2024/9/14 J3 ツエーゲン金沢 第28節 カマタマーレ讃岐戦(ホーム)
前節引き分けて4戦勝ちなしと苦しむツエーゲン金沢は、対照的に4連勝と好調なカマタマーレ讃岐とのホームゲームです。
フォーメーション
ツエーゲン金沢
3-4-2-1
GK上田。DFは左から平、畑尾、山本。MFはボランチが熊谷、西谷優、ウイングバックが左が石原、右が小島、シャドーが西谷和、梶浦。FWが田口。
カマタマーレ讃岐
3-4-2-1
GK松原。DFは左から深港、宗近、奥田。MFはボランチが江口、吉田陣、ウイングバックが左が吉田源、右が内田、シャドーが脇森川、前川。FWが丹羽。
概要
前半は金沢がほぼボールを保持し押し込んでいましたが、43分に自陣ではボールをカットされ中央から讃岐の前川にゴールを決められ先制され、前半は0-1で折り返します。
後半も押し込んでいましたが52分に金沢のコーナーキックのセカンドボールを拾った讃岐がカウンター、これを熊谷がファールで止めてレッドカード。そしてそのフリーキックを江口に決められ、0-2かつ金沢は1人少なくなってしまいます。
64分にはまたもカウンターから吉田陣に決められ3点差。金沢も71分に嶋田のパスを受けた大谷がゴールを決めますが反撃もここまで。金沢は1-3で敗戦し5戦勝ちなしとなりました。
考察
守備のやり方
金沢は前節から守備のやり方を変え、自陣では原則ゾーンではあるものの危険なエリアでは対人に強めに当たるようになりました。
これにより前節までのような人数がいるのに失点、のような展開はなくなるのではないでしょうか。
攻撃の幅
中断明けのここ5試合、以前と明確に変わったのは、両ウイング(西谷和・小島)へのロングボール配球の意識、CBの積極的な攻め上がりです。これによりサイドからの攻めが増えてチャンス数も増えています。
ただ中央からの攻撃はなかなか増えません。アンドリューは意図的に縦パスを入れますが、CBからの縦の意識は低いように見えます。
また、田口をロングボールのターゲットだけに使うのも勿体無い気はします。もっと縦につけて梶浦や西谷和あたりと連携させていくと、攻撃の幅は広がるのではないでしょうか。
被カウンターの弱さ
積極的な攻めはチャンスに直結しますが、それは相手のカウンターに繋がります。
この試合の金沢の3失点のうち、2失点がカウンター、1失点がカウンターをファールで止めてからの直接FK、つまり全てカウンター絡みです。保持チームはカウンターのチームに弱いのはよくある話ですが、ここまでハッキリと弱点が露呈するとは。
ただ、2失点がロングカウンターで、かつどちらもコーナーキックorクロスのセカンドボールを拾われてから、というのは気になりました。多分、攻撃の終わり方が良くないのではないでしょうか。シュートで終われていない。
また、攻撃に人数かけている分、守備の人数は減るのに、カウンター対策が感じられない気もしました。ネガトラも遅いですし。
この辺りはトレーニングや戦術でカバーして欲しい所です。
MVP
大谷です。
途中出場でしたが見事なゴールを決めてくれました。何気にシュートが上手いですよね。ディフェンダーに当てずに枠に飛ばすゴール。去年までの枠にいかない大谷とは大違い。
思えば前節の同点ゴールも大谷のシュートのこぼれ球でした。シャドーということで西谷和とポジションは被ってますが、それとは違う強みを持っていますので今後のゴールラッシュに期待です。
その他
生みの苦しみ
SNSなどで「新加入選手を外せ」的なコメントをちらほら見受けられました。彼らが加入してから勝てなくなったからという理論だそうですが、選手を変えただけで勝てるとでも思ってるのでしょうか。
今、明らかに新しい何かが出来つつありますので、選手やコーチ陣は雑音は気にしないでチーム作りを進めて欲しいですね。
次節
9/22はホームにカターレ富山を迎えての北陸ダービーです。前回のアウェイでは敗れてしまいましたので、リベンジといきたい所。応援しましょう。
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