あゝ人生に涙あり
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一日作さざれば一日食らわず
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「働かざる者 食うべからず」と似ているけど
ちょっと違うニュアンスのこの言葉
「成すべきことを成せ」
「自分がやるべきことはやる」
という意味
労働の対価としての食事の扱いではない
人にはそれぞれ、職分がある
社会的にも、自分の人生においても
今、目の前にある環境における
自分の職分というものが
必ずあるのです
家庭においては「妻」だったり
「母親」だったり
「娘」だったり「妹」だったり
社会においては「●●家の人間」だったり
「●●株式会社」の人間だったり
「通りすがりの人」だったり
「友人」だったり「先輩だったり」・・・
人には必ず、与えられた役割があるのだ
それを果たさずして一日を終えてはならない
今日一日、自分がやるべきことを
どこまでやれたのか
目の前の役割を放棄して
自分の煩悩、快楽、本能に負けてはいなかったか
日々、自身の職分を忘れずに生きていけば
いつか、その職能における「神(仏)」となるのだ
それが、修行というものだ
なにも、山にこもる事のみが
修行ではない
もし、山にこもって修行したとしても
いずれ、里に下り、人と交わるのだ
どちらにしても、この俗の世での修行
「自分の職分を果たす」という事は
とても難易度の高い修行なのである
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