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エリックセッション「#2 PLAY.../意外なZ世代とゲームとの関係とは」(前編)

エリックゼミ「Social Changer Next G」第2回は、ソーシャルディスタンスをキープして芝公園からお届けします!

エリックと、エリックゼミのゲーム部、さっちー、たいせー、まいちが登場します。この記事では、前編の動画の内容をご紹介します。

多くの親は「あんまりやってほしくないな…」と思っているゲームですが、本当に、ゲームは悪いものなのでしょうか?

Z世代のゲーム事情

エリック自身はアーケードゲームから始まってファミコンなどもやりまくったゲームどっぷり世代、とのことですが、Z世代はどんなゲーム遍歴をもっているのでしょうか。

さっちー「私は刀剣乱舞というゲームに中学時代からはまっています。日本刀を擬人化したものを戦わせたり、育成したり、というゲームなんですけど。何がすごい、っていうのが2個ありまして。私は親に勉強しなさい!と言われてゲーム機はDS Liteまでしか買ってもらえなかったのですが、PCやスマホでできるブラウザゲームが、これだけ面白いのか!っていうところ。もうひとつは、映画とかミュージカルとか本とかマンガとかいろんなものに発展したところ。さらに国内外に広がって、日本刀を発掘するクラウドファンディングに500万集まったりとか…社会に影響を与えている、歴史を作っているなあと思います。」

たいせー「僕は小さいころやってたのはドラゴンクエスト9で、初めてマルチプレイが出来るようになったゲームでした。同じゲームを持っている友達と一緒に対戦できたり、マップを交換が出来たり。俺は攻撃するから、お前は守ってね、とかコミュニケーションができるようになった。友達と一緒に敵と戦う時間の楽しさを共有できたというのが、僕の中での思い出です。」

まいち「私はポケモンGOなんですけど、ゲームとは家でするもの、というイメージだったのが、外に出てゲームをするように人の行動を変えてしまった。家にこもってた子供が、単純にゲームをしたいから、という理由で外にでるようになった。世代で言うと、子供だけでなく、おじいちゃんおばあちゃん世代までも広がって、ヘルスケアの世界でも話題になった新しいゲームだと思います。」

エリック「すごい!世代ですね。僕はゲームセンター世代なので、ミサイルコマンドというやつで…みんな知らないでしょ?ミサイルが上から降ってきて、それを迎撃するゲームで、トラックボールが初めて採用されたやつなんだけど。中学の時は、塾に行く前にそれをやらないと、全然勉強するモードになれなかった。必ず3回はやってから行きました。」

たいせー「塾に行く前のルーティンだったんですね…」

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Z世代にとってのゲームって何だろう?

さっちー「バーチャルでもリアルでも、ゲームはコミュニティづくりの場になっているなってものすごく感じます。ゲームセンターにも出会いとか、人とのつながりがあったとおもうんですけど、それがすれちがい通信とか、リアルと関係なくつながれるようになってる。」

たいせー「自分をゲームの中で位置づける、という面もあります。最近のゲームは、メインキャラクターを自分好みにカスタマイズできて、髪型や髪の色、瞳の形や色、服装などを自分で選べる。そうすると自分のキャラへの愛着がわいてきます。」

まいち「ゲームは生活の一部になって、人に寄り添っているなと思います。バーチャルの中でも友人関係が作れているところが良いですし、このゲームが好き、っていうことで自己表現ができるのが、今のゲームなんじゃないかな。」

エリック「面白いですね。みなさんにとってはゲームはコミュニティになっているんですね。初めてネットワーク対戦が出たのがセガのバーチャファイターっていうゲームなんですけど。それで、初めてゲームセンターでコミュニケーションができるようになった。そこから、セカンドライフってアバターが出てきて、僕自身はドラクエ10の中で会話するのがすごく楽しくて…みなさんの世代だとあつ森とかフォートナイトですよね。米津玄師がライブをやったりとか。」

オンラインのネットワークの活用

さっちー「CALL OF DUTY とかフォートナイトは、ばちばちのシューティングなので、リアル友達にはやってることを言いたくないです(笑)ゲームの中だけでチャットをしたりチームに入ったりして居場所を作ってる。」

たいせー「僕も同じシューティングゲームでCALL OF DUTYとか荒野行動とか、友達とLINE通話をしながら一緒にオンライン対戦をする、っていう意味では僕の中で必要な時間の割り振りです。」

まいち「ゲームを通してひとと時間を共有しやすくなったかなっていうのはあります。ゲームを普段からやりこんでない友達とでも、LINEのメッセージを通じてプレイできるのが良いです。」

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エリック「ちなみに、ゲームの中で知り合ったひととは会うんですか?」

さっちー「私会おうとしたことあります(笑)Twitterで知り合ったひととオフ会しようかってなって。結局会わなかったんですけど。会ってる友達に聞くと、実際会って、良いことも悪いこともあるって言ってますね。思ってたのと違う、というギャップも面白いですし。会いたいと思ったら会える、という意味で、新しいコネクションのツールだなと思います。」

たいせー「僕はチャットをするのが海外の方が多くて、中国とか、北欧とか、簡単に会うことはできないのですが、逆にリアルではできないつながりができてます。」

まいち「私はゲームで知り合った人とは会いたいと思わないです。バーチャルだからこそ作っている自分というのは、また別だから、リアルには持ち越したくない。イメージが崩れちゃうので会いたくない。」

そして後編へ

大学ではオンライン授業が続き、一年生同士リアルにまだ会ったことがなかったりしています。すでにバーチャルがリアルなのでは?とも思えるこの時代に、医療や福祉、教育の場で「ゲームの要素が社会を変える可能性」について、探って行きます!
(後編はこちらからどうぞ)

エリックゼミについて詳しく知りたい方は、ぜひこちらもご覧ください。


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