【交流分析の基礎知識③】ストロークとディスカウント
参考資料「セラピューティックTA」ふくちみずほ著
ストロークとは
「人の存在や価値を認める言動や働きかけ」のことを、交流分析では「ストローク」といいます。
ストロークには次の二種類があります。どちらも人が生きていく上で必要な刺激です。
ディスカウントとは
「人の存在や価値を否定する言動や働きかけ」のことを、交流分析では「ディスカウント」といいます。「ディスカウント」は人に与えてはいけない刺激です。
「プラスのストローク」の例
「プラスのストローク」には以下のようなものがあります。人が生きていく上で必要な刺激です。
「マイナスのストローク」の例
「マイナスのストローク」には以下のようなものがあります。人が生きていく上で必要な刺激です。
「ディスカウント」の例
以下のようなものは「ディスカウント」に当たります。人に与えてはいけない刺激です。
「マイナスのストローク」のしかた
「マイナスのストローク(否定的ストローク)」は人にとって必要な刺激です。しかし「マイナスのストローク」だけを相手に渡すと、相手が受け取りにくいこともあります。そこで、以下のような3ステップで渡す方法があります。
マイナスのストロークの前後にプラスのストロークを付け加えています。この方法はサンドイッチを手渡すときに似ています。マイナスのストロークがサンドイッチの具にあたり、プラスのストロークがパンにあたります。
具だけを手渡すと相手は受け取りにくいですよね。渡しにくいもの(マイナスのストローク)は、相手が受け取りやすいもの(プラスのストローク)ではさんで渡してあげると良いのです。
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