障害歴30年の「プロ障害者」のnote再開
みなさんごきげんよう!プロ障害者のタロウです!
noteとYoutube活動を何年か続けた後、最近はwebブログをやっていたのですが30歳という節目を契機にnoteを再開しました。
すでに記事タイトルからお分かりかと思いますが私は社会でいう「障害者」にあたります。
別にこの御時世に障害者がなんらかのコンテンツで自分の意見を発信するのは珍しいことではありません。
今これを読んでくれているあなたもTwitterやYouTubeでインフルエンサー障害者が発信した内容が炎上や拡散されているのを見たことがあるかもしれません。
ではなぜ発信する側である私はnoteで何を伝えたいのか?
noteでは結論を先に述べるのが鉄則ですので最初に述べたいと思います。
私が伝えたいこと、それは「リアリズムによる障害論」です。
カッコつけて無駄に横文字を使ってしまいました💦
私は何者か?
さて、多くの読者は「お前誰だよ」と思っていることでしょう。私の略歴について触れておきたいと思います。
私はもともと「ネマリンミオパチー」という筋肉の持病があります。
これは生まれつき筋力が弱く緩やかに進行する病気です。先天性ミオパチーという筋疾患のグループに含まれます。
最近では先天性ミオパチーを患う市川沙央さんが芥川賞を受賞したことで知名度が上がった病気でもあります。
私の両親は比較的早い段階で私がよく転ぶことに違和感を感じて検査をしたようです。筋生検という検査をして病気が発覚したのは幼稚園児の時です。私も自分が他の人たちとは違うという自覚はありました。
小学校入学一週間目で肺炎になり長期入院をしました。筋疾患を持つ人は呼吸筋も衰えているケースが多くしばしば感染症が重症化しやすい傾向にあります。
この時が本当に地獄でした。
自発呼吸が難しくなり挿管して(コロナの時に流行ったエクモみたいなやつ)口が聞けなくなり寝たきりになりました。
また小児病棟の夜の闇は子供心にトラウマを植え付けるには十分で大人になってからそのことを思い出すために背筋が寒くなります。
一般にトラウマ(PTSD)というのは大人になってから発現すると言いますがそれを他人事とは思えません。そして挿管が外れた後もスパルタ式のリハビリが待っていたのです。
さて、その後私は併設されている特別支援学校(当時の養護学校)に入り退院後の通学も含めて小学3年生まで通いました。
中学は普通校、高校は通信制に進学しましたが大学進学して一年目にして持病が急激に悪化。大学を中退しました。いつか持病が進みこういう時がくるかもしれないと思っていたので悔いはありませんでした。
その後趣味の読書をしながら投資、YouTubeに動画投稿などをしましたが凡人である私は成果が出ず...
20代中盤からにnoteを始めたらnoteで大賞を取りました。
その後noteを休止するも30歳をいう大台を迎えたのを契機に再開しました。
読者に対して何を発信するのか?
「Taroーprofessionally disabledー」では何を発信していくのでしょうか?
周知の通り近年において障害者がネットで発信するのは珍しいことではありません。しかし私は常々違和感を感じていました。
それは世の中の障害者が情緒に傾きすぎているのではないかということです。
インフルエンサーと呼ばれている障害者は後天性障害者の台頭が目立ちます。そういった方たちはバリアフリー問題に言及されることが多いです。
それが悪いわけではありません。ただ健常者からの目線が欠けた一方的意見であると思うのです。こう言うと「お前も障害者だろう!」という声が聞こえてきます。
おっしゃる通りなのですが私は先天性の持病を持つ身ですがある程度の時間を健常者社会にいたのもあり障害者の仲間の意見に首を傾げたくなる時が多々あります。障害者の発信は多くがリアリズム(現実主義)に欠けていて私であれば健常者の考えを理解しつつ障害者として発信できると自負しています。
また当ブログの読者層は運営者が身体障害者とそのご家族が読者層として厚くなると思われます(あくまで私の予想でありそれ以外の方ももちろん大歓迎です)。
私は特別な資格やスキルを持つ人間ではありません。
しかし先天性身体障害者としての30年の経験があります。そして健全者の中で揉まれたゆえに健全者の視点にも立てるのが私の強みだと思っています。それを活かせるのがnoteだったのです。
私が各記事では「時事問題を含めた障害について全般」「障害者として生きていくためのノウハウ」を当面は扱いたいと思います。後者について体系的に述べるのは私が最初ではないしょうか。
SEOにおいて障害や病気は検索に弱いという仕組みがあります。これはもはや神(Google)の摂理であるのでどうしようもありません。
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※またこのnote内で障害者という言葉を使用した場合はことわりがない限り身体障害者を指すものと思ってください。
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