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夫の給料日に思う事


夫婦共働きでも妻の育児比率が高いことに不満

私は2人の子どもを授かり今までに感じたことのない愛を感じるようになりました
いつ死んでもいいと思っていた自分が
絶対死にたくない
そう感じるようになったのも子どもが生まれてから

そして子どもとの貴重な今しかない時間を
どーーしても一緒に過ごしたい&経済的理由で子どもも自分もやりたい事を我慢しない家庭にしたい
そう感じてどうすればいいかを考えた時に「起業しよう!」そう覚悟しました

ただ起業の道のりはとても大変で
当時0歳と1歳の子どもの面倒をみながら取れる時間は限られていて
もっと時間があれば!!!
と思ったりもしたことがありました

ただ時間は24時間
時間を増えればいいのにと嘆いていても24時間が25時間に増えることはありません
じゃあどうすればよいのか
24時間の中で自分が無意識にしている不必要な時間を手放すことが必要だと考えたわけです

そうした時に起業を決意した2人目の育休中6か月目、
まずは自分がどんなことに時間を費やしているかを見直すと
ダラダラスマホがとにかく多いのなんの!!!
そして家事。

育児をしていると思っていたけれど
育児の時間と同じくらいダラダラとスマホも見ていました

成功している人は成果が出る時間の使い方をしている
私も成果が出る時間の使い方をしようと無駄な時間を手放したことで起業しようと意気込んで半年ほどでファーストキャッシュを得ることができました

そんな中夫婦共働きであるにもかかわらず
夫はいつも
「仕事が疲れた。本当に疲れる。もうやめたい」
なんてほぼ毎日返ってくると言うんです

そこで思うのが
「あなた子どもが生まれてからも夜は一人で好きなユーチューブを見て好きな時間・好きなだけ寝れて、家に帰って来てからは全然動きもしない。子どもの世話もほとんどしないし、家事も全くしない。寝かしつけだってしないし今までの生活となんら変わらないあなたが疲れたなんて言うのはおかしくない?!」
そう感じていました

しかも疲れた・はぁー・しんどい
のオンパレードで
聞いてるこっちもより疲労感が増すんですよ

脳科学を学んでわかったのが
脳は主語を理解できないので
耳に入ってくる言葉はすべて自分の事として捉えちゃう特性があると聞いてなるほどなと思いましたね

そして私自身、幼少期には父も母も仕事から帰ってきて「疲れた」なんて言葉はほとんど聞いたことが無くて学生ながらに「私は学校に行きたくないけどお母さんやお父さんはお仕事毎日行っててすごいなあ」なんて思っていたのもなんとなく思い出しました(笑)

と、話は逸れたけど
SNSとか見ていると夫婦共働きが多い中、妻は育児・家事・夫の面倒・自分の事などでやること多すぎると感じていました

そりゃ、「なんで私ばっかり」なんて不満が出て当たり前だよね

なぜ妻にばかり負担がかかるのか

なぜ妻にばかり負担がかかるのか
私なりに脳科学や心理学を学んだ頭で考えてみました
当てはまるなあと思ったり、いや違うだろと思ったらぜひコメントしていってください

理由1

以前のブログでもお話しましたが

私がなんとかしなければならないと常に思っている
これが意味するのは私=家庭のヒーローであること
そして夫に対して何もできない人=可哀そうな人
と夫を信じていない自分がいる

このDDTという三角形が作り出されると
夫が出来ない理由を脳が勝手に探してくれる
という現象が起きてくる
(今回の話では義母と義父の加害者については無視してください)

つまり、夫が「実は小さいかもしれないけれど何度も家事を手伝ってくれている」という事実があるにも関わらず
「今回1回だけでいつもは全然してくれない
「義両親の前だけで育児をしている風をみせて普段は何もしないくせに
みたいに「夫が出来ない理由」をとにかく無意識に探し出してしまう

うわー恐ろしや!!!ですよね

そしてこの現象が起きると
相手がしてくれていることに対して全然見向きもせず、出来ていない時の事ばかり指摘したくなる自分

そうすると夫側も
「自分なりに色々とやっているのにグチグチ文句ばかり言われるならもうやらない。やったって感謝されないし、文句言われるなんて気分悪いわ」
みたいな感情になっちゃう

伝わるかな?

夫婦関係は【会社】だというある人の言葉を借りて別の例を挙げると

誰よりもたくさんの仕事をこなしているはずなのに「お前はこれも出来てない、あれも出来てない」なんて指摘されたらやる気をそがれたりしますよね

その現象が夫婦間で起きてしまっている
ということかなと

理由2

そもそも
夫婦としてどう在りたいか
ということが明確ではない

私は「自分みたいな人の事をこんなにも好きでいてくれる人なんてこの先いないかもしれないし、早く子どもも欲しいし、これを逃したら一生結婚出来ないかもしれない」
という理由で結婚しました
この人とこんな理想の夫婦になりたい!
みたいなのは全然考えてなかったんですよね

むしろイメージしていたのは
子どもと私で楽しそうにしている風景
つまり夫はそこに大きく存在していなかった
それが数週間前の私だったなあと
思い描いた夫婦関係が現実になっていたんだと
なんだかおもしろくなりました(笑)

ちなみに夫婦というのは
モデリング先が自分の両親

になってくるんです

そうすると父親とはこういうもの、母親とはこういうもの
みたいな価値観が幼少期から出来上がってきて
それを夫と自分の父親と比べてしまう

夫から「俺の母親の味に近づけるために料理教えてもらったら?」
なんて言われるとめっちゃイラっとしません?
それなら母親と結婚しろよ
みたいに思ってしまう私(言われたことはないんですけどね・・・笑)

それと同じで無意識に夫とはこういうもの!
みたいなイメージがあって
私は本当に人に言われるまで気が付かないくらい
父親とは
・働きに出るのが当たり前で給料はすべて家庭に入れるもの
・弱音も吐かず口数が少ないもの
・言葉は少なくても行動できるもの
・小遣いなんて無いのが当たり前
・無駄遣いはしない

みたいなことを価値観として持っていました

この価値観から外れる夫はダメな人認定
【比べる】って相手にとってとても失礼だし
価値観は人それぞれ
私は曇った眼鏡で夫の事をみていました

もし夫の行動があり得ない!
と思うことがあった時に
なぜそう思ったのかを深く自分に問いをかけていくと誰かと比べていたり、自分の大切にしているかもしれない価値観が出てきたりするんです

そこで自分たち夫婦としてはどう在りたいか
夫とすでに不仲であるならば
夫婦で話し合ってすり合わせるのはきっと難しいので
自分の理想の夫婦はどんな状態か
そこを明確にしていく必要があるのかなと。

自分(妻)にばかり負担がかかっているという夫婦関係が理想の人なんていないはず!(だよね?)
まあ亭主関白な人が男らしくて好き!っていう人もいると思うのでそこは人それぞれだけれど
そもそも夫婦としてどう在りたいかを明確にできてなければ打つ手も考えられないということ
それが妻にばかり負担がかかっている理由でもあるかなと感じております

理由3

結婚のイメージが出来上がっていること

理由2と少し被る部分があるんですが
世の中のイメージってありません?

それこそ夫の育休が取れるようになった昨今
私の周りにも夫が育休をとる人がいましたが
「子どもの事は奥さんに任せてちゃんと仕事しろ」
みたいに言われる父親
父親として育児参加したいのにまだまだ環境が整っていない
この一言が意味するのは
夫は仕事、妻は育児みたいな勝手な分担

子どもを置いて妻だけが飲み会に参加したら
「子どもが可哀そう」
なんてコメントが出たり

夫が子どもを連れて公園に行っていると
「素敵な旦那さん」
なんて言われたり

私は別に子どもが可哀そうとも思わないし夫が育児をしていて賞賛される世の中であることにも不思議でたまらない

誰に言われたわけでもないのに
夫が稼いで、妻が育児・家事
母親なら子どもを常に見て当然

みたいな世のイメージってありません?

そうすることで育休を取って仕事をしていない妻が立場的に夫より下にいる状態
みたいな感じになったりする

そしてそのイメージから妻側も「自分は今働いていないから家事も育児もやっておかなきゃ」「子どもが出来たら母親として出かけられないのは仕方ない」みたいに諦めたり苦しくても自分でなんでもやろうと頑張ってしまったりする現象が起きちゃうのかなと

実際に私もそうで
別に誰に言われたわけでもないのに
世間のイメージに引っ張られて
私がやらなきゃ!みたいになって
自分で自分の首絞めて、
夫にも
「俺が稼いできてやってるのに!自分は家にいる癖に!」なんて言われたことも何度もありましたよ。

ただこの理由、実は夫が上の立場に自ら立ったわけではなくて、私自身が自ら夫より下の立場に降りて行ったというのが正しかったなあと今なら思います

給料を持って帰ってくるのは当たり前?

人と比べずに考えることが必要

給料を持って帰ってくるのは夫婦として当然
私はずーっとそう思っていましたが
今は本当にありがたいと感じています

ただ少し前までよくSNSをみては【モラハラ】について調べていて
「○万円でやりくりしろと家計に対して口うるさい」
みたいな投稿に対して
「まだマシですよ。うちは給料すらすべて自分の懐にいれる旦那です」
みたいなやり取りを見ては

それよりはマシか

と思ったり

「夫なんてただのATMだと思うしかない」
「お金を入れてくれれば他はもう望まない」
みたいな投稿に対して

そう思えばラクか!

と思ったり。

これは人と比べたり
答えを探している行為だったと
今ではわかります

【家族のお金として夫が給料を入れてくれる理由】
を考えた時に
「愛」だなあ
と感じることができました

愛だと感じた理由

パートナーシップ改善の実験を始めて26日目の今日
夫は給料日でした

夫のところは今時めずらしい現金支給です(笑)

今まで給料は家庭に入れて当たり前
だと思っていたので
持って帰って渡されたところで
「確かに受け取りました」
みたいな感じで全然感謝をしてなかった自分がいました
(私は育休前は夫より稼いでいて色々とお金のトラブルもあり父親として給料を入れるのは当たり前だと思っていたので感謝なんて言葉もでてきませんでした)

今回はしっかり肯定的な言葉で受け取るぞ
と決めていました
更に持って帰ってきた給料が
基本給の引き上げで先月より1万円ほどアップ!!

「今月も家族の為に頑張って働いてくれてありがとう!しかも昇給までして本当に毎日頑張ってくれとんやね!いつもありがとう!すごく助かります」

そうお伝えすると
めちゃくちゃ表情は口元がゆるんでいてお花が頭の周りに散っているくらいウキウキしていて

「ありがとう。ここまで上がったのもみのりのおかげ。こうやって評価されるとまた頑張ろうって思える。もっと頑張るからね」
と返事が返ってきました

夫は家族の為に、家族への愛を伝えるために
嫌な仕事も頑張って働いて稼いできてくれている
愛でしかない!!!
と感じた1日でした

そして肯定的な言葉からは肯定的な言葉を生む

と実感した26日目でしたね

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