見出し画像

ワイドナショーとコメンテーターの話なのだっ!

僕とワイドナショーという番組の出会いは11年前に遡る
僕が眠れないでテレビをつけるとそこには大好きな松本さんがいた
どんなバラエティなのかと思えば真剣そうなニュース番組をやっていた
それが一年後、笑っていいとも増刊号の次番組になるワイドナショーの深夜版であった
当時の僕は中学生とはいえあまりニュースに関心がない子供でした
しかし、大好きな松本さんがニュースに出てると思うとチェックしたくてたまらなくなった
しかし朝の早い中学生が深夜に夜更かしをするのはあまりにリスキー過ぎる
だが、ワイドナショーが時間変更に伴い朝10時に移るようになった
日曜日の朝もあまり早く起きたくなかったが
松本さんが朝から頑張っていると思うとその時間も起きようと思えるようになった
ワイドナショーの内容は当時の僕にはまだ難しい内容もあったが、将来松本さんと同じ番組に出たいと思っていた僕は松本さんの前で恥をかいてしまってはいけないとワイドナショーで扱われそうなニュースをたくさんチェックした
この番組は僕にニュースを見る関心を与えてくださった番組である
しかし、当時はお笑い芸人がニュースのコメンテイターをやるのはたけしさん、太田光さんくらいなもので
ましてやそのようなイメージのない松本さんが語るのはSNSで多くの賛否を生んだ
ましてや2013年の落目だった松本人志が朝から出てくるという事で
朝から松本を見たくない、松本にはコメンテーターは無理と多くの批判の声が流れてきた
しかし政治や社会や芸能の話がチンプンカンプンな僕には松本さんの意見が合ってるのか間違ってるかわからなかったが
ワイドナショーを始め他の報道番組に触れるに連れてコメンテイターという仕事の大変さや、
人の意見に触れる事を知った
松本さんはほぼ休まずレギュラー出演されてきたが、ワイドナショーでのコメントの影響力は凄まじくそのコメントは毎週ネットニュースですぐさま報じられる
それはいいことばかりでなく文字のみだとその発言の前後がなかったり、少しでも読者がニュアンスを間違えてしまうと誤解が生まれ発言者が叩かれることもある
それが松本さんがずっと嫌がっていたキリトリ記事である
そしてある時、体調不良を理由にワイドナショーを休まれても番組が一応成立した時以来松本さんは夏休みや冬休みなどを理由にちょくちょく番組を休む機会が増えた
僕はいつか松本さんがこの番組を勇退、あるいは番組が終わることを懸念したが
僕の頭には松本さんが何かを辞める時は新しい何かを始める人なのがわかっていた(映画の時もそうだったので)ので不安はなく
実際、松本さんはワイドナショーを勇退されてから中居さんとの番組や画展の開催を始め新たな松本人志の才能や笑いを生み出していった

だが、ワイドナショーを辞めた時松本さんは少し苦しそうだった
この番組は最初は楽しかったが段々ストレスになり、苦しくなってしまいこのような決断に至ったと
ワイドショー番組、およびコメンテーターの仕事は常に批判の的である

意見の内容自体が報道内容と矛盾しているわけではなくても意見が人と違うとそれだけで批判の対象になる
さらにいうと、伝えようとしている事がいい事でもそこに少しでも時代錯誤と取れる発言があれば炎上の対象になる
コメンテーターというのは誰にでも出来るがとても難しい職業なのだ
僕はここ6〜7年はあまりニュースに対して基本的に特定の人を責めるという事はしなくなった
心を痛めるニュースなどは多いが犯人や責任者をせめても何も生まれないからだ
その裏にはその人の事情やそうならざるを得なかった裏(決して報道されない)があると考えているからだ
人間というのは人の言い訳や失敗に対しては平気で厳しいことを言えるがそういう人ほど自分の失敗は棚に上げることが多い

よく松本さんは今回の事件で自分は人のニュースの時に厳しい事を述べていたのに自分は
という投稿を見ることもある
確かに僕もワイドナショーの長い歴史を全て見ていたわけでも、松本さんのコメントを全て記憶しているわけではないが
ぼくがみている限りでは松本さん、ないしワイドナショーによく出るゲストはあまり人を厳しく責めている場面は見られなかった
松本さんが今回の報道でもし当事者でなくたとえば小沢さんだけがこの報道をさせていたとしたら
「コイツは昔から女遊びとかしてるから、ネタだけでなく私生活も甘かったようで反省してほしいですね」
ここまでは厳しいお叱りをしているだろう
しかし続けて
「でもコイツの芸はやっぱりおもろいからこれで復帰できなくなるのは残念でしかないし、この証言で芸能界永久追放ってなっちゃうともう他にもこういったその場にいた訳でもない偽の証言者とか出てきちゃうしそれで、他の芸能人も芸能生命を断たれちゃうってなるとこっちが損しかないんじゃないんですかね…」
と顔を顰めながら小沢さんが復帰の道について言及したり、今後の問題点を述べたり決してこの事件を他人事だと思わず自分達にも起こりうる可能性を懸念して話し、そしてそれがどうしたら解決できるか考えながら話していた
松本さんのコメントというのはそういうものなんです

そして今回の報道でニュース(雑誌、ワイドショー、ネット記事)が嘘や間違いばかり
泉谷しげるさんの嘘の発言が取り扱われて
泉谷さんが謎に叩かれる事例まで発生
あれが嘘だったとちゃんとSNSの力で証明できたが
あれこそ報道の連鎖の一部なのだと僕は思った
ちゃんとしたテレビや新聞のニュースでも
僕たちが文面だけでは理解できない出来事、そしてそういったものが隠している部分は多くある
そして僕たちはその部分を知らずに人を悪く言ってしまう事が多くある
後で真実を知らされて手のひら返しをしてしまうというより恥ずかしい事になってしまったり
最悪そのせいで人を自殺に追い込むなんて事も少なくはない
だから早合点で人を責めてはいけないのだ

そして最後に
ダメなやつは誤りはするが謝りはしない
ご愛読ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?