現地でのストレス
ドミニカ共和国での1年間の生活や活動では様々なストレスを抱えていました。そこまで深刻化はしませんでしたが、そのストレスの原因を紹介しておきたいと思います。
・人間関係
最も大きなストレス要因はこれでした。現地の人も日本の人もです。協力隊はどうしても人間関係が固定化して、逃げ場がないとう状況が生まれやすいので、この人間関係で悩むととてもストレスが続くという状況でした。嫌な人には関わらない。というのが私のスタンスですが、協力隊だとそうもいかないというのが大変でした。
・語学
人間関係に関わるのですが、なんだかんだと語学の壁でコミュニケーションを取ることにストレスを感じていました。何度となく「スペイン語は簡単だからもっと話せるはず」だの「スペイン語をもっと勉強しろ」だの言われたり、スペイン語のアクセントの事を言われたり。おかげで外国語を学んだり話したりしている人に優しくなれそうです。
・活動
活動内容に意味があるのだろうか?とか私は必要とされているのだろうか?とか良く感じていました。そう思うとなかなかモチベーションが上がずストレスの元となりました。
少し脱線しますが、私のモチベーションの元の変遷を書いておきます。
①活動前~活動序盤
世界の省エネ(温暖化防止)のために頑張ろうと思っていた。
②活動中盤
世界の省エネには貢献できなさそうだ。同僚のために頑張ろう。
③活動終盤
同僚の役には立ちたいのだけど、活動自体の意義が見いだせない時が。。。しょうがない、自分のスキルアップのために頑張ろう。
・健康
派遣前からお腹の調子が悪く、結局1年ほど調子が悪かったです。それに加えて排気ガスのせいか、喉の痛みもちょこちょことありました。日本に帰ってきてわかりましたが、ずっと調子が悪かったようです。健康状態が良くないと色々楽しめないのでストレスでした。
・環境
道を歩いている時は、基本的に犯罪とか道のボコボコとか排気ガスとか「チーノ―」と叫んでくる人とかに注意していました。家に帰っても停電やら断水やらがあったり、家の横の道路からのひどい騒音があったり。あんまり心が休まる場所がなかったです。常に気を張っている状態だったと思います。
思い出すとこのような事がストレスとなっていました。このストレス、1つならともかく、2つ重なると結構しんどかったです。3つ重なるとおそらく対処できなくなっていたと思います。私の場合は運よく2つまでだったので何とかなりました。協力隊の活動をまとめた本にも書いてあった気がするのですが、ストレスへの対処は相談することがよいとの事なので、早期段階での相談しやすい環境や文化が整うと良いと思っています。
2019年4月からドミニカ共和国で青年海外協力隊で2年間省エネの活動をしてきます。合宿入所から活動終了までの約800日毎日更新します。