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ああ、川の流れのように

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行雲流水
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行ずるなどと言わんでも
空の雲は自然に動いておるし
川の水は自然に流れておるじゃないか

秋になると木の葉が落ちるし
春になれば花が咲いて
散っていく

木の葉は行ずると思って落ちやせん
行ずると思って花は散りはせん
すべて自然じゃないか

腹が減ったら飯を食い
眠うなったら寝る
それでいいじゃないか

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雲も、風も、鳥も、植物も
そして私たち人間も

みんな自然の中に生きている
この自然の一部として、生きている

春夏秋冬季節は周り
太陽は休むことなく、毎朝昇る
月の満ち欠け
春の桜

自然は誰に命じられずとも
その役割を果たそうと考えずとも
そのように、働き続ける

滞りなく、働き、朽ちていく
変化を受け入れ、役割に殉ずる

私たち人間は
これらの自然のモノたちから
一体どのようにみられているのだろうか

悩み、怒り、葛藤、悲しみなどの感情
それらは霞のようなものだ

いずれ消えて、晴れる

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