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計画は実行してこそ意味があると気づいた日

今年はよく計画した年だった。
3月頃から自粛期間に入り、外出の予定がなくなって、家で1人で考える時間が増えた。
今は我慢の時だ、コロナ禍を乗り越えたらあれがしたい、これもしたい、それもしなきゃ、そういえばこれもしとかないと・・・
例えば旅行の計画、オンライン英会話、断捨離やフリマアプリの利用。
通信費の節約のために格安SIMにも変えたいな、とか。
海外旅行にはしばらく行けないだろうから、国内旅行の計画を立てたりして職場と家を往復する日々の支えにしていた。
オンライン英会話だって、ワーホリに行く前に少しでも英会話力を上げておきたいから始めたいけど、10月の通関士試験までは時間が取れないし我慢しよう。
買いたいものも、もう少しお金が貯まってからにしよう。行きたいお店も、また来月にしよう・・・
そうやって、いつの間にかやりたいことを先延ばしにしてしまっていた。
バケットリストは増えるばかりでひとつも減らない。
やりたいことのコレクションをしているみたいになってた。

そんなことにも気づかず、大学時代の友達と通話をしてた昨日。
「フリマアプリでいらないもの売りたいんよね〜とりあえず売るものリストでも作ろうかな笑」と話す私に、「そんなん作ってんと今すぐ出品しいや。すぐできるで」と一喝。
自分でも「いつでもできる」と分かってたはずなのに、その一言にびっくりするくらい背中を押されてしまった。
そして、そのまま通話しながら人生で初めて出品をした。
紹介文の内容や値段設定に悩みながらも、みんなで一緒に調べながら進めたら本当にすぐできてしまった。
これまで、梱包グッズを先に揃えなきゃいけないとか、プロフィールを充実させて良い出品者にならなきゃ、とか最低限のマナーを超えた謎の自分ルールに縛られて、「始める」という一番重要なことに辿り着けていなかった。

石橋を叩いて渡るタイプの自分は、いつでも下調べを欠かさない。間違えることが怖くて始められないことが多いことは自覚してた。正に石橋を叩いて壊す。
本当にすべきか?損しないか?この欲求は正しいものか?いつも自分を疑うことから始めていた。
でも、私はやりたいと思ったことをやる自由を持っている。当たり前だけど、自分の責任でできることならいつ何をしたって構わないんだ。そんなことに今更ながら気づいて結構ショックを受けている。

幼い頃から親の言うことに従って良い子でいたからか、決断することに臆病になっている。
フリマアプリで出品するなんていう、なんの決意もいらないことにさえ何ヶ月も決心がつかなかった。要らぬ心配ばかりして、気持ちを押し込めていた。
選択の場面は1日に何度も訪れる。
一日でも一年でも一生でも、これから何かを始めたり決断を下したりする場面ばかりだけど、これからは自分の何かをしたいと思う気持ち、動いた心、衝動を寝かせすぎないようにしよう。すぐに気づいて正直でいられるように心がけよう。
自分の思いを実現できるのは自分しかいないのだから。

ほんのちょっとしたことで大袈裟だけど、これは自分にとっての気づきだった。
自分の気持ちを無視しないこと。何もしないまま熱が冷めたらそこには何も残らない。
何かを残せる人でありたいなと思う日曜日の夜でした。

ちなみに出品したものはまだ売れてない。早く売れないかな〜

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