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人間、いつになったら本当の意味で大人になれるんだろう。

自分の身近にいる女性が男性に対して媚びを売っているのを見ると、なんとも嫌な気持ちになる。ムカムカする、とさえ言える。
それは自分の子供の頃の経験と関係しているんじゃないかと予測する。
私は昔から内向的な人間で、感情表現が下手な不器用な子供だった。
家族以外の人前で感情を表そうとすると、なぜがどうしてもしっくりこない。自分で自分がわざとらしく思えて、うまくできない。
そして結局何もしない、何も言わないので、傍からみればどうも無表情で大人しい、静かな子だと認識された。
感情がなかったわけではない。ただ、自然なふうにそれを表現しようとしても、大げさに振る舞っているように感じてしまう。
なので、自然にさらさらと言葉が出てきていかにも自然体のままに物が言える人が羨ましかった。妬ましかった。

姉がまさにそんな人間だった。
他人や友達と自然にケラケラ笑ったり、冗談にリアクションしたり、丁度よい速度で愛想がある接し方ができていた。
私の受け答えはなんだかいつもぎくしゃくして、反応するテンポが鈍い。
そうすると、人々の関心はだんだんと姉の方へと向いていく。
私はしょっちゅう置いてけぼりにされたような気分になった。
人と一緒にいるのに、どうしようもない疎外感に圧迫された。

私は姉と一緒にいるのが苦痛だった。
いつも負けているように感じるからだ。
姉は私なんかはおかまいなしに人の気をひいてはぐいぐいどこかへ行ってしまう。姉も意識してやっていたことではないと思う。多分。

そんな思いを長い間味わってきたもので、その疎外感と嫌な気持ちはもう体が覚えてしまっている。年を重ねていくうちに、自分なりの人との接し方、当たり障りのないコミュニケーション技術みたいなものはそれなりに身についてはいると思う。でも多感な時期に覚えた感情の癖というものは、一生消えないこともある。

そんな背景がある自分なので、器用に愛想を振りまいて、調子よく弱さをアピールして、もう無意識の領域で媚びを売って人(多くの場合は男性に対して)に気に入られようとしている女性に、私は極度に敏感に反応してしまう。
そして勝手に嫌な気分になる。
イライラして、同時に自分の未熟さ、醜い内面を自覚してさらに腹が立ってくる。
そして勝手に一人で疲れている。
今日もちょびっとそんな日だった。
長い話だし、本当にあまりにも大人げないストーリー展開なので、詳細は省く。

今日と言う一日。
自業自得の寝不足で、朝から頭痛がした。
子供たちを送り出したらちょびっと罪悪感を感じながらも二度寝。
再度起きても頭痛は治っていなかった。
子供たちに適当に昼食を作り、午後はなんとか風呂場とトイレの掃除をクリア。
うちの黒猫と紐で遊んでいたら、目が回って気持ち悪くなって頭痛がひどくなった。勉強したかったのに、できなかった。アホか。
頭の中で昨日の私を恨む。
結局本格的に気持ち悪くなってきたので、頭痛薬を飲んで横になった。
幸い次男は近所の友達と外遊び、長男も部屋で静かにしていてくれた。
晩御飯は手っ取り早く焼き飯を作り、今だに軽い頭痛がする中でこの書き込みをしている。
せめて今日も家事以外に何か成し遂げた、と思っていい気分になれるように願って書いた。

さて。
葬送のフリーレン2週目観はじめたので、ちょびっと続きをみて寝るとしよう。

おやすみなさい。


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