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振り向けば奴がいる

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明歴々露堂々
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目の前に広がる景色の1つ1つが
それぞれの真理を余すところなくあらわしている
それをはっきりと見よ

あらゆるものが
真理を露堂々と世界に表出させているのである

しかしながら
目の前に広がる真理が
あまりにも堂々としているので

人はかえってその真理には目を向けず
見えないところにこそ
真理が潜んでいると考えてしまいがち

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しかしながら、こうとも考えられる
真理はいつも、目の前に堂々とあるのだが

それが、自己の満足を満たさないものであったり
自分で認めたくない何かであったり
自分にとって不都合な事であったりすると

人は、その現実から目を背けようとする

背ける理由は人それぞれ
怒り、悲しみ、プライド、貪欲、妬み、欺瞞・・・

いろんな感情が
目の前の真実を見えなくしている

まるで濃い霧が立ち込め
景色(真実)が見えなくなってしまうように

木にはたくさんの実がなっているのに
たくさんの葉がそれを覆い隠す
冬になり、葉が全て枯れ落ちると
そこに実があったことに気が付く

実は、ずっとそこにあった
ただ、葉が生い茂っていて、それを隠していただけだ

「葉」とは「自我」「エゴ」「自意識」「感情」

「実」とは「真実」「本質」

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