見出し画像

セルフインタビュー4

前回の話はこちら

M:現地での食事は、朝はフルーツ、昼は職場でのフリーランチ、夜は自炊と外食が半々くらいでした。

A:フリーランチとはいいですね。どんなものが出てきたのでしょうか?そもそもドミニカ共和国の主食ってなんですか?

M:ドミニカ共和国の主食は、プラタノと呼ばれる甘くないバナナ、米、パン、ジュカ芋などですね。朝にプラタノやジュカを食べて、昼には米、夜にはプラタノやパンなどを食べていると思います。
 フリーランチでは基本的にお米とアビチュエラという豆のスープとサラダと肉か魚のメインのおかずが出てきました。このアビチュエラという豆のスープはドミニカ共和国の代表的な料理です。米とアビチュエラはセットで、米にアビチュエラを掛けて混ぜて食べます。

A:基本的にドミニカ共和国の料理はおいしいのでしょうか?これは美味しいというものは何でしょうか?

M:そうですね。基本的にはおいしいと思います。ただバリエーションが少ないのと、米には塩と油を入れて炊くのと、味が濃くてしょっぱい事があるのが大変でしたね。隊員の中でもドミニカ共和国の料理を好きな人は多かったですね。ただ、毎日だと飽きると言っている人もいました。
 ドミニカ共和国で美味しいのはアボカドですね。日本ではメキシコ産のアボカドが良く売っていると思うのですが、それと比べるととてもみずみずしくて美味しいです。職場の同僚がドミニカ共和国のアボカドは世界一だと言っていましたが、さもありなんと思いましたね。あとレストランで食べる牛肉は美味しいです。アメリカ大陸の肉はうまいです。

A:お酒の方はどうでしょうか?ドミニカ共和国ではどのようなアルコールがありますか?

M:まず代表的なものはプレジデンテというドミニカ共和国のビールです。このビールはどこに行っても絶対にあるビールです。これをキンキンに冷やして飲むのがドミニカ共和国流ですね。ビールを冷やす冷蔵庫には温度表示がされているものが良く置いてあったのですが、そこの表示では-10℃とかマイナス表示でした。実際ビールをグラスに次ぐとシャーベット状に凍ることもありました。他にも2種類ドミニカ共和国産のビールがあったはずです。
 他にはラム酒が有名です。隊員の中でもラム酒の炭酸ジュース割りは良く飲まれていました。

A:暑い中で飲むビールは美味しそうですね。夜には外食も良く行かれていたようですが、どのようなレストランがあるのでしょうか?

M:中華料理屋、イタリアン料理屋、肉料理屋、日本料理屋、韓国料理屋など結構なんでもありました。それに加えて、フードトラックと呼ばれるキッチンカーがたくさんある屋外の場所もありました。フードトラックではチップも不要で、色んなお店が料理を選べるので良く行っていました。

A:結構なんでもあるのですね。レストランの味の方はどうでしたか?お気に入りのお店はありましたか?

M:レストランの味は基本的に悪くないです。どこに行ってもまずいということはなかったですね。お気に入りというか良く行っていたのは、家の近所の中華料理屋です。リーズナブルでそこそこ美味しかったのでお世話になりました。それと首都のとあるフードトラックはお気に入りでしたね。そこに日本料理屋があるのですが、そこの寿司とラーメンは美味しかったですね。癒されました。

A:夜には自炊もされていたとの事でした。どのようなものを作っていたのですか?日本食ですか?ドミニカ共和国の料理ですか?現地で日本食の素材は手に入るのでしょうか?

M:日本食もドミニカ共和国食も作らずに、基本的に温野菜サラダとペペロンチーノを作っていました。日本食の素材は、首都に日本食材を売っているお店が数件ありました。そこで蕎麦や調味料等色んなものが売っていました。

A:パスタではなくペペロンチーノなのですか?

M:そうです。現地では「続ける」という事を1つのテーマとして持っていました。その1つとしてペペロンチーノを作り続けていました。パスタではなくペペロンチーノというのは、パスタを作り続けると言うよりペペロンチーノを作り続けると言う方が面白いじゃないかと思ってです。ペペロンチーノにしたのは、ペペロンチーノ作りに特化した本を見つけたからです。
 ペペロンチーノを作っていて良かったのは、アルデンテのおいしさを知った事と、バリラ社のパスタがすごくおいしい事を知った事です。いままでのパスタは一体何だったのか?と思いました。

A:一度そのペペロンチーノを食べてみたいものです。「続ける」というテーマを持たれていたという事でしたが、そのほかに続けられていた事はなんでしょうか?

セルフインタビュー5に続く

2019年4月からドミニカ共和国で青年海外協力隊で2年間省エネの活動をしてきます。合宿入所から活動終了までの約800日毎日更新します。