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お絵かきと私:2023.7の3つ勉受講

前書き

ヘッダーは初日に自分が描いた線です。ツイッターは紐付けていないのですが、そちらの私と同じものです。

「見てもらえる絵が描きたい」という純粋な嫉妬心がとっても多かった時期。たまたま友人からこの人の講座がいいよー、と聞いていてブクマが残っていたのですが、HPを見に行ったときに「募集開始」となっていまして、これはいくしかねえ、と。

たぶんツイッターかどこかで8つ勉を見たことがあったので、頭の片隅には「そんなのがあったなあ」とは思っていたのですが、それまでのものと紐付いていたわけではなく。

今までぽつぽつ描いていたことをまとめたい。
カードとか作りたい。作るなら自分の絵でしたい。
漫画のお手伝いしていたら漫画も描きたくなった。
イラストもっと人体錬成(意訳)じゃない状態のもの描きたい。

私の衝動の一部。これでも一部。

夏休み前で他の分野で魅力的な講座もあったのですが、自分の財布はひとつしかないし、ここでやっておけばきっと今後の生活が楽になる、との思いでえいやっと申し込みました。

結論から言うと、飛び込んでよかったと思います。リアルタイムでのチャットはほぼ使わなかったのですが、非常に楽しい時間が過ごせました。

そのときのログと、それまでの経緯をまとめたnoteです。
本題がすぐ読みたい方は目次からご確認ください。

※いち物書き個人の感想です。ご容赦ください。

お絵かきと私:学生の頃

そもそもの自分はどんなにんげんだったのか、というのの雑記です。

全身イラストは苦手でした。風景とか雰囲気とか。今でも静物画の方が好きだなあと思うことはありますが、昔はもっと顕著でした。

顔メインのイラストをちゃんと描くこともしていたけれど、自画像はじめリアルな「顔」を描くのが得意ではありませんでした。一応学校の授業ではぼちぼち良い方。物作り関係の授業は積極的にオタクを発揮していたと思います。というかなんでしょう。
昔はもっと、自分のアイタタタな衝動を全肯定していたように思います。これがかっこいいからやる、とか。

当時、アニメや漫画にはまるという由緒正しいオタクだったので、自由帳に描いたり、友だちとのやりとりでお絵かきをしていました。もしかすると黒歴史ノートが実家にあるかもしれないけれどサルベージはしていません。いにしえの腐海ゆえに。
ナチュラルにオタクへの王道が整備されていた環境だったこともあると思います。文化的なあれこれが少ない田舎だっただけに、あれこれ親がツールを揃えてくれたのは幸いしたような、していないような、です。

お絵かきと私:社会人

一人暮らしをするようになり、家族の誰にも見られないことをいいことに、低スペPCでデジタルをかじり出しました。当時のお絵かきチャット系ブログに毎日のように上げておられる絵師さんがいて、その方に触発されていました。
ゆえに、人に対してもいろいろ、頑張っていた時期でもあります。
が、何か師を見付けて勉強する、というよりも「なんかうまくかけないんだよなあああああ」「似てないのはわかってるんだけどおおおお」という感じでした。で、いわゆるSNSに上げたところでなんかだれも見てないし、かといっていわゆる画力があるわけじゃないしとか思っていた頃はまだ楽しかった。

が、問題はそのあと。SNSがしっかりと地位を確保し出した頃、ちゃんとアカウントを作ってアップしたりコメントしに行ったりはしていたのですが、いいね系0が普通。人物がバストアップしか描けないし、アナログメインだし、が原因かはわかりませんが、正直鳴かず飛ばずでした。
おかげさまで脱・オタク!をしようと試みた形跡があります。がそういうときに限って会う人会う人オタクで逃げ場もありませんでした。
解せぬ。

お絵かきと私:社会人XX年目の最近

今の自分のメインは小説になりました。これもワープロを使わせてもらえる環境が実家にいるときからあったから、というのも大きいかと思います。
そんな中、平行して絵と触れあう経験も多々あり。
長くジャンルのすみっこで創作活動をしながら感じていたことですが、案外文章一本でやってる人が少ないな、ということでした。
というかうまく外注と組み合わせてやってる人いるなあ、の印象が強くあり。自分の中で外注はちょっとハードルが高いので、自分の絵やイラストでそちら側にもちょっと踏み出してみようかな、の気分が高まっていたところでした。

あとは縁あってペンタブを導入して動かせるスペックのPCに買い換えたというのもあります。
いろいろ、クリスタほかお絵かきソフトも諸々動かすようになったし、さいとう先生やディープブリザード先生あたりの動画講座を見るようになったのも大きい。

モチベが上がったし、やっぱりそれでお金をもらってデザインをくみ上げていくのがわかるとすごい楽しいなと。

↑3ヶ月みっちり出来てないけどたまに見てモチベ上げる用。

↑れでぃくろ、リアタイのものも、過去のものも本当に救われています。

いざ3つ勉

初日:ジェスチャードローイング

当日別件の用事があり、アーカイブ。
ざっくりと言えば、ひとつの動きを線で描く、頭と体幹、骨盤をつける、余裕があれば肉付け。

「線一本でも描いたらそれはそれで描いてる」「オールOK!」と終始砂糖先生は言ってくださっていて、それがすごくタメになりました。
本当にこの精神は大事にしたいなと。
ちゃんと描かなきゃ、と思っていた自分。それでいいのか、と。

ちょこちょこ、進捗というか自分の成長の履歴を残したいなと思っているので、どこかしらのツールを探します。もともとツイッターに投下していたのですが、くるっぷにしようかなどうしようかな、というあれです。

二日目:フィルムスタディー

なにげに2分って短いと思ったこの回。
某有名映画の一コマからどう絵を拾っていくか。拾った輪郭を別のものに置き換えたり、別の角度から見てみたり。

そのフレーム内での出来事をどうとらえるか、それを一瞬で、というのがすごく楽しいなと思いました。

あと、どうしても細部を描きたくなるのは、自分が大事と思っているところなのかなと思いました。そこの塩梅をつけるのをもう少し見付けてみたいなと。

三日目:カフェスケッチ

グーグルストリートビューを見ながら、目に付いた人を数分で捉える。
コメント欄を見ていると自分の注視していたものと、それ以外を見ていたひとと、いろいろあってよかったなと思いました。
先生も「いつもは2つの目だけど、これだけの人数がいたらそれだけの視点がある」というニュアンスのことは言っておられたように思います。
なにより、一瞬の観察が大事、と。

私の持ち歩きメモ帳がplotterのM3なので、ちょうどいいサイズ感だなと思ってちょこちょこカフェスケッチなり、ジェスドロの豆もやしなりに使ってみていました。

↑サイズ感の参考になるかならないかわからない手帳の話。
しかし、使い勝手が絶妙に悪いので、紹介されていたオドロウさんの単語帳でのカフェスケッチは理にかなっているのなと思いました。

結果:\おえかきたのしい/

これまで小説を書いていた時間で、ワンドロで一気にがさがさとデジタルイラストを描くようになりました。
自分の創作のもの、二次創作のもの、それぞれで出力したい内容が異なっているのも面白いのですが、実際に「こんな○○が見たい!」をわーっと描いて、満足、みたいな充実感がありました。

なにより、世間にあふれる「ちゃんとしたイラスト」とか「ちゃんとした漫画」にハードル爆上がりしていたのですが、自分の書いたり描いたりするのは本当に「ちゃんとした」ものとして作りたいのか、と。

動きのある絵が描きたい。風をうごかすもの。そういう形の中で生きているもの。

私が出力したいものって、ざっくり言えばそういうものなんだなと振り返る意味でも、とても貴重な時間でした。まだちょっとだけアーカイブ期間があるので、もう少しだけ復習していきたいなと思います。

何より、私が私として、できる範囲のことを広くできるように、自由自在に表現したい。そんなことを思ったり、思わなかったりしている猛暑の期間でした。

余談。
見方が少しだけ変わったのか、いろいろ出歩いているとき、ちょっと素材になりそうな写真を撮れるようになった気がします。
自主練につかいたい。ふぁい、おー!

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