今朝の夢:後半


帰路についたは良いが落ち着かない。

そして家へ向かう道中、
歩道橋を渡ろうと階段へ足をかけた時

「顔」があの時の笑顔で存在していた。

僕は動けなかった。
しかし弟は「なにあれ!」と駆け寄ろうとする。


僕は必死に弟を捕まえて抑え込み、
「顔」を見た。

「顔」の頭上にはなにやら
モニターのようなものがチラついていた。


そこに目をやると数名の人の写真が出ていた。

僕は声が出なかった
自分と弟がその写真の一覧の中にいたから。

いや、それ以上に

あの時、
初めて「顔」を見た時、
触手に刺さっていた男の写真があって
❌とされていたから。

…流石に察してしまった。


そんな僕を理解したのか「顔」は
電線にいたカラスを刺して消えて行った。

急いで家へ向かった。
真っ直ぐ家に帰れないなんて思っていたけれど
もう、無理だった。直ぐにでも落ち着きたかった。

お母さんに帰りが遅いと怒られるとか
そんなんどうでもよくて
早く帰ってご飯を食べて寝たかった。

この時の弟のことは覚えていない。余裕がなかった。

そして、ようやく家に着いた。

が、
誰もいなかった。


不安で家にいることが出来ず、外へ出る。

すると、ふと弟が言った。


「海いきたい!大きい船、行ってみたいんだ!
なんかみんな海の方行ってた!いきたい!!!ママ絶対ダメっていうもん!!」

僕は道中に会うだろう大人達に助けを求めることを目的に
弟に「いいよ。いこうか」と答えた。

弟は嬉しそうに、海への想いを喋り始めた。
しかし僕は、弟に言わなくてはならないと理解していた。

「顔」のことを。
しかし、伝え方がわからない。。

僕「神様がみんなとかくれんぼをしようっていうお祭りをしていてね、

今日から僕たちの番なんだって。

だから絶対に見つかったらダメだよ。

見つかったらみんなに怒られちゃうし
ママもパパも悲しんじゃうから、絶対に逃げようね。

色んな人に助けて貰う方がいいんだって!
だから、仲間を見つけようか!」

…僕なりに頑張った。

弟は聞いているのか聞いてないのかわからないが
とにかくやる気である。

少し心が軽くなった。

そして、僕たちは海の方へ向かった。


…向かおうとしたんだ。

急に、嫌な気配がして
僕は弟の手を必死に引っ張り身を伏せた。

弟は不服そうだったけど
「かくれんぼ」の話をしたせいか
おとなしくしてくれていた。

僕「目、閉じてよう!」
弟「うん、わかった」
なんてやりとりもあった。


その直後、例の「顔」がすごい勢いで
誰かを追いかけている様子が見えた。

幸いそれは海は続く道とは別の方向だったため
通り過ぎたのを確認し、
急いで僕たちは海へと向かった。


海に近づくにつれて人が多くなってきた。
子供があまり寄りつく場所ではないからか
沢山声をかけて貰えた。

僕は必死に訴えた。
都市伝説は本当だった、何かに追いかけられてる。
刺されてしまってる人も見た。
すごいスピードだった、笑ってた。

断片的に、思いつく限り言葉にして、
助けて貰おうとした。

けれど大人は
「そう言うのが流行ってんのか!」なんて笑い飛ばしたり
「早く帰れ」と追い返そうとしてきて
ここまで来たのは無駄だったか、と思い始めた頃

一組のスーツを着た男女が
家まで送ろうと声を掛けてきた。

最後のチャンスだと
僕は逃げていることを話した。

すると女の人は信じられないけど嘘ではないかもと
耳を傾けてくれた。

…この人に賭けるしかない。

僕が見た真実を打ち明けた。
刺されている人の話、
「顔」がすごいスピードで飛んでた話、
ターゲットの人数は決まっていて誰かが死ぬと更に違う人がターゲットに加えられる話。全て見たことは話した。

女の人から返ってきたのは
「そんなの信じられる訳ないじゃない。どうやって信じろっていうのよ笑  飛ぶ顔って何か見間違いじゃない?笑」

冷めた言葉だった。

もうダメか、逃げよう…ここを離れよう。
そう思い弟と手を繋いで歩き出した時

また、嫌な気配を感じ、女の人に言った。

「いま、近くにいる!!僕たちは逃げなくちゃ、本当なんだよ!本当に、殺されてしまうんだ、逃げないと」

女の人は海の方は危険だからと僕の手を掴み
離れる事を阻止してくる。

そして、「顔」が
物色をするように辺りを見渡しながら
ゆったりと近づいてくる。

「アレだよ。まだ気づかれてない。逃げさせて」と
女の人に伝えた。

彼女は悲鳴をあげた。
その声によって「顔」はこちらに気付いてしまった。

…僕たちは走った


とにかく走った。

途中で手が離れてしまい
弟はゴミ捨て場の袋が積んである所に突っ込んでしまった。

僕は勢いのあまり海へ飛び込んだ。

その瞬間
目の前にあの「笑顔」があった。


…エンドロール?

なんだったんだろう、このB級作品。
いや、、私は逃げていたはずだし刺された。

友達「低予算にしては頑張ったじゃん?」

私「うん?私?」

友達「??大丈夫そ?」



以上、

めちゃくちゃ長くなった変な夢でした。
夢の話なのでご都合主義的なとこあるし
繋がり変だったりするけどご容赦ください、、

少年として逃げていた私は
殺された後なぜか「そういう作品を見ていた」人になっていた、っていう不思議な感じでした。

B級作品にありがちな
続編匂わせの凄い夢だったけど

続編は嫌です、、

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