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みんなでファッションショー2022 リ・デザインワークショップ全6回を終えて

知らないという恐怖

みんなでファツションショー2022 の作品作りのためのワークショップ
全6回が終了しました。
ワークショップの内容は

デザインワーク=古着をセレクトしてデザインする
ソーイングワーク=どういう風に形が作られるかを理解し実際にほどき、
ミシン操作をして縫製にもかかわる

です。

今回は【旅】を共通のテーマにデザインしてもらいました。

【旅】をテーマにしよう!と考えたのは  2022春に 
逗子市で行われた らせんの映画祭の中の
映像のない 音の映画 our Sounds を見た時でした。
映像のない 音だけのドキュメンタリー映画  
歩く音 木々の風の音 息、 笑い 音楽を作る試す音 足踏み 手拍子

なんとも脳の中の想像力という部分がフル稼働する 掻き立てられる映画でした。
最後のエンディングの曲が心に残り これをテーマにファッションショーをしたいと思いました。このエンディングの曲は、映画の中で 日本に来た留学生たちが、コロナ禍集まれない中でも 集まりながらみんなでひとつの曲を作るという 映画監督のハブヒロシ監督のもと 出来上がった曲です。

映像がなく映画を見る想像力
旅行に行かれなくとも旅を感じる想像力

それは同じ 人が持つ無限の能力

そのすごさを テーマにしたらいいかなと、もうそれは今、理屈をつけましたが、一瞬で思ったわけです。

その想像力は今日の noteのテーマでもあります。

全く別の話で、 障がい者が参加するイベントを行うとき

会場責任者の方は そのようなイベントは全く初めてで、キリキリと神経質に
大丈夫なのか、これはどうなのか、半分怒りまじじりに聞いてきたようです。
また、別のイベントでも 今度は障がいがある方が 施設の対応に激怒する場もありました。

お互いの距離を感じました。
知らないという事は 恐怖感を生みます。
昔なら 殺されるかもしれない、と。
現代なら、非難されるかも、ネット攻撃されるかも。と。

それは、命を守る もともと人が持つ大切な本能なのでしょう。

だからこそ、互いを知り合うことが大切なのだと思います。

みんなでファッションショーのこのワークショップは、
服 デザインという 共通のHAPPYなことを挟んで
知らないことを 緩やかに楽しく知ることができます。

脳性麻痺の方の言葉は聞き取りにくい場面もありますが、真剣にみんな聞こうとします。見えない人には、もはや周りの人は説明の達人です。
そしてそれを受けた 障害がある方は より優れた能力をみんなに披露していきます。
デザインアドバイスだったり、人の紹介だったり、心の癒しだったり。

そして、知った上で(恐怖心を取り除いたうえで)
では、手が不自由ならこの時はどうしたらよいだろう、このセレモニーのここが不自由なのでは? 歩くとき安全だろうか、
とひたすら想像力を働かせるのです。想像力が開花するのです。
間違えていれば 誰かに教えてもらい直せばいいだけです。

ユニバーサルとは こうしてできる以外ないのではないかと
ワークショップを終えて またひとつ勉強することができました。


まだまだショーの構成も完成してない段階ですが、6月から10月まで
暑い中や 雨の中 集まって楽しんでくれた人たち
たくさんの知らないことを教えてくれた人たちに感謝して、

残り1か月 素敵な時間ができるように頑張ります。

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みんなでファッションショー2022 with dance
11月25日  16時30分 会場  17時開演
逗子文化プラザ  さざなみホール 
観覧 無料

プログラム
11月25日    17:00  逗子アートフェスティバル クロージングイベント
      17:15     みんなでファッションショー トークショー
       17:45 ダンスユニット えこーズ(車椅子ダンサー含む
                               コン  テンポラリーダンス)
      18:40 みんなでファッションショーwith dance

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