ちょっと振り向いてみただけの「異邦人」

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我逢人（がほうじん）
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人と会うことから全てが始まる

というよりも、生まれてくる前に
この人と会って
これを成し遂げたい

そう願って、この世に生まれてきているのだから
出会って、当然だし
出会ったのなら
何かを生み出すことができるのは当然だ

でも、それが当然ではない時がある

自分の表面的な感情に揺さぶられ
「心」を忘れている時だ

感情とは厄介なもので

期待通りにならない
自分にとっての不都合が生じた
誰かに先を越された
相手のリアクションが気に入らない
自分の想いが伝わらない

そんな時にまるで暴れ馬のように
走り出してしまう

「感情」とは、まるで「馬」のようだ

しっかりと手綱を握って居れば
素晴らしいエネルギー源になるが
手懐ける事ができなければ

自他を巻き込む大惨事となる

せっかく、会いたいと願って生まれてきた相手に出会っても
ひょんなことで感情的になり
馬が暴走してしまっては
此度の人生は、形無しである