見出し画像

「2021」の数の性質まとめ

2021という数はどういう数なのか。
みんなの算数オンライン公式ツイッターで投稿したコンテンツをこちらに一覧としてまとめておきます。2021年に中学受験を予定されている方はチェックしておくといいでしょう。

① 2021近辺の整数の性質について

画像8

2021は素数っぽいけど素数じゃない。
2021の素因数分解=43×47 というのは知らないと厳しい(その場では気付きづらい)ですね。覚えておくといいでしょう。

2021近辺の素数は2017と2027

2021の約数の個数は4個


2021の約数の和は 1+43+47+2021=2112

2021は三角数ではない。
2016は1~63の和で三角数
  規則性問題で使いますね。

2021は四角数(平方数)ではない。
2025は 45×45 で四角数
  規則性問題で使いますね。

(参考) 2021が素数かどうかのチェック方法
44×44=1936 , 45×45=2025 より
2021を44以下の素数で割り算して割れるかどうかをチェックすればいい。
2,3,5,7,11,13,17,19,23,29,31,37,41,43 でチェックすることになります。結局のところ、まあまあ面倒ですから 2021の素因数分解=43×47 は覚えておきましょうね。
(参考) 2021の約数の個数 (公式の利用)
2021=43×47 より
2021=(43の1乗)×(47の1乗) なので
2021の約数の個数=(1+1)×(1+1)=2×2=4個
(参考) 2021の約数の和 (公式の利用)
2021=43×47 より
2021の約数の和=(1+43)×(1+47)=44×48=2112


② 2021=43×47 は「連続する2つの素数の積」

連続する2つの素数の積をいくつか書き並べておきます。
6,15,35,77,143,221,323,437,667,899,1147,1517,1763, 2021, 2491 …

(参考) 50以下の素数
2,3,5,7,11,13,17,19,23,29,31,37,41,43,47


③ 部分分数分解(キセル算)の想定問題

2021=43×47 であることから、部分分数分解の計算問題を想定問題として載せておきます。部分分数分解は中学入試で頻出ですね。

画像2


④ 2021は0,1,2だけを使ってできる数(3進数)

画像3

N進数はたまに出ます。10進数⇒N進数 , N進数⇒10進数 の変換についてはあらためてチェックしておきましょう。

⑤ 1/43は21桁の循環小数

2021=43×47 であることから「43」関連の過去問を載せておきます。灘中学校2015の問題です。6年上級者の方どうぞ。難しいですが、最難関志望の人は確認しておくといいでしょう。

画像4

解説はこちらを以下を参照してください。
みんなの算数オンライン(解説)


⑥ 2021は各位の数の和が 2+0+2+1=5

各位の数の和が5になる整数をまとめておきます。

画像5


⑦ 2021は各位の数の平方数の和が平方数

2×2+0×0+2×2+1×1=9=3×3
このような整数をまとめておきます。

画像8

何番目かは重要ではなく、前後の2012や2036をチェックしておきましょう。
2012⇒ 2×2+0×0+1×1+2×2=9=3×3
2036⇒ 2×2+0×0+3×3+6×6=49=7×7


⑧ 2021の約数は 1, 43, 47, 2021 の4個

約数が4個の整数は正答率が低いので、100以下のものについてまとめておきます。

画像7

約数が4個
⇒ 異なる2つの素数の積 または 素数の立方数


⑨ 1×2×3×…×2020×2021 は一の位から0が連続して何個並ぶか

これは頻出問題ですね。念のため。

画像8


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?