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コーヒーと魔法の世界。


コーヒーの世界へ参入


あけましておめでとうございます!

2020年が始まりました!
去年は、人生の中で一番変化が大きい年だったのではないかと思うくらい
色んなことがありました( ̄▽ ̄;)

シロフクコーヒーに立つことになった事も、そのうちの一つです


こがはお茶のお店「茶肆ゆにわ」に立たせていただき
お茶の本「神様に愛される一杯のお茶習慣」
出版させていただきました

茶肆ゆにわに立たせていただきながら
いろんな方とご縁をいただきました

そんな中、姉妹店の「シロフクコーヒー」ができることになり
コーヒースタッフ頑張れー!!と、応援していたのですが


ある日突然、
私も、シロフクコーヒーに立つこととなりました(笑)
(正確には、茶肆と掛け持ちです)


正直、またコーヒーに帰って来た( ̄▽ ̄;)
という気持ちでした(笑)

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大人の飲み物「コーヒー」


というのも、確かに今では
こがは、お茶の人なのですが
もともとは、コーヒーの人だったんですよね


私にとって、コーヒーって、とにかくまずい飲み物でした
というのも、私の両親はとにかくコーヒーが好きな人でした


父親は、コーヒーとたばことクラシックギターをもって
フォークソングを歌うような、「THE昭和」な人でした


岡林信康という、フォークの神様と言われる人が大好きで
朝から晩まで、車の中もその人の歌が流れていて
おかげで、私は今でも、その人の歌を口ずさめます


「門前の小僧、習わぬ経を読む」状態ですね(笑)


私の父親は、武田鉄矢さんとも親交があったそうで
大学時代、よく一緒にフォークを歌っていたそうです
(同じ大学だったそうです)


そんな、フォークとたばことコーヒーの父親は
家でもよくコーヒーを飲みました


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母が、コーヒーを淹れる時
古い手挽きのコーヒーミルをゴリゴリ言わせて
豆を挽くのですが

それが、私にとってはかっこよく見えて
いつも、コーヒーを淹れる時には、私が豆をひいていました

豆を挽き始めると、コーヒーのいい香りがしてきて
とても楽しい時間でした

そして、私のゴリゴリの音が聞こえ始めたら
その音が合図のように父親が、くわえたばこのまま
書斎からリビングにやってくるのです

今思えば、コーヒーを飲むときは
家族全員が揃っていたように思います


・・・・・がΣ(゚Д゚)


母親が淹れたコーヒーを飲むと
ホントまずいんですよね(笑)
苦いし、すっぱいし・・・

だから、わたしはコーヒーが嫌いでした(笑)
きらいだけど、豆を挽くのが楽しいので
いつもゴリゴリしていましたが
飲むことはありませんでした


子供の私には、非常にまずいけど
大人にとっては美味しいんだ・・・


「大人の飲みもの」なんだな
いつか、私も飲めるようになるのかな・・・

と、思っていましたが
結局、コーヒーを美味しいと思う事は一度もないまま
大人になっても、飲むことはありませんでした(笑)

美味しいコーヒーを知る


そんな私がコーヒーと仲良くなったのは
やはり、師匠である北極老人がきっかけでした

師匠、北極老人はコーヒーが大好きでした
なので、いつもミーティングではコーヒーが出てきました

秘書になって、最初のお仕事は
コーヒーを淹れる事・・・

正直、どうしよう・・・
美味しいコーヒーなんて、淹れられないし( ̄▽ ̄;)

だって、美味しいコーヒーを
私は飲んだことがない・・・
だから、どう淹れたら、どんな味になったら
美味しいコーヒーなのかが・・・わからない(゚Д゚;)

と、最初からかなりカオスな出だしになってしまいました(笑)

ですが、秘書として北極老人とお出かけするたびに
北極老人とカフェに行っては、コーヒーを飲むという機会があり
そこで、そもそも論に気が付いたのです

北極老人がいくカフェは
コーヒー一杯1000円くらいが当たり前・・・
とても静かな店内
ジャズが流れ
カップも、調度品も美しい・・・

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外は車が走っているのに
二重扉のおかげで、外の喧騒は全く聞こえない
ただただ、一杯のコーヒーを味わい尽くすためだけに作られた
別世界のような空間

それに比べて、私が飲んでたコーヒーは
紙コップで提供される、雑多な空間でのコーヒー
誰かと会うための場所として、その場に来て
ついでにコーヒーを飲む

そんなコーヒーとのお付き合いでしたから
師匠のいくお店とは、コーヒーの意味が違いました

カップで飲むコーヒーと
紙コップで飲むコーヒーでは
そもそも、味も香りも違いました

そこから、私のコーヒー修行が始まったのです
師匠とカフェに行くたびに、私も同じコーヒーを頼んでは
一つ一つ味を覚えました

師匠がマンデリンが好きだったので
私もマンデリンの良さ、らしさを覚えるために
五もマンデリンを飲みました

全国各地の美味しいコーヒーも取り寄せました
オールドビーンズの13年もの、15年物の違いは
とても学びになりました

なんでこの値段!?というくらい
高額なコーヒーも取り寄せました

色々取り寄せているうちに
オモシロいコーヒー屋さんと出会い
今でもお付き合いさせていただきながら、学ばせていただいています

まさに、私がコーヒーを学び始めた時代は
セカンドウェーブから
サードウェーブへの移行していく時代とも言えました

その後、茶肆ゆにわの店長に抜擢され
秘書としてのお仕事を引き継ぎ、コーヒーとも離れて
日本茶、中国茶の世界にどっぷりはまり込むことになり

再び、コーヒーとは無縁の世界へ行きました
なぜなら、もともとコーヒーが好きではなかったため
淹れる必要がないのであれば、飲むこともなくなったわけです

外に行っても、今、自分が学ぶべき
お茶のお店にばかり行くようになりました

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コーヒーは魔法使いの飲み物?


お茶の世界では、主に「禅」の思想や
仏教の「密教」の秘儀
中国の「神仙道」や「錬丹術」を学び
それを、茶で再現するという事にチャレンジしていました

しかし、この度シロフクコーヒーの店長として
コーヒーの世界に立ち返った時

これまでのコーヒーの学びが
実は、西洋錬金術や
いわゆる「魔法」の世界への入口であったことに気が付きました(笑)

これは、お茶の世界での「錬丹術」の学びがなければ
まったく気が付かなかったことかもしれません

そして、エチオピアのコーヒーセレモニーをヒントにして
作られた、日本という土地におけるコーヒーセレモニーが生まれました

竹の笏を使って淹れるコーヒーは
実は、西洋錬金術や魔法の再現への挑戦なのですΣ(゚Д゚)

魔法と言うとアヤシイと思う方もおられるかもしれませんが
そもそも、現代では「科学」と言われているものも
昔は「魔法」という扱いで怪しまれていたものですから

アヤシイというのであれば、アヤシイのかもしれませんが
言い方を変えると、「科学」という最先端の学問でもあるのです

最先端すぎて、ついて来れない人が
「アヤシイ」というレッテルを張っているのは
今も昔も変わりません

天動説派の人々が、地動説派の人々を否定したように

ハーブなどで人々を癒していた人を「魔女」として
火あぶりにかけていた人たちがいたように

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人は、自分たちの想像の及ばない世界を
「異端」「アヤシイ」と断じて、否定したがるものです

ですが、この現代においては
どんな「思想」にもチャンスがあると思うのです
どんな不思議も、不思議ではなく

ちゃんと「型」を学んで
繰り返し繰り返し実践していく事で
誰でもが「アヤシイ」世界を当たり前に使いこなすことができるようになる

そういう時代なのではないかと思うのです

いうなれば、お茶って
かなり抽象度の高い世界へのアクセスだったと思います

五感を研ぎ澄まし、第六感を目覚めさせ
世界と一体になっていく

それに対してコーヒーは
もっとざっくりとアヤシイ世界への参入というか。。。

例えるならば
お茶は最澄が目指した世界
コーヒーは、空海が目指した世界

そんな感じだと思います
なので、この北極流では
その二つの世界観を融合させていく事を目指すのですが

その前に、やはり
コーヒーの世界も感じていただきたいなと思うのです

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今後、コーヒーの「アヤシイ」世界について
もっとお伝えしていきたいと思っています


茶肆ゆにわにお越しの際は
歩いて5分ほどのところにあるシロフクコーヒーにも
お立ち寄りください


コーヒーの淹れ方など知りたい!と言う方は
ぜひ、ドリップコーヒーをご注文下さい
その時に、実際に淹れながら、お話しさせていただきます♪


それでは、令和二年
今年も皆様にとって良い年となりますよう
お祈り申し上げます(=゚ω゚)ノ


こがみのりでした(∩´∀`)∩

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