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ジブリ映画の原作となった英語の児童書

 
今回は、スタジオジブリ映画の原作としても知られる、英語のファンタジー小説について。

英語のテキストレベルとしては、小学校高学年相当から楽しめます。

読みやすいのは「アリエッティ」と「ハウル」

 
ジブリ作品に関連して洋書を読むなら、まずはこちらの2作。

The Borrowers (1952) by  Mary Norton
(邦訳:『床下の小人たち』(1969)  林 容吉 訳)
Lexile: 780L / Guided Reading Level: S  / ACR Level: 5.3

Howl's Moving Castle (1986)  by Diana Wynne Jones
(邦訳:『魔法使いハウルと火の悪魔』(1997)  西村醇子 訳)
Lexile:800L / Guided Reading Level: U / ACR Level: 5.4-6.0
 

それぞれ、スタジオジブリによる映画『借りぐらしのアリエッティ』(2010年)と『ハウルの動く城』(2004年) の原作になっている小説です。




Howl's Moving Castle


 

中高生レベルの「アースシー(Earthsea)」

ほかには、『ゲド戦記』(2006)の原作とされているEarthseaシリーズ5作目のこちら。

Tales from Earthsea (2001)  by Ursula K. Le Guin
(邦訳:『ゲド戦記外伝(ドラゴンフライ)』(2004)  清水真砂子 訳)
Lexile: n/a  / Guided Reading Level: Z / ACR Level:6.1

ただ、内容的にも、テキストレベルとしても、小学生にはやや難しくなります。

作者のアーシュラ・ルグウィンさんは、自身のサイトのコメントによると、ジブリが制作した映画は、小説の内容から逸脱している部分が多々あることに不快感を抱いていたようです。


英語の児童書を原作としたジブリ映画

スタジオジブリ作品のうち、英語の児童書を原作としたものは4作品、スタジオポノック(スタジオジブリ出身者が新たに立ち上げたアニメ制作会社)の作品を含めると5作品あります。

古い順に並べると以下の通りです。


ジブリ映画を英語で観たい


 
最近、上記のThe BorrowersとHowl's Moving Castleの2冊を読んだら、いろいろなジブリ映画を改めて鑑賞したくなりました。
 
そこで、先月、小学校が夏休みの間、TSUTAYA DISCAS (ツタヤ・ディスカス)の1か月の無料体験を利用して、ジブリ映画を何本か視聴しました。
 
子どもたちとこれまで親しんできたジブリ作品を、まとめて英語で視聴しよう、という目論見でしたが、残念ながら、果たせませんでした
 
英語音声ありのDVD/BlueRayが意外に限られているのです。
レンタルする前に、ディスクの詳細をよく確認する必要があります。
 
また、特に昔のジブリ作品は、在庫数が少なく、気長に順番待ちをしなければならないものもありました。
 
学校の夏休み中と、期間が限られていた私たちは、借りたもののほとんどは結局、日本語で視聴して終わりました。
 
ジブリ作品は、これまでのところ、動画配信サービス(国内)では提供されていません。
レンタルも難しいとなると、新品・中古のディスクを購入(音声言語・字幕言語は要確認)するか、はたまた、日テレの「金曜ロードショー」の放送(二か国語放送があるか、要確認)を地道に待つ?!か、しかないようです。
 
 

最後に、上の3つのジブリ映画の予告編(英語版)をご参考までに。
 

Howl's Moving Castleの予告編(英語)
 


Tales from Earthseaの予告編(英語)

 


The Secret World of Arrietty(米国)の予告編(英語)


Arrietty(英国)の予告編(英語)



お読みくださりありがとうございます。


※本記事は他ブログから移行したものです(元の投稿日:2022.09.26)

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