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認めて見守れる親でありたい

「フードコート行こう。」

始業式から帰ってきた息子が言った。
まだ家事したいのに…と思いながらも、「誘ってくれるのも、あと1~2年だろうな」と思い、ついていった。
このように感じるのは、最近息子の成長が著しいからである。


息子の成長

小学2年生の息子は、放課後は友達と遊ぶようになり、宿題も自ら取り組み、大好きな野球の練習もし、学校にも遅刻せずに行く。

数年前の彼からは考えられない。
周りの子よりも発達がゆっくりで心配で焦る。毎朝、保育園で泣き叫ぶ息子に心を痛め、通勤時に涙する。人見知りで、私の胸に顔をうずめ、微動だにせず困る。

そんな私に、周りの先輩方は、こう声をかけてくれた。
「今が一番大変だからね。」
「甘えてくれるのも今だけだよ。」
「ママ、ママ、呼ばれて大変だけど、あっという間だよ。」

そう言われても、「今が大変なんだから、今どうにかしたいんだよ」「なんでこんなに手が掛かるんだろう」「早く成長して」としか思えなかった。

数年後、こんなにたくましく育っているなんて…想像もできなかった。「ママママ」と言ってくれる時期の終わりが見えることに、さみしさを覚える自分がいることも、想像できなかった。


親の役割

月並みではあるが、「子どもの成長って、本当にあっという間」。そして、子どもは、自ら成長していく。
だから親の役割は、「今の子どもを認め、安心できる環境をつくり、見守ること」なんだろう、と感じる。

数年前の私は、目の前の子どもを認めず、理想を押し付けていたと思う。育児と仕事の両立に必死で、目の前の子どもに向き合ってもいなかった。

「たんぽぽに、チューリップを咲かせろ!と一生懸命働きかけても咲かないよ。」
というような話をされた方がいる。まさに以前の私。

今も時々、そのような思考になるときもある。うまくはいかない毎日だけど、できるだけ、認め、見守れる親でありたいと思う。


最後に…
離れて行ってしまう前に、大切なことに気づけた私。成長したな・・・!

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