見出し画像

イメチェン企画時のKAHOAIRIさん話

※当日の事を物語調で書いてます
KAHOAIRIさん達のセリフは緊張ではっきり覚えてないのでニュアンスです
私がキモオタ思考です🤢
誹謗中傷受け入れません。無理だと思う方はnoteをお閉じください。
YouTubeを先に見た方がより分かりやすいです。
1万8000文字超えてます(400字詰め原稿用紙46枚分相当)

それでも大丈夫だよ、という方はスクロールして、お読みください。

────────────

2月21日、YouTubeイメチェン企画のため、渋谷駅忠犬ハチ公前に11時頃集合。
夜行バスで6時頃に新宿駅に到着して、渋谷駅に移動。7時から開いたマクドナルドでモーニングセット、ワンセットのみで集合時間まで乗り切る。
姉に借りた小説(そうか、もう君はいないのか/城山三郎)が面白くて集中して読みながらも、夜行バスで寝れなさすぎて途中途中寝る。人間観察も中々面白い。

最初の2ページで読むことを決めた小説

30分前くらいに集合場所に移動。
ハチ公前は外国人観光客で列が出来ている。皆ハチ公と写真を撮っていた。
分かる、私も「うわ〜!すご〜い!テレビで見たとこだ!!!」ってなってるから(脳内で)
というか、推し(KAHOAIRIさん)に会えるという緊張で吐きそうすぎる…やり取りしていたメールと時間を何回も交互に見る。

11時を数分過ぎた頃、もう私の手は緊張で冷たくなりすぎて死んでいる。
すると、聞き覚えのある推しの声と共に、超絶美形が歩いてきた。これがKAHOさんとAIRIさん、MOEさん、MATSUさんである。
今まで見てきたYouTubeでは、多くて3人だったのに、何故か4人いる…
「え、全員いるんですか?」
ってアホみたいな質問をするくらいパニクった。

KAHOさんは顔綺麗すぎて日光が反射して更に爆イケで直視できないし、AIRIさんは田舎住みの私が見たことない綺麗な髪色してて「え、すご、これ本当に人間の髪の毛か??」って思う。
MOEさんはYouTubeで見てた前髪ありで顔面良すぎるし、MATSUさんはカメラ持ってめっちゃ真剣な顔してるし、「これがYouTubeか…」と思った。

「じゃあ、服見に行こっか!」
と言われて、推しに挟まれる。
KAHOAIRIオタクの私は
「ひょえ、顔がいい…お、推し…近い…死ぬ」
と脳内で暴れまくる。ポーカーフェイスは仕事柄慣れているため案外バレない。いや、おふたりの優しさで気づかない振りをしているだけかもしれない。

おふたりとも気さく過ぎて、仕事の話とか、いつ来たの?とかめっちゃ話してくれる。
AIRIさん「Twitter見てて、めっちゃ緊張してるって言ってたけどそんな事ないよね?」
私「いや、やばいほど緊張してます…」
AIRIさん「緊張しすぎて喋れない人はもっと喋れないから全然だよ!」
私「仕事で喋るのは鍛えまくったので💦」
KAHOさん「え!すご!流石じゃん!」
褒められて変な笑い方をする。推しからの急な褒めは心臓に悪い。

歩いてる所を真剣にカメラで撮影しているMATSUさん、皆さんに弄られている。
KAHOさん「今日のまつ、めっちゃマネージャーみたい😂」
私「え、いつもこんな感じじゃないんですか?」
KAHOさん「いつもマネージャーだけど、いつもよりマネージャー(笑)」
AIRIさん「靴変わったからじゃない?😂そんな靴持ってた?可愛い〜」
KAHOさん「その靴その色だけ?」
MATSUさん「他にも何色かあったよ、この色と、赤と…」
とめっちゃ普通のやり取りを聞く。YouTubeのVR特別映像見てるんか?ってなる

YouTubeで今まで見てきたGUに入る。
ここでも「見た事あるとこや…聖地巡礼🙏」ってなるキモオタ具合。
GUに入るカットをMATSUさんが撮っている。流石や…知ってるぞ、その画角。

入店してすぐ
AIRIさん「春物入ってる〜!可愛い〜。前来た時こんなのあったっけ〜?」とテンション高め。KAHOさんも「この服可愛い、欲しい〜」と服を物色。可愛すぎる🤦‍♀️
「普段着てる服の色は?」「靴のサイズは?」などを聞いてくださる。
AIRIさん「今日は着せ替え人形になってもらうからね〜」とあの綺麗な顔面で言われる。もう「はい、大丈夫です」としか言いようがない。
KAHOさん服を見ながら「今日はもうイメージ決まってるから、清楚系は見ませ〜ん!チャラい系で行きま〜す」と私が絶対着ないような系統の服を手に取っていく。
途中、MOEさんが絶対に着ないような赤色の服をKAHOさんが合わせて
「もえ、この色着てるイメージない」
AIRIさん「運動会の時の組み分けみたい🤣」と大爆笑。ファッションセンス皆無の私は「ビジュ良いから何色でも似合うだろ」と心の中で思う。(推しの会話尊い…😇)
その後、MATSUさんとMOEさんは知らぬ間にどこかへ言ってしまい、見当たらず、KAHOさんとAIRIさんは別々に服を探しに行くので、「どっち着いてく??」ってなって焦る。とりあえず、服をたくさん持っているKAHOさんの後ろを追いかけ回す。
度々、手に取る服を合わせてくれるが緊張しすぎて顔は逸らすし、ポーズも変でイエス・キリストみたいな感じになる。もう生きる屍である。
目の前でイチャつきが始まったりして、ニヤニヤが止まらん。必死に堪えるその顔も多分キモイ。
「あいり、そのズボンだとダボダボしすぎて、小さく見えちゃうじゃん!返してきて!」それでも持ってるAIRIさん。「あいり、それいらないって!返してきて!」とバブみがあるKAHOさん。もう尊すぎて拝みたい🙏

何着か手に持ち、試着室へ向かう。階段を降りる姿も私の方が上の段にいる時に見える頭頂部さえも尊い🤦‍♀️💓
試着室前でMOEさん、MATSUさんと合流する。靴を探しに行ってくださっていたようだ。すごく可愛い厚底のスニーカーを持っている。
靴も合わせて8着くらいを持っているため、1番広い試着室に案内される。
「じゃあ、とりあえず、これと、これ、中はこれを着てね」と服を渡される。
すごく丁寧にカーテンを閉めてくださるAIRIさん、「アパレル店員やってただろ」と思う手際の良さ。
「私なんかの着替えで推しを待たせてしまっている!!!」という焦りで超高速で着替える。
試着室のカーテンを開けるのがこんなに怖かったことはあるだろうか…
「着替えました…」とカーテンを開けるとビジュの良すぎる4人がいる。
AIRIさん「え〜!めっちゃ似合ってる!」後ろで頷くMOEさん、MATSUさん。
そして、すかさず服のチェックに入るKAHOさん。
「ポケットに手入れてくれる?」とチャラさマシマシで推しと共に鏡を見る。
「いや、顔綺麗すぎな??私、キモすぎる」と思う顔を必死に堪えて、服の微調整をして頂く。
AIRIさん「かほ、ポケットにすぐ手を入れさせるから」と笑っている。
私的にはサイズ感は合っているが、まず顔に似合わない服だな…と思っている。
4人は私の心配を他所にバックの刺繍が可愛い!と大興奮。ジャケット(?)もうワンサイズ大きくてもいいのでは?と提案がされ、
「まつ!これのMサイズ取ってきて!」とMATSUさんを走らせるおふたり。信頼関係が出来上がっててすごく良い。
そのコーデのまま靴を履く時も、すかさずAIRIさんが「その靴、左右紐で繋がってるから動く時気をつけてね」と声をかけてくださる。細部までこんなに気の利く人がいるのだろうか??
MATSUさんが服を取りに行っている間に、他の服に着替える。赤のパーカーに太めのジーンズ。コラボグッズなのか、バックプリントがデカデカとしてある。
フードのせいでキャラが隠れるらしく「せっかく可愛いアヒル隠れちゃう」と可愛いことを言うAIRIさん。
もう1着試着する話にもなっていたが、グレーのトレーナーに今履いてる太めのジーンズ。攻めてる感じがないので却下となった。
そうこうしてる内に1着目でいこう!と決まり、MATSUさんが戻ってくる頃にはその服は不要となった。
元の服に着替え、要らなかった服はAIRIさんが持って下さり、ゴミとなったフェイスカバーを手に取るとKAHOさんがすかさず手を出してきて、捨ててくださる。なんというプロ意識。マジで推してて良かったと思う。
アクセサリーは見に行ってみたものの、特にいい物が無かったらしく、私が持参したピアスを使うことが決定した。ネックレスはMOEさんがかっこいい物を付けていたので、写真の時のみ借りることになった。

会計をしにレジへ。KAHOさんとMATSUさんは他の服を返しに行ったか何かでいない。金額を見せないようにと、AIRIさんだけレジに向かい、私はMOEさんと待機。バチイケMOEさんと2人で待つという超絶緊張するシーン。とにかく顔がやばい、めっちゃかっこいい。何を話せばいいんだ…髪型めっちゃ好きです!か?いや、キモオタすぎる…SNS全部見てます!…いや、キモイ。と悩んでいると
MOEさん「朝早くから来てくださって、眠くないですか?」と超優しい一言。
私「今、アドレナリン出すぎて全然大丈夫です!」
MOEさん「じゃあ、終わったらどっと疲れが来るやつだ」と優しく笑う。「好き!!!!」感情爆発するのを必死に堪えていると、KAHOさんが戻ってくる。
3人で、外に出るとカメラを持った長身のイケメンがいる。
KAHOさんがその人を見るなり、話しかけに行く。こんなイケメンと知り合いなんか…すげぇな…と思っていると、話してる感じから前のサロンの先輩だと判明する。わちゃわちゃしているとAIRIさん、MATSUさんが戻ってくる。
KAHOさん「あ!あいり!あいり!!!」と超元気そうに声をかけて、AIRIさんが近寄る
AIRIさん「こんな所でファンの人に会ってんのかと思った😂」と爆笑している
KAHOさん「もえ!写真!写真撮って!!」
と興奮状態。すごい推せる👏
その雰囲気を見てるとおふたりの後輩感がすごくて、見たことない一面を見れて更に好感度が上がった。
その先輩さんもYouTube撮影だったようで、空気になって邪魔しないようにしていた私に
「そっちもYouTube撮影?ごめんね〜途中で邪魔しちゃって💦」と物腰柔らかく、高身長なのに圧迫感もない感じで声をかけて下さる。めっちゃ良い人。絶対良い人。

先輩方に別れを告げ、GUを後にする。
KAHOAIRIさん達は興奮冷めやらぬまま「前のサロンで一緒に働いてた先輩でね…!」という話を楽しくして下さる。その姿がめっちゃ可愛い🤦‍♀️
4人組で歩いてくる人の真ん中を突っ切ったり、信号のない道で車が出てくる交差点で堂々と歩ける感じ、東京の人やなぁと思った。
私は車の前通る時も人の真ん中通る時もペコペコする田舎民なので、都会にはすげぇ人がいるなと尊敬した。

タクシーを捕まえるため、大通りへ出る。KAHOAIRIさんはタクシーを捕まえる姿すらかっこよすぎて死ぬ😇
そして、唐突に「食べれないものある?嫌いなおにぎりの具とか」とAIRIさんに聞かれる。日差しの下でのAIRIさんはビジュ良すぎてやばい。
私「パクチーとかその辺くらいです…」と言うとAIRIさん「新しい苦い草系とかね!私も嫌い」と面白い返答が来た。
そして、私は違和感に気づく。今いる人数は5人。タクシーは多くとも乗車人数は運転手合わせ5人。ん?1人乗れなくね?と…言うべきか?いや、田舎住みはタクシー1回しか乗ったことないから分からん。6人乗れるんかもしれん…と迷っていると
4人のうち誰かが(多分MOEさん)「タクシー5人乗れなくないですか?」と言った。
KAHOさん「あれ!ほんとだ!今までどうしてたんだっけ。」
AIRIさん「今まで全員いなかったんじゃない?もえかまつのどっちかだったと思う。誰か歩いてくる??🤣」
MOEさん「大きめの車だったら全員乗れますけどね…」
KAHOさん「大きい車のタクシー当てるの難しくない?(笑)」
AIRIさん「個人営業のタクシーなら大きいのあるよね」
わちゃわちゃと話し…私は歩いて向かうなら私だけ歩く心づもりをする。
KAHOさん「電車で行こっか!」
AIRIさん「電車でも大丈夫?」
私「大丈夫です!」
誰かを歩かせるなんていう選択は選ばず、自然と電車に乗る流れになり、地下鉄?へ向かった。(奈良県は地下鉄ないし、あんなに路線ないのでマジで分かりません…4人で○○線の…とかの話してましたが、意味不明でした🫠そのため何言ってたか覚えてません。)

入り組んだ通路を通り、KAHOさんの左横、AIRIさんの前を歩く。
まあ何せ道が分からないので必死に着いていく。
KAHOさんの左横を歩いていたため、左に曲がる所を曲がらず突っ切ろうとして、「ごめんごめん、こっち」とKAHOさんに接触してしまう。
ファンとしては接触してしまったので、土下座ものである。あの瞬間は死んだ。心臓がどっか行った。
「あ、わ、わぁ、すみません」と変な謝り方をした。めちゃくちゃイケてる匂いがした。尊すぎて死んだ。
電車に乗ると座る場所はなく、車内は乗車率50%という感じ。私はいつもの癖でとりあえず、入口付近の邪魔にならない端に寄る。
気がつけば、推しも含み、半円が出来ている。
え、私もKAHOAIRIさんの仲間??みたいなサークル感がある。電車乗ってる推しは生活感があってとても良い🙆‍♀️
チャンネル登録者伸び悩んでてね〜🥺なんて話を聞いて、こんなすごい人達でも悩むことあるんやと人間味を感じた。

KAHOさん「ここで降りま〜す」
と伝えて下さり、全員で電車を降りる。KAHOさんが前、私、AIRIさん、MOEさん、MATSUさんの順でエスカレーターに乗る。
KAHOさん「勤務先が病院だから派手な色に出来ないって言ってたけど、指定で何色まで、何番とかある?」
とエスカレーターの照明も相まって後光が差しているKAHOさんに聞かれる。
私「一応、7番までです。」
KAHOさん「あー…結構厳しめか…」
少し渋い顔をして、何か考えた後、
KAHOさん「じゃあ、今回はカラーなしで行こうか」
と方針がある程度決まったようだ。

JHCAの色見本
度々院内で身だしなみチェックが行われ、特に髪色は厳しめである。


沈黙する合間もなく、続けて話す。
AIRIさん「中性的な感じに憧れるって言ってて、かほとか田中さんみたいなって書いてあったけど、その2人って系統違うのね?かほみたいなメイクする感じとかはどう?」と顔面国宝級イケメンのKAHOさんに見下ろされながらAIRIさんと話す。
私「あ、良いと思います。仕事はメイクしないですけど、オフの時とかはしようと思ってるので」
AIRIさん「そうなのね、田中さんはまじで何もしないからね」
私「顔も洗わないですからね😂」
と談笑する。

駅から出ると少し歩く。
AIRIさん「音楽活動って何するの?」
と応募理由のことについて聞いてくださる。
私「音楽の多様性を考えたいと思っていて…」
KAHOさん「音楽の多様性ってどんな?」
私「性の多様性がある様に、音楽にも多様性があって…」と話し始めると急にKAHOさんが話を止めに入る。
KAHOさん「深そうな話になるから、撮影の時に初見で聞きたい!今はやめとこ!」となり、口を噤んだ。
(私の考える音楽の多様性についてはまた別のnoteで上げます)

暫く歩くと、地上から少し階段を降りたところにあるファミリーマートに寄るとKAHOさんが「もえ着いてきて〜」と言って、MOEさんが着いていき別行動になる。
都会はもう建物立てる場所ないから、もう上に上にか、下に下に建物作るんやなぁ…田舎では見たことないコンビニやな…と思う。
AIRIさん「みのりさんは私たちと一緒に先にサロン行きましょう!」とAIRIさんの後をついて行く。
サロンに近づく道で「ここYouTubeで見た事ある風景だな…聖地巡礼🙏」と脳内で拝む。
三階にあるサロンに階段で上がる。AIRIさんがドアを開けて下さる。
AIRIさん「みのりさんって、GUの時もそうだけど階段上がっても全然息上がらないね、すごい」と体力を褒めてくださる。
私「これくらいやったら、慣れてるんで大丈夫です」と返答。面白みに欠ける人間である。病院務めのため、毎日1万5000歩近くは歩き、基本下りは階段を使用するためあれくらいの階段は余裕なのである。
AIRIさん「私がおばちゃんなのかな」と呟かられる。こんな綺麗なおばちゃんいてたまるもんか!(脳内ツッコミ)

サロンの中へ入るとロッカーに荷物を入れておくよう指示される。コンタクトと持参したアクセサリー、携帯だけ出して他のものはロッカーに仕舞う。ロッカーの形もオシャレすぎて田舎民は「?」しか出ない。
ロッカーに荷物を入れていると、AIRIさんが柱の影から顔をのぞかせて、「今のうちにトイレとか行っとく〜?」と聞いて下さり、場所を案内していただく。用を足してから、トイレ前に説明されていた場所に座って待っている。
そうそう、携帯の充電が減ってきているので、予備バッテリーで充電し始める。携帯の待ち受けはKAHOAIRIさんである。推しと共にいる、推しの空間、危険すぎる。

推しのサロン来た、推し尊いやばい、などの発狂LINEを家族に送りながらしばらく待っていると、コンビニに行っていたKAHOさんMOEさんが戻ってくる。
KAHOさん「これ食べてね」とおにぎりとサンドイッチ、お茶を渡してくださる。

この3つ。めっちゃ美味しかった😋
これ読んでる方も是非、食べながらどうぞ🙌


私「え、あ、すみません、ありがとうございます」と受け取る。正直緊張でこの量でさえ食べれるか不安である。
MATSUさんが「YouTube撮影、○○分から始めます。それまで食べてゆっくりしててください」と伝え、私を残し、他の4人はスタッフルームに行かれる。
推しに食事シーン見られんくて良かった…と安心しながら頂いた物を食べる。コンビニにほぼ行かないため、すごく懐かしく思う。
私が食べ終わって少ししたくらいに全員戻ってこられる。
AIRIさん「良かった!全部食べてる!」とペットに餌あげた時みたいな言い方をしている。そういう所がAIRIさんらしくてとても良い。
MATSUさんはそれを確認し、素早くゴミの処理をしてくださった。
ご飯のお礼を伝え、YouTube撮影が始まる。

まずは、サムネになるであろうbeforeの動画写真撮影。髪の毛を括ったものと、解いたものと4パターンずつ撮る。
撮られ慣れしなさすぎてどこを見ていいのか分からなくなる。
間違いなく目がキョドっている。YouTube大丈夫そうか?と心配になる。でも、ここまで来たからには覚悟を決めるしかない。
MATSUさんの「はい」という声とともに90度ずつ動く。YouTubeこうやって撮ってたんや…と感心する。
ある程度撮り終わり、椅子に座り、YouTube用のカメラの画角、TikTok、ショート動画用のカメラをセットしている姿を眺める。

KAHOさんが大まかな流れを説明して下さる。
KAHOさん「まず、ちーちーで挨拶するので、その後に挨拶お願いします。簡単な自己紹介して貰ってから、髪のヒアリング、どうなりたいか、どうしたいか、何が嫌かとか。応募理由は沢山あるから、施術進めながら聞きますね。」
この声掛け、話し方にプロ意識を感じる。仕事モードって感じがカッコよすぎる。隣で静かに聞いて頷いてるAIRIさんも可愛い。
カメラが回っているのを確認して、おふたりの息の吸う音、完全に仕事モードに入ったスイッチの音がしたと同時に
「ちーちー!」撮影が始まった。
もうYouTubeの挨拶なんて動画で何回も聞いたが、生はやばい、この空間に推しがいるっていう感覚が凄い。めっちゃニヤニヤしてしまう。声がいい…🤦‍♀️
私「お願いします!」それどころではない。(YouTube動画での「ちーちー!」の所で私の口が一瞬動いてるのはニヤけるのを抑えるためです)

ここからはYouTubeの通りに話が進んでいく。
動画になかった内容だけ深堀していこうと思う。

ちーちーの挨拶が終わったあと、AIRIさんが「歯めっちゃ白いね!」なんて褒めてくださる。
私「矯正してて…」と聞かれたことと少し違う事を答える。
AIRIさん「そうなの?今何かつけてる?」
私「インビザラインっていうマウスピースタイプの矯正器具付けてます」
KAHOさん「え、今も?全然何も見えない!それ私もしたいんだよね」
なんて美容意識の高いおふたりが仰られる。しなくても十分お綺麗ですよ🫶

ケープを巻く際、
KAHOさん「まつ!素材用にこのバサってするやつ撮っとく??」と提案して、KAHOさんのかっこいい、ケープを広げるシーンの撮影が行われる。YouTubeの一コマ一コマ、大切にこだわって作られているのがよく分かる。

まず、ヘアドネーションするために髪を4本に束ねる。
KAHOさん「もえ、ヘアドネーション用のゴム4本取って。そっちお願いしていい?耳たぶから指一本分あけて括って」
と的確に指示を出し、くくっていく。後ろは刈り上げる予定のため、ギリギリでくくられる。
KAHOさん「せっかくなんで、自分で切ってみる?」と普段使っておられる美容師用のハサミを手渡される。持ち方を説明しようとして下さるKAHOさん
「ここに指入れて、こことここに…ん…?え、普段どうやって持ってるんだっけ?説明するってなると分からなくなった😂」とMOEさんに別のハサミを渡してもらい、確認しながら再度教えてもらう。
正確に指をハサミの穴に入れると美容師らしい手の形になる。「おぉっ…」と感動していると、小指の居場所がなかったためか、MOEさんが後ろから「小指ここにかけたらいいよ」と教えてくださる。更に持ちやすくなった。
そして、左側の結ばれた髪を切り落とす。これで、伸ばしてきた3年4ヶ月の髪とはおさらばである。
客観的に見る自分の髪の毛は長すぎて気持ちが悪い。そう言えば3年前も同じ気持ちになった気がする。
残りの髪はKAHOさんが切って下さり、最後に全て持ってお別れする。(今までありがとう。面白い3年やったぞ。)

1度パッツンになり、超絶ダサくなる。横に残っている触覚も違和感しかない。それを容赦なくKAHOさんが切り落とすと、
AIRIさん「え!触覚切っちゃったの!?残しておいたら面白かったのに〜」と何故か残念がっている。そんな姿も可愛い。

KAHOさん「よし!じゃあ、もう早速入れていきまーす」と言って、バリカンが入り、一瞬にしてツーブロックになる。
バリカンのモーター音をこんな間近で聞いたのは初めてである。9mm、6mmで入れるために手際よく刃を変えながら施術を進めるKAHOさんが本当にかっこいい。
あっという間に刈上り、前髪を作っていく。画角内で椅子に座り、応募理由を見ながらAIRIさんが話しかけて下さる。
メガネを外しているためあまりしっかり見えない。そのボヤっとした感じのおかげで目も合わないし、カメラも見えないので緊張しなくなった。もちろんKAHOAIRIさんのアイスブレイクのおかげもある。
AIRIさん「コンタクト、もしかしてこの日のために準備してくれた?」
私「え、はい。そうです、イメチェンのためだけにコンタクトセンター行きました」
KAHOさん「え、ほんと?ありがとう」
なんて言ってくださる。メールでイメチェン企画に応募して当選した時、zoomで打ち合わせをしていて、可能であればコンタクトを、という話だったので、チャレンジした事も検討した事もないコンタクトを、KAHOAIRIさん達のために爆速で用意したのである。
私「コンタクトセンターって付け外しの練習させてくれるんですけど、8年ぶり?くらいに自分のメガネない顔をしっかり見た時、キモすぎて受け入れられなくて、仕事の時伊達メガネかけてたくらいなんで、今もめっちゃ不安です」
と口にすると
KAHOさん「分かる、私も初めてコンタクトした時、自分の顔すっごい嫌でメガネかけてた。メガネ好きだから良いんだけどね」
と話してくださった。あの顔面国宝級のKAHOさんでもそんなこと思う時期あったのか…なんて思う。私がKAHOさんの顔だったら、色んな女の子落としに街へ繰り出している所だ。それくらい顔がいい。

急にKAHOさんからタオルが渡される。
私「?」タオルを手に取ると
KAHOさん「顔についてる髪払える?このタオルでバサバサっと」
と言われて、タオルで顔を軽くはたく。鏡を見るが、視力が悪すぎて何も見えない。顔のどこに髪がついているのか…
KAHOさん「あ、そうだ、目悪いんだったね、私がやるね」
と言って、タオルを預かって取ってくださる。顔が近い、イケメンすぎる…🤦‍♀️肌ツヤがいい…
KAHOさんのことをじっと眺めていた…(キモい)

ある程度髪型が完成すると、
KAHOさん「本来はこの時点で後ろ見せるんだけど、今回は見せませーん!普通の美容師はしないけどね、めっちゃいい感じになってるよ!」
と鏡越しに目を合わせながら言っている。
KAHOさん「では、もえにシャンプーしてもらいます!モエシャンで!」
AIRIさん「最近、モエシャンってよく言うけど、面白くないよ〜」
と欠かさずツッコミを入れる。
推しに頭を洗ってもらうなんて何て豪華な日なんだろう。
洗ってもらいながら、職場で洗髪をする時に役立てれるか考える。やはりプロは違う…美容師さんの洗い方も参考にしようと思う。
シャンプーが終わり、起き上がると、切った髪の毛をAIRIさんがホウキで片付けてくださっている。手際がいい。たまに幼稚園みたいになってしまうAIRIさんはどこへやら…

元の席に戻ると、次はパーマを作るそうで、KAHOさんとMOEさんで施術を進める。一方で画角外でAIRIさんが話す。
付け終わった後ぐらいに、
KAHOさん「あ!カメラ切れてる…え、いつからだろ…撮れてたのかな」
とハプニング発生。TikTok、YouTube short用に撮影していたスマホは動いている。
KAHOさん「ここだけ縦画面で使おうか…?横だったのに、縦になったら見づらいよね…カメラデータいっぱいみたい」
AIRIさん「縦画面になるんだったら、画角半分余るからあいちゃんその半分で踊っとくよ!見た感じ撮れてないの最後の5分くらいだし、5分間あいちゃんのダンスで乗り切ろ!」
重大なハプニングが起きているにも関わらず、面白いことを言ってくるAIRIさん流石でしかないし、画角半分で踊るAIRIさんも見てみたい。
keuzesのスーツの話をする。
私の高校はスポーツに特化した学校で(私は箏曲部に入るために入学)偏差値も38と低め、女子はスリーピースタイプの制服であった。男子は学ラン。ネクタイは未だに舞台で使ったりしていて、きっと、奈良県民の方ならスポーツに特化した学校と聞いたら思い浮かぶのは1つだろう。そう、その高校である。
KAHOAIRIさんが言っていた、ボンボンでは全く持ってない🙅‍♀️

左上スリーピース、右上ベスト(合服)
左下ネクタイ(ネクタイだけの着方は校則上出来ない)、右下夏服


オーダーメイドのスーツはジャケットとパンツをベージュ系に、ベストをチョコレート色系にしようと思っている。両方ともイエベ春の私に似合う色だと、教えてもらった✌️千鳥格子柄が好きなのでスーツの裏地か、ベストに入れようかと悩み中…
完成したら必ず、KAHOAIRIさんに見せたいと思う。そして、そのスーツを着て、楽器達と写真を撮ってアイコンにするのだ。

……話が逸れたので、戻す。
パーマをしっかり付けるために温め始める。その間にAIRIさんがメイクをして下さる。
AIRIさん「一重良いよね〜、二重になりたいとかある?」
私「ありますね。二重整形とか気になってます」
AIRIさん「私はないものねだりだけど、一重良いな〜って思うんだよね」
とあんなにしっかりしたくっきり二重のAIRIさんが言っている。
KAHOさん「お客さんでも二重整形するならどこがいいですか?とかよく相談される。」
AIRIさん「整形する場所でオススメの先生変わるし、そこが得意なクリニックとか変わるからね〜」
KAHOさん「お客さんで整形気になってる人いるなら、全部私たちに相談して欲しい!」
MOEさん「整形相談室するんですか(笑)」
お客さんの全てに携わろうとしているKAHOAIRIさんに尊敬すら覚える。
メイクも少しずつ進んでいく。すると、モバイルバッテリーで充電している私の携帯を指さす。
KAHOさん「携帯の充電さ、このバッテリーなくなったら、もう終わりだよね?大丈夫?」
私「大丈夫ですよ、この後友達の家に泊まるのでそこまで持てば何とかなります」
KAHOさん「でも、そこまでが大変じゃん!充電器持ってるから貸してあげるよ!」
とスタッフルームまで充電器を取りに行ってくださる。なんという優しさ。一生推す。
戻ってきたKAHOさん、私の携帯に充電器を刺してくださる。
KAHOさん「あ、ごめん、待受画面見ちゃった。私たちにしてくれてるんだね、ありがとう💕︎」
なんて言われる。尊い。YouTube撮影のために気合を入れようとKAHOAIRIさんを待ち受けにしておいて良かったと心から思う。

こちらが待ち受け画面。最強に盛れている

すると、KAHOさんは私の後ろに下がる。
KAHOさん「今日何か目、見えずらいんだよね…」
と片目を交互に隠しながら鏡を見る。
AIRIさん「みのりさんで視力検査しないで!😂」
こんな顔のやつ見とったら目腐りますよ…すみません…ってなる…推しは視力検査してる顔もイケメンすぎか?国宝級じゃん。一生イケメンでいてくれ🙏

AIRIさん「目、切れ長だね、めっちゃいい!」
とメイクしながら褒めてくださる。
私「いやいや、そんな事ないですよ…自分の目、雌雄眼で嫌なんですよね…」
AIRIさん「しゆうがん…?」
私「左右の目の大きさと高さ違うくて、片方奥二重でバランス悪いんで嫌なんです。両方とも良い大きさやったら良かったんですけどね…」
いつの間にか私の隣に来て、鏡で肌を確認してるKAHOさん、じっと鏡越しに私と目を合わせて
KAHOさん「……??…そうかな?そうには見えないけど」と柔らかく笑う。
推しと目を合わせるのは心臓に悪い!!!殺す気か!!このリアコ製造機め!!とまたもや脳内で暴れる。絶対にニヤニヤしてた…🤦‍♀️キモかった…すみません…
ちなみに鼻も高くていいね!なんて褒めてくださってます。KAHOAIRIさんの美容室に行ったら髪切って、気合いも入るし、褒めてもらって自己肯定感上がるし、推しに会えるし最高です(そういう内容のnoteはまた別日に長文で上げます)

後半になってくると、皆疲れてきたのか会話が減る。何か話さねば!と思い、1月頃にあった大寒波の話をした。
私はその大寒波の日、仕事終わりに家に帰れなくなり、一人ぼっちでラブホに泊まったのである。その話をすると、急に
AIRIさん「最近のラブホってウォータースライダーとか付いてるのあるよね!行ってみたい!」なんて会話が始まる。
MATSUさんの思いがけない暴露話もあり、
KAHOさん「え〜!まつのそういう話聞きたくな〜い」と言っている。
やはり、こういう話は盛り上がるんやなと心の中で思う。あとこのダラダラした空気感凄くいい。YouTube通りで安心する。仕事モードも皆さんはかっこよすぎて心臓によくないので、これくらいがオタクには丁度いい。

KAHOさん「今日はめっちゃ深い話聞きすぎて、恋バナするの忘れてた」
AIRIさん「あ、ほんとだ」
嬉しいことを言ってくださる。恋バナはしたい話あったんですけど、出来ませんでした…🥺また次回。
AIRIさん「私たち、応募理由見た時、思い詰めてる感じだったから、心配してたんだけど、なんか、凄い想い持ってて前向きで安心した」
と応募理由を見て、私のことを考えてくださっていたらしい…もうそれだけで泣きそうになった。KAHOAIRIさんからメールが返って来た日から、メンタルが落ちることなく1ヶ月半を過ごせていた。それだけ心の支えにしていたのである。

そんなこんなで話をしていると、髪を温めていたのも終わる。
AIRIさん「かほ〜、終わったよ〜」
KAHOさん「ちょっとだけ置くからそのままにしといて。」
なんて、ふうふ感のある会話も最高だ👍

5分程度置くと、KAHOさんが来られて、パーマ剤を流すと言い、案内される。
MOEさん、KAHOさんが丁寧にゴムなどを取っていく。目に置いていたティッシュはAIRIさんがメイクをするために口元にずらされるが、息をした時に飛んで行ってしまう…「あ、すみません…」と思っていると、3人はそれを見て大爆笑。
KAHOさん「あいり、そんな所に置いたらずっと息止めとかないといけないじゃん🤣」
AIRIさん「じゃあ、どこに置けば良い?😯」
KAHOさん「置かなくていいよ😂」
と会話される。3人がかりで施術してもらうなんて中々ない。贅沢だ😇🙏私を元に笑わせることが出来るなんて…関西人として光栄です。私も釣られて笑いそうになるが、そうするとメイクが出来なくなるため、必死に堪えた。

洗い流し終わると、
KAHOさん「今から着替えて貰うけど、鏡あるから髪型見えちゃうんだよね…エンディングまでお披露目したくないんだけどな…どうしよう」
AIRIさん「タオル巻いたら良いんじゃない?あいちゃん、ターバン得意!🙋‍♀️」
と頭にタオルを巻いてくださる。もっとギュッと締めるのかと思いきや、私が頭が痛くならない様、髪に変なカタがつかない様になのか、優しく包んでヘアクリップで留めてくださる。
KAHOさん「あいり、これ服着る時絶対取れるよ、無理だって」
AIRIさん「絶対大丈夫!取れても鏡見ないでね!」
と言われる。これはAIRIさんの名誉にかけて絶対にタオルが取れないようにしなくてはならない。これは私に与えられた使命である。
タオルを巻き終えると、買ってくださった服を渡され、トイレで着替える。
この企画のためにチャレンジする事にしたコンタクトも下手くそながら頑張って付ける。
メイクをして貰っているが、メガネのない自分の顔はやはり好きではない。髪型どうなっているのか分からないけれど、KAHOAIRIさんのイメチェン企画初の失敗作になってしまったらどうしよう…とグルグル考える。

頭に巻いたタオルが取れないようにTシャツの襟ぐりを大きく広げて、頭を通す。できる限りタオルには当たらないように…上手く通すことが出来たが、少しだけズレてしまったようだ。
あまり待たせてはいけないと思い、急いで着替えてドアを開ける。
4人は「似合ってる!」ととても良いリアクションをして下さる。
さっきまで履いていた使い古したスニーカーを脱いで、買ってくださった白い厚底スニーカーに履き替える。3年ほど連れ添った薄汚れたスニーカーはMOEさんかMATSUさんが丁寧に小さい紙袋に入れて、服が入っていたGUの大きい紙袋に入れてくださっていた。さりげなく丁寧に行動するのが、本当に素晴らしい👏

エンディングを撮ると伝えられ、恐る恐る椅子に座り、タオルが取られる。着替えている間に髪が乾いてしまったのか、KAHOさんが「乾いちゃったね、ちょっと濡らすね」と言って霧吹きで濡らしてくださる。
そして、セットの仕方、グリースの量、パーマ感を出したくない場面で使う整髪料の紹介などをして下さる。私は個人的にバリカンを使っている時と、人の髪の毛にグリースなどを付けてわしゃわしゃしてるKAHOさんが好きすぎるので最高のご褒美シーンである。
KAHOさんがパーマの期限について話してくださる。もって1ヶ月半、パーマが消えた目安としては濡らしても何もウェーブ感が出なくなった時らしい。髪が濡れてるほどパーマが強く出るそうだ。とても勉強になった。

セットが完了する。
「カッコイイ〜!!」と言う声が周りから上がる。
KAHOさん「はい!外野からもなんかコメントないの?」
MATSUさん「さっきからかっこいいって言ってるよ😂それ、俺のやりたい髪型だもん、良いな〜ってなる」
と羨ましそうにますMATSUさんが言うと、
AIRIさん「まつは髪汚いから無理だよ〜」
KAHOさん「諦めた方がいいね」
なんて弄りが始まる。とても可愛い🤭

当の本人は見たことない自分が鏡に映っていて、もう訳が分からなくなっている。厳しい流派の和楽器をやっているため師匠に何か言われないか、職場で刈り上げてる人見たことないから大丈夫か、なんていつも通りウジウジ考えてしまう。
でも、カッコイイし、変われたって思うのは事実だ。
服もお披露目となると、カット前まで顔に似合っていなかったはずが、似合うようになっている…その事に驚きだった。
正直似合うか不安です、みたいな事をどこかでお2人に言った時、
KAHOさん「大丈夫、絶対似合わせるから」
AIRIさん「大丈夫だよ」
と優しく、でも力強く言って下さっていて、本当にその通りだった。おふたりのいう「大丈夫」は本当に信頼のできる言葉で、私の抱える不安も全て飛ばしてしまうほどなのである。
2日後の出勤日、そんな私の不安など職場のスタッフのリアクションを見れば心配することなかったと知るのである。

自分の顔がすごく嫌いで、着たい服も着ても違和感しかなくて、全てに納得いっていなかった私が全てに納得のいくようになった日であった。

「すげぇ」しか言わない私、でも、自然と笑顔が増えているのは分かる。
afterの写真を撮ろうとなり、タイヤのついた丸椅子に座りかえる。
インスタグラマーやYouTube配信者がよく使う丸い照明が出てくる。田舎民はそのライトにさえ驚きを隠せない。
KAHOさん「afterの写真撮っていくね、もえ、ネックレス貸して!…うん!似合ってる!」
とMOEさんからネックレスをお借りする。
KAHOさんが髪の微調整をしながら写真を撮ってくださる。特に私の右側から撮るのが良いらしく、
KAHOさん「やばい!かっこいい!めっちゃ撮っちゃう!次こっちに目線!良いね!」
なんて、雑誌の撮影されている芸能人気分を味わう。一日の間にこんなに褒めてもらう日なんてあっただろうか?褒められて伸びるタイプなので、嬉しくて仕方がない。褒められたいが為に、会いたいが為に、KAHOAIRIさんの所に通うことを決めたほどである。
ある程度撮り終わり一息つけるかと思いきや、
KAHOさん「お外行ってきま〜す!」と言い、MATSUさんも共に外に出て、外でも撮影する事になった。
歩行者もおり、少しだけ周りの目が気になるがYouTubeのためだ!と思う。いや、変われたからか前ほど周りの目は気にならない。
色んなアングルから指示を出し、大量の写真を撮っていくKAHOさん、私なんかの写真でデータ容量大丈夫なんですか?と疑問が生まれる。
すると、KAHOさんが少し近寄って、周りにいる歩行者を見ながら
KAHOさん「恥ずかしい…?」
とあのイケメンすぎる顔面で言ってくる。
私「そ、そうですね」と返事する。いや、そんな事よりKAHOさんがカッコよすぎる上に、「恥ずかしい…?」って何!?ってなって、それどころではなくなる。
ポケットに手を入れて歩いたりして、約100枚近い写真を撮ってもらう。

サロンに戻り、airdropで写真を送って貰ったり、リアクション動画撮った後の送り方を教えてもらう。本当に皆暖かい人達である。
私「ありがとうございます。MOEさんネックレス返しますね」
とネックレスに手をかけると
MOEさん「ううん、似合ってるから、良いよ、あげる」
そう言った。え、私の聞き間違えでなければあげる、と??
AIRIさん「もえ、私物プレゼントとかヤバすぎじゃん🤣」
予想もできない事態にAIRIさんは大爆笑、KAHOさんは驚いている。ネックレスを借りる時点でAIRIさんと「これ可愛いよね、どこのやつ?」
MOEさん「忘れました、古着屋?とかのだったと思います。お客さんにもよく聞かれるんですよね、これ汗かくと色変わるんです」
なんて話を笑いながらしていたのを聞いていた。そんなファンからも人気なアクセサリーを頂くなんて、ファンに刺されて殺されるのかもしれない🔪😇
大切な私物を頂き、一生大事にしようと思う。KAHOAIRIさんのオフ会、抽選で外れてしまったからその代わりなのかもしれない。
MOEさん、潔癖で人の身につけたものダメなタイプとかだったのなら、本当にすみません🙇‍♀️

afterも90°ずつ回転して動画を撮る。
KAHOさん「えーっと、後伝えることあるかな…?」
AIRIさん「3年も美容室いってなかったら分からないことだらけでしょ🤣」
KAHOさん「じゃ、もう1回パーマのこと説明するね!」
と言って、色々もう一度説明してくださった。ちゃんと聞いて覚える。明日からは自分でセットしないといけないのだから…
KAHOさん「ほんと、このまま二丁目遊びに行って欲しい、絶対やばいほどモテる」
MOEさん「(頷き)」
AIRIさん「夜ご飯でハンバーグ食べて欲しい、食べてそう」
なんて不思議な感想を教えてくださった。二丁目はまた今度遊びに行きます🫶

KAHOさん「よし!じゃあ、片付けよう!」
と声がかかる。
私はカメラがまだ回っているのも確認して、
私「皆さんに渡したい物があるので、ちょっと待っててください!ロッカーから出してきます!」
と言って、着てきた服のポケットを漁り、鍵を取り出す。
ロッカーから渡すために準備していた袋を取り出し、封を開けながら戻る。
私「これがMATSUさん、これがMOEさん、これがKAHOAIRIさんに、です。お手紙とステッカー、作ってきました😊」
皆さんにお渡しして行く。
KAHOさん「え、これ、作ってくれたの?」
私「はい、そうです!」
KAHOさん「こういう系統のプレゼントは初めて貰った!すごーい!」
AIRIさん「あいちゃん、この絵好き!」
と言って、「かほあいり」と書いてある上にいるミニキャラの芋っプル時代のイラストを喜んで下さる。
KAHOさん「この絵知ってる、これ描いた人?」
と正方形のおふたりの絵を指さされる。セクマイ垢でおふたりを応援してる時に描いたものであり、2人がそのイラストにリプまで下さっていたのである。それを覚えていることに本当にファンのことを大切にしていることが分かった。
私「皆さんが作ったスーツ着てるイラストは背景が、皆さんのスーツの裏地の柄にしました。keuzesのYouTubeで見せてくださってたので」
イラストの詳細を説明する。え、やば!ってAIRIさんが驚いている。
私は続けて絵の説明をする。
「MATSUさんのに関しては、モーニングルーティンで皆さんが気に入ってたパンツと3つの電球とか使いました」
それに3人は大爆笑🤣とても嬉しい。1ヶ月半かけて作った甲斐があった。印刷ミスしてしまったステッカーを予め切っていたので、サイズ感こんな感じですと言って見せると、
AIRIさん「勿体なくて切れないよ💦」
と言ってくださった。とても嬉しい…😭😭😭
AIRIさん「ちーちーとイッテミヨウもある😂」
KAHOさん「ボブ三兄弟もある、すごっ…」
とまじまじと見て下さる。
KAHOさん「皆で写真撮ろ!」
と言ってステッカーをもって撮影までして下さった。それだけで満足である。

4人分の手作りステッカー


一円玉とのサイズ比(ハガキサイズで印刷した場合)

その余韻を保ったまま、もう帰る時間である。
出入口まで4人で見送りに来て下さる。ロッカーの荷物を取り出し、あまり待たせないようにと急いでアウターに手を通す。
AIRIさん「荷物多いのに、服買ったから更に多くなっちゃったね😂」
私「全然、大丈夫ですよ!ありがとうございます」
ネックウォーマーは出てから付けようと手に持つと、
KAHOさん「外寒いからつけた方が良いよ!」
気にかけてくださる。本当にいい人達。
扉を開けて、名残惜しく思いながらも外に出る。

KAHOさん、AIRIさん「応援してるからね!気をつけてね👋」
と元気よく手を振ってくださる。静かに見守りながら、MOEさん、MATSUさんも手を振って下さる。
私「本当にありがとうございました!!」
大きな声で何度もお辞儀をしながら階段を降りていく。帰りたくない、ずっとサロンにいたい。こんな風に思う美容室は初めてで、どうしていいか分からない。
私の姿が見えなくなるまで手を振り続けて下さる4人。本当にありがとうございました。


その後、小説の続きを読んで時間を潰し、7時頃妹と合流、9時前に友達と合流し、ご飯を食べ、友達の家に泊まらせてもらった。
2人ともすごく褒めてくれて嬉しかった。

翌日、YouTubeのエンディングでの自分のリアクション良くなかったんじゃないか?と不安になって、変わった自分に自信を持ちたいけど持ち方が分からなくて、SNS投稿用に文章を打ちながら、電車の中で静かに流涙した。

YouTube投稿前日、MATSUさんからメールが届き、開くと、YouTubeの動画が完成したので見て修正点教えてくださいというものだった。
まず、尺の長さ(23分)に驚く。誰も私にこんなに時間さけないだろと思いながら、見始める。
オタクな感じでニヤニヤする自分が気持ち悪すぎて最初の五分ほどは「キモい!喋んな!笑うな!!キモい!!!!」と叫びながら見た。カットが始まると案外見れて、23分なんてあっという間であった。編集が凄すぎて、無駄なことを何一つ言わない自分が熱いやつで感動した。あの日の緊張が蘇ってきて、手を震わせながら23分を過ごした。

今、前の自分とは比べ物にならないくらい笑顔が増えて、色んなことに自信が持てるようになったのは本当にKAHOAIRIさんのおかげで、周りがセクシャリティを認めてくれて、かっこいい!と褒めてくれたおかげである。
ここからはまっすぐに夢を追いかけるために頑張ろうと思う。


こんな長文を読んでくださり、本当にありがとうございました!
自分の気持ちをちゃんと話せたのは本当に嬉しかったです。
これからも私と、それよりもっとKAHOAIRIの応援をよろしくお願い致します🙇🏻‍♀️🙇‍♀️🙇🏼‍♀️

KAHOさん、AIRIさん、MOEさんと私
イメチェン後、自信を持てるようになってオシャレに目覚めた私


ありがとうございました🌱

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?