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もう二度とやらない幸せだった結婚式。

2020年2月に終えた結婚式を振り返ろうと思う。既に結婚式を終えた人は分かると思うが、壮絶に大変だった。

友人に「結婚式が終わったら楽しかったからもう1回やりたい!って思うよ!」と言われていたが、全くそんなことはない。超楽しかったし幸せだったけど、もう1回やることはない。そのぐらい、仕事をしながらの結婚式準備は本当に大変だった。

出来たことも出来なかったこともある。このコロナ禍で結婚式を止む無く延期とした人にもこれから挙げようか迷っている人にも、ひとりの結婚式への想いと考え方はもちろん、いかに楽に結婚式を実施出来るかということを参考として届けばいいなと思っています。

私たちこんな感じの夫婦です

こんな感じの人が書いています。

・28歳女性
・1歳上の旦那と結婚し、都内にふたり暮らし
・ふたりとも広告系の会社の営業で土日は休みだが平日は残業有り
・面倒なことや形式だけの慣習が好きじゃない

結婚に向けた決意についてはこちらに書きました。

結婚式へのボンヤリとした思い

入籍を済ませた2019年5月のタイミングでようやく重い腰を上げて結婚式について考え始めた私たち。

結婚式、どうする?

・結婚式はやりたい
・海外挙式や家族婚ではなくお世話になった人や友達も呼んでやりたい
・挙式するなら人前式
・場所は来場者を考えると都内が良いのではないか
・自己負担150万円以内

人前式を選んだ理由としては、キリスト教式も神前式も自分にとって選ぶ理由がなかったから。宗教を否定しているわけではなく、宗教が決まっていない夫婦だったので、お互いの努力でしか成り立たないと思ってい夫婦のかたちを近くで見てくれる人達の前で決意表明したかった。

式場を決めるまで

結婚式場を選びながら話し合って欲しいことは、結婚式で何を大切にするのか。この答えが明確にするために、ひとつ結婚式場を見てみるとイメージが沸きやすい。

ただ、その時に気を付けて欲しいのは『今日は2時間しかないので●●と◎◎と概算費用だけかいつまんで教えてください』と時間を区切って見学すること。土日に式場見学を申し込むと4~6時間かかる。めちゃめちゃ疲れる。(結婚式業界の方、どうにか短くしてください)

ゼクシィカウンターのような式場案内をしてくれるサービスを使いつつ時間制限をしながらの見学がオススメ。

式場を選ぶ時には、絶対に即日契約をしないこと。必ず一度自宅に帰って他の式場と見積もりや条件の比較をしてから申し込む。「当日契約だと割引が~」は常套文句なので、割引金額を聞く前に「検討して再度お話聞くときに割引についてお知らせください、良ければその場で契約します」と返すのが◎。一度比較検討することでこちらから割引金額を提示出来ることも。全て交渉が大事!!!

条件面で色々言い出すとキリがないが、感覚値でもいいから重要視してもらいたいのが営業の人柄。私が営業職だからかもしれないけれど・・・見学に行った有名なオシャレ結婚式場は、仮申し込みをして振込をしたにも関わらず質問をしても2週間以上連絡が返って来ない・電話を掛けても無視などと本当に対応が酷くて解約するに至った。。涙 長く付き合う式場のスタッフさんの人柄は是非しっかりと見ておいて欲しい。

私たちは白金台にあるTHE Tender HOUSE という式場で挙げました。

毎日が判断の連続

結婚式の準備を進める上でいちばんつらかったことが、「自分の中に判断基準を持っていないことについての判断を次々と迫られること」

例えば、引出物やお料理ってどのぐらいが相場?何が喜ばれる?曲選びで大切なことは?等々、ひとつひとつの事項については些細だけど、情報を調べて比較検討して決めるというプロセスを全ての事項に対してしなければならなかった。

提携外のドレスショップ atelier.nae で決めた白ドレス。素材にこだわっていてふわっと軽くて滑らかな生地が素敵でほぼ即決!タキシードもnaeさんで。

なので、Instagramの意識高いプレ花嫁さんの投稿や同じ会場で結婚式を挙げた人の投稿をチェックしながら、自分のやりたいことはPinterestに全て世界観をまとめつつ旦那とはslack・スプレッドシートで共有するという現代っ子ぶりを発揮した。

デジタルを駆使したプロジェクトマネジメント

①Instagram:情報収集
#プレ花嫁 #式場名 #式場名 +花嫁 #ドレス名 などのハッシュタグをフォロー。結婚式をする上でのアイディアややってみて後悔したこと、式場のイメージをチェック。まあ、これがめっちゃ大変。後ほど詳細説明。
②Pinterest:世界観の確立
席札こんなの作りたい、ブーケはこんなイメージ、ウェルカムスペースの作り方、ヘアアレンジやアクセサリー、前撮りイメージ等々・・・・サブボードを活用して思いつくままにピン。プランナーさんや各業者さんとの打ち合わせでそのままボードを見せて「こんな風にしたい!あと任せる!」と楽できる。
指示書を細かく作っているプレ花嫁さんもいたけど、性格的に面倒くさがりで不可だったので楽だった。

③スプレッドシート:情報集約/比較
全体スケジュール・見積もり比較・予算管理・備品発注一覧・招待者情報・ムービー制作等々、情報を一元管理。「見積もりは式場のを見ればいいじゃん!」と思っていたら、Amazonでの備品発注だけでなくドレス外注費や友人への御礼等々の諸経費が発生します。

あつたゆかさんの結婚式準備スプレッドシートを参考にしました。

④slack:コミュニケーション
平日に時間が取りづらいため、夫婦slackで結婚式専用チャンネル作成。夫婦slackについては下記の方々を参照して作成したので、とっても使いやすくて情報共有もしやすい。

これらのツールがなくアナログにやってたら死んでたな・・・。

結婚式2.0?

今まで結婚式にいくつか参加した中で、招待状の返送やご祝儀にピン札を用意することが本当に苦痛だった。ので、なるべくスマートに当日を迎えられるように色んなことを考えたので一部共有。

WEB招待状
スマートフォンの普及率や脱ハンコブームをもってしてもなぜか揺るがない招待状の原本送付文化。招待状を送る方は宛名書き・返送内容の入力に膨大に労力をかけ、招待状を受け取る方は手書きで返送の手間・いざ前日になった時に招待状を探す煩わしさがあるのに・・・なぜ・・・。そんな誰もが損することやりたくない!!!!
親族と会社関係者には紙の招待状を送ったものの、友人には「これが正式なご案内です」とクレジットを入れた上で簡単な動画を入れてWEB招待状を送ったら好評でした◎

サービスはDEARWeddingDayBiluceを比較して、最終的にはWeddingDayを使いました。

DEARがデザイン可愛くて導入したかったけど、招待状そんな見られてないと思うしお金かけたくない・Biluceはデジタルご祝儀断念でやめたって感じです。

デジタルご祝儀
最終的に費用面で断念したけど、デジタルご祝儀受取を導入したかった・・・。WEB招待状等でも前金制は取り入れられているけどどうしてもネックになるのが手数料。3~5%程度だとしても全体のご祝儀金額を考えるとどうしても気になるのと式場への支払いタイミング的にキャッシュ用意が難しかったことや受取管理のことを考えて断念しました。

結婚指輪って要る?
私たちは協議の上で結婚指輪を用意しなかった(あんまりアクセサリー付けないのとこだわりがないから)

脱DIY
紙切る以外の作業はせずプロに頼むもしくは出来物を買う!苦労して作っても出席者は主役に夢中なのであんまり見てないと思うし、面倒だったから。
紙ものは大好きなNEXTWEEKENDのものを。

プロフィールカードとメッセージカードの廃止
手書きのメッセージカードって毎回とっておくか迷うし、よくあるプロフィールも要らない。どうせだったらスマホ完結させたい!とWEBページを作成。写真たっぷりで等身大の私たちを伝えられた気がする。

席次表やメニュー、二次会までのあいだに使えそうなカフェや飲み屋を共有したGooglemap、プロフィールと出会いから今までをアルバム形式で紹介。

みんなへのメッセージもまとめて、他の友達への想いも見てもらえるように。

ケーキカットはもう飽きた
新郎が一生食べ物に困らせないと誓い、新婦が一生美味しいご飯を作ると誓う。これもお互いが稼ぎふたりで食べていくという私たちの考えに沿っていないため廃止!代わりに私たちの大切な人がひとつのコミュニティになればいいなという想いを込めて、同じ釜の飯を食う!ということでおひつご飯を振舞いました。
これはIWAIさんに見学に行った時に感動して是非取り入れたいと思ったものでした。

二次会幹事はプロにお任せ
これもやって良かった!友達の結婚式二次会で死ぬほど時間と労力を使ったので同じことを任せるのは気が引ける・・・と思い、プロに委託。楽だしプロ司会の人が盛り上げてくれるし黒字で終われた◎
私たちは二次会エンジェルさんにお願いしました。

過程を見せたInstagramアカウント

コミュニケーションの中で過程を見せて巻き込んでいく手法は最近非常に一般的だけれど「それは結婚式にも言えるかも」と気づいたのは、友人が苦労して作ったウェルカムボードの途中経過を見せて貰っていたから当日見るのが楽しみな自分がいたから。結婚式をどんな想いでどんな風に少しずつ作り上げていくのかを参列者に見て欲しいと思って専用アカウントで準備風景を少しずつ更新。

結果、決まってないアクセサリーを一緒に選んで貰ったりお花の相談に乗ってもらったり、友達のサポートも受けられて一石二鳥!当日まで全て秘密な結婚式はもうそろそろ終わりなんじゃないかな。

もう一度やるなら、コンシェルジュが欲しい

もう二度と結婚式はやらないと思うけど、もしやるならふたりに付いてくれる「weddingコンシェルジュ」のような存在が欲しい。世界観を伝えてそのためのイメージ図を共有してくれて備品や装飾提案や発注をしてくれる人(笑)

そのぐらい働きながらの結婚式準備は大変だったな~~~。

でも、やって良かったのは本当で、自分たちの大好きな人達がひとつの会場に集まっていることの喜びはオンラインじゃ決して体験出来ない価値のひとつだと思う。やって良かったし本当に幸せでした。が、二度とやりません(笑)

あっという間に4,000字以上になってしまった。そんな結婚式備忘録でした。

サポートいただきましたら、次のより良い発信のための書籍の費用にさせていただきます!