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「SAKANAQUARIUM 光 ONLINE」観ました!

mplusplusの藤本です。ライブ配信の勉強にSAKANAQUARIUM 光 ONLINEのアーカイブ配信を観ました。色々と考えさせられたのでまとめておきます。

音について​

会社で100万円以上のJBLのスピーカーで聴いたというのがかなり大きいと思うのですが、音はライブ配信とは思えないほど良かったです。他にもライブ配信観たことあるのですが音へのこだわりはさすがでした。ベースが最高。会社が震えてました(イコライザーで低音上げてただけってのもありますが)。

FKJのyoutubeを同じ環境で観たときも感動しましたが、日本でこのクオリティの収録してる人達がいるのかと嬉しくなりました。

映像表現について

ライブの演出機材をすべて映像に映る部分に使った凄く良い演出でした。アリーナくらいの規模感の演出機材をホールで使っちゃった感じ。どう映像で見えているか常に計算されているのを感じました。画面に映る空間全体が照明で染まっていたシーンが多かったのですが、あれは観客がいないからこそできるというのを感じました。

生配信の意味

自分が観たのはアーカイブ配信だったんですが、生ならでは、映像配信ならでは、という演出は特に感じませんでした。さっき映像配信限定の良い演出といったところなんですがライブ用の演出機材をうまく使っているなという意味で、新しい表現を体験したとは思わなかったです。クオリティ高いライブDVD(MV?)を観てるという感覚。意味があったとしたらアーカイブの期間が決まっているということ。やはりお金を払って今しか観れないとなると真剣に観る。youtubeにアップされてていつでも観れますと言われると2時間も集中して観ないだろうなと思います。

毎週会社で生配信ならではの演出というテーマで議論しているのですが全然見つからないんですよね。生で観るのとは違う新しい体験、みたいな答えを探してるんですが本当に見つからない。映像というフォーマットで見る以上映画とかMVとか練りに練って作られた映像作品とどうしても比べてしまう。リアルタイムにCGが連動してます、とかに新鮮さを感じれないんです。やはり映像という枠に収まっていたのでは新しい表現は生まれないのかなと思います。

映像配信だけのライブだからできること

サカナクションさんのライブを観て、あまり新しい表現にこだわりすぎずこれまでやってきたことをクオリティ上げるという方向性でも良いのかなと思いました。新しい映像表現なんてこれまで多くの人が挑戦してきた分野だしそんないきなり生まれるわけではないですよね。

今までは100人LEDダンスや20人でのLEDフラッグパフォーマンスなど、ライブでのスケール感を意識した演出をやってきましたが、それを映像配信に活かすとしたらどういうことだろう?と考えて1つ実験してみました。

映像配信だけになるとアーティストの顔やバストアップが多いなということで顔にLEDテープを貼ってみました。LEDテープに防水スプレーして皮膚用両面テープで直張りしています。寄りの演出が多いことを活かしつつ、新しいことを挑戦となるとこういう方向性なのかなと。生配信がメインになって生感を出すのが課題になっていると知り合いの舞台監督から聞きました。生感を演出するために敢えて舞台袖を映したり野外で天気を映したりしているとのこと。アーティストの顔に触れることはできないけどアーティストの顔に付いているLEDの色は自分で変えれるとか、アーティストの顔から自分の部屋に光が移動するとか。なんとか生感というか一体感を演出できないか模索しています。

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