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結婚したあとに組織の中で自分のキャリアを貫く

来年から部署が変わる。私は就職活動の時から「会社に依存しないビジネスパーソンになる」ことをずっと考えてきた。入社して6年、今の部署に所属して5年が経ち、出来る事が増えて新しいチャレンジが徐々に減ってきた。

「このままだと今の部署でしか使えない人材になる」という危機感を募らせ、結婚を機にキャリアを見直した。転職も考えたけど、労働条件や働く人たちの魅力とストレスフリーな職場環境をふまえ、今の職場で新しいチャレンジをすることに決めた。

今の部署は会社の中で一番成績が良く、規模も大きい。規模拡大・売上どちらにも貢献してきた自負があるし、その分評価もされてきた。だけど、今の事業が潰れても再現性のあるスキルがついているのか?と問われた時にやっぱりまだ経験が足りない気がしたので、自ら部署異動を願い出た。

人事発表が部署内にされた後、チームの後輩の子と飲みに行った時に言われた一言が自分にとってはすごく衝撃だった。

「結婚されたから、産休育休のしやすい部署に移るってことですか?」

別の機会に同じチームの先輩には、こうも言われた。

「今後の産休育休とか考えた時に、今のマネジメントのポジションよりもプレイヤーの方が調整きくし外れても他にカバー出来る人いるからいいじゃん?」

え・・・・・・・????
わたし確かに結婚したし子供はいつかは欲しいけど、すぐ産休育休入る気なんて全くないよ・・・むしろ自分のキャリアアップの事しか頭に無いし楽な部署に行きたいみたいな気持ち全くないよ・・・?!

今の会社は非常に働きやすく本当に優しいし、プライベートでも仲が良いメンバーも多い。意地悪で上記のようなことを言われているわけではないってことは分かってる。

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入社1年目の社員旅行。上司も先輩も後輩も嫌な人が1人もいなくて超ストレスフル。今の直属の上司は本当に尊敬していて第2の父親だと思える。

もちろん結婚してすぐ子供が欲しい女性もいるし、先に子供が出来てから結婚するケースもあるしそれは本当に素敵なことだと思う。ただ、全員すぐに子供を産みたいわけではない。結婚した女性のキャリアって選択肢があるようでない気がするのだ。

組織の中にいると、環境が整っていないことが原因なだけでなく、周りの不要な善意によってキャリアアップしたい女性の意志が反映されない状況に置かれてしまう可能性があるということに気が付いた。

その原因は、単に事例が不足していることや「女性は結婚したら産休育休を取るだろうから、配慮してあげなければ」という固定概念が前提の善意が多いのだろう。そもそも組織に所属していると何かしら役割を与えられているから意識しないと自分のキャリアについて見直す機会が少ないのから、意思表明する場がないのかも

色々あるけれど、これからの時代は個人が働き方を自分で選び取っていく時代。「女性のロールモデル」だって多種多様になるから設定出来なくなってくる。

それでも、結婚を選びたい人もいると思う。

自分が結婚したからか、徐々に「夫婦」「子育て」みたいなワードが気になるようになってきた。定期的に読み直したい田中怜さんの備忘録。

結婚したけど、自分のキャリアだって諦めたくない。

どうやったら解決出来るかっていうことが明確じゃないんだけれど、違和感を感じたのでメモを残しておこうと思う。

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