コロナ禍になり、これまでの働き方の見直しが一気に進み、大手企業を中心に、これまでになかったような「働き方改革」のニュースが飛び交っています。 多様な働き方の選択肢が増えるのは、歓迎すべきこと先日は、みずほ銀行が週休3~4日制を希望者がとれるように進めていくとの記事が出ました。 みずほ銀行は、これまで、様々な働き方改革を行っています。 ・副業解禁 ・男性の育児休業100%取得 ・フレックスタイム制導入などの柔軟な勤務時間を認める制度 ・リ

          みずほ銀行の働き方改革に見る「自立していないおじさん」の行方

          「1mm成長ノート」とは

          マイクロ人事部長の髙橋実です。 仕事柄なのか、多くの社会人の方や若手人事の方からキャリアのご相談をお受けすることが多いのですが、その中でも、こんな悩みをよく聞きます。 ・自分には、誇れるものがない ・周りと比べて、自分は実力がない ・足りないものが多くて、どうしたらいいのかわからない そんな人には、「1mm成長ノート」をつけることを、オススメしています。 「1mm成長ノート」とは?たいしたものではないです(笑) 要は、日記です。 でも、ただ、漠然と日記をつけるのでは

          「1mm成長ノート」とは

          組織変革の"カベ"の乗り越え方

          久しぶりのnoteです。 書きたいネタはたくさんあるので、ちょっとずつ書いていきます。 【マッキンゼー緊急提言】デジタル革命の本質:日本のリーダーへのメッセージこの中で、マッキンゼーのようなコンサル会社には珍しく(失礼)「現場のリアル感が分かる一文」が載っていました。 日本企業におけるデジタル変革の状況を理解いただくために、ある伝統的な日本企業での事例をご紹介したい。この企業では、社長は生え抜きの60代で、幹部も同世代の生え抜きであり、共に会社のこれまでの成長を牽引してき

          組織変革の"カベ"の乗り越え方

          オンライン授業をやった非常勤講師が思うこと

          コロナ禍の中で、上期(春学期)兼任講師として大学1年生に授業を全てオンラインで行いました。 コロナ禍で急遽オンライン化が決定したこともあり、準備も本当に大変だったのですが、何とか終えることができ、ほっとしています。実際にやってみて「オンライン授業の可能性」を強く感じました。下期以降もオンラインが続いていくと思うので、振り返りを書き留めておこうと思います。 (オンライン授業の機材準備と試行錯誤は、このnoteをご覧ください) どんな授業をやったのか僕が講師をしたのは「キャリ

          オンライン授業をやった非常勤講師が思うこと

          アフターコロナの「自立してないおじさん」の行方

          コロナ禍を契機に、自社の働き方を変える大手企業が出てきています。その改革は素晴らしいものに見えますが、果たして本当にそうなのでしょうか?実際に働く人たちの環境は、どう変化していくのでしょうか。 52歳のシニア層である僕が、考えてみました。 働き方を一気に変える大手企業これまで全く進まなかった働き方改革や、在宅勤務やテレワーク、時差出勤などが、コロナ禍の緊急事態宣言下で、「人との接触制限」「人の移動制限」が起こったことで、やりたいかやりたくないかに関わらず多くの企業が経験する

          アフターコロナの「自立してないおじさん」の行方

          自宅スタジオ~オンライン授業半年間終了!~

          法政大学の春学期のオンライン授業が、終了しました。 コロナ禍になり、3月に急遽オンライン授業での実施が決定。 「オンライン講義って、どうやるの?」というところから始まり、オンライン配信のために試行錯誤しながら配信グッズを揃えてきました。 今日は、その紹介をしてみたいと思います。 はじめに考えたこと法政大学は、今年の授業開始を4月中旬まで延長。でも、インタラクティブなオンライン授業は、学生側の通信環境が整わないのと、大学の学内授業システムの増強が追い付かず、5月のGW明けま

          自宅スタジオ~オンライン授業半年間終了!~

          リアルワークとテレワークのハイブリッドの難しさ

          コロナの感染者数が増加の一歩を辿っています。 緊急事態宣言が解かれたのち、都市部を中心とした感染者の増加は、夜の街だけでなく職場や家庭にも広がってきています。 自分を守れるのは、自分だけコロナウイルスに罹らない方法はない。コロナウイルスを治す方法はない。 人を守る方法は、接触制限しかない。 でも、政府は、これ以上経済を止めることはできないと考えているようですね。僕は、これから先、4月と同じような緊急事態宣言はもう二度と出ないと思っています(それがどんなに感染拡大を引き起こし

          リアルワークとテレワークのハイブリッドの難しさ

          このままでは変わらないアフターコロナの組織

          マイクロ人事部長の髙橋です。 さて、緊急事態宣言が解除になりました。 「ビフォーコロナにはもう戻れない」 「これからはニューノーマルだ」 メディアでも、盛んにテレワークや新しい働き方について報道しています。 でも、僕はこれに強い違和感を感じています。 「本当に、アフターコロナに組織の形や働き方は、変わるのか?」 日立製作所が、「脱・時間管理」を表明昨日、日立製作所さんは在宅勤務を前提とした人事制度への改革を発表。 これ、素晴らしい取組だと思います。 経団連会長も

          このままでは変わらないアフターコロナの組織

          オンライン授業開始~第1回目のZoom授業実施その前に~

          マイクロ人事部長の髙橋です。 昨年より、法政大学のキャリアデザイン入門という授業を担当させていただいているのですが、今年はコロナショックで春学期の完全オンライン授業実施が決定。 もちろん生まれて初めてのオンライン授業。 140名近くの受講学生が、僕の授業を待ってくれています。 そして、いよいよ初のZoomミーティング。 これまでの学生とのやりとりじつは、授業開始は4/21から。このGW明けまで、大学が用意しているシステムで、学生とやりとりをしていました。でも、大学のシ

          オンライン授業開始~第1回目のZoom授業実施その前に~

          トヨタの決算発表から見えた企業がやるべきこと

          マイクロ人事部長の髙橋実です。 トヨタ自動車の、2020年3月期の決算発表が行われました。 このコロナショックの中で、日本の盟主の企業がどのような決算発表を行うのかとても注目していたのですが、その内容は想像をはるかに超えるもの。素晴らしいものでした。アフターコロナの企業の進め方のヒントが山ほど詰まっていたので、Noteしてみました。ちょっと長いですがお付き合いください。 決算発表を539社が延期「人の接触制限」「移動制限」が、世界規模で起こったこのコロナショックは、誰しも

          トヨタの決算発表から見えた企業がやるべきこと