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みんつく定例スペース3回目「若者の政治参加」

5/27(月)みんつく定例スペース&YouTube Live(3回目)の
テーマは「若者の政治参加」であった。
基本方針の中に「若者が参加したくなる政治づくり」を掲げるみんつくとしてはこれも重要課題である。今回はゲストも招いての議論の場となった。

❏ゲスト紹介

●未来進歩党共同代表 星けんたろう氏 
【主な経歴】
市川市議会議員 国政政党政務調査会 コンピュータ将棋協会理事
星健総合研究所 所長
政治とカネ問題解決、政治デジタル化・全世代政治参加をライフワークとされている

●未来進歩党 常任幹事 事務局次長 中野まさひと氏
会社員

詳細は未来進歩党HPへ
https://mirai-party.net/


❏ゲストのお話から

<あけど幹事>
若者の意見を取り入れることについて賛否両論あると思うのでそれらを募りたい

<大津党首>
ネット投票などを進めたいという話なので、急遽、星氏と共有したいという事でゲスト参加頂いた

<あけど幹事>
・どんどん若い人に政治参加して欲しいと思っている
・高齢者が多くなっているので、バランスを整えるとどうなるのか見てみたい
・大きい政党だと、若い政治家としての意見は、上司のフィルターがかかってしまうので、100%の若い人の感性や意見が通らないのでは
・みんつくは大津党首が若いのでフィルター無しで、若い人の感性を届ける事ができるのでは

<中野氏>
ー中野氏がされてきた活動についてー
・以前から色々な政治コミュニティに参加していた
・2年程前から、最大300人ほどのSNSグループで模擬国会をしたりしていた
・低い年齢は中一~高校生・大学生が中心

<大津党首>
・SNS等を使って模擬国会をしていたということは政治に興味がある若者が多いが、今の政治はその声を拾いきれていないのでは
・今年1月台湾総統選挙視察を行った

※詳しくは「若者の声が生きる社会を求めて:大津綾香党首の台湾総統選挙視察レポート」へ
https://note.com/minnade_ouen/n/na49d01cc8265

・事前投票なども無いにも関わらず
  投票率82%!
(海外から帰国してまで投票する)
・選挙自体フェスティバルのようで楽しく盛り上がっている
・デジタル民主主義に力を入れている
・ある議題に対して、子供であっても5000人がネット署名をすると、2ヶ月以内に担当部局のトップが回答しなければいけない

※2015年に政策提言プラットフォーム「ジョイン」と、オンラインで政策や法案を討論する「vTaiwan」の運用が始まった。

第一生命経済研究所
台湾行政プラットホーム「ジョイン」の衝撃
https://www.dlri.co.jp/report/ld/159658.html
鈴木敦也@Things 氏 noto より
https://note.com/a28szk/n/n0c23db878c48


<大津党首>
・直に意見が反映される仕組みがあるので若者も主権者教育としても自分事として政治を捉える事が出来る
・XやYouTubeなど誰でも発信出来る時代だからこそデジタル活用する仕組み作りを
・若者の政治参加という意味においても、みんつくでもしたい
・投票のしやすさも変えなくてはいけない
・ネット投票が何故出来ないのか

<星氏>
・電子投票+今迄通りの投票を両方すれば問題はない
・大きな利点があるので、12~13年前から電子投票をやろうとして法案を出したりはしているが、与党に不利になると考えられており、このままでは実現は難しい
→50・60年前から変わらない組織票・固定票頼み、今迄の選挙のマニュアル頼みである


<大津党首>
・みんなが便利になり若者が投票することが望まれているのであればやるべきでは
・つくば市などの自治体から始めている

NHK政治マガジン
インターネット投票の最前線
実現できるか 山積する課題
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/99847.html

<星氏>
田舎や過疎地域での全国200ぐらいの投票所が消えた
 →スマホでの投票は高齢者のためにも良いのでは

<あけど幹事>
・ネット選挙では不正が起きるのではという意見があがっていた
・ネット選挙だと不正は起きるとは思うが、今のアナログの選挙でも、無いとは言えない
 例)
 ある政党は何処へ投票したらいいか分からない高齢者施設の方などをバスに乗せて投票を行っている
・ネット選挙のメリットが大きいとなればネット選挙を導入する事が必要ではないか。

<星氏>
大量に不正があった時はネット投票(デジタル)の方が検証しやすい

<大津党首>
・ショッピングモールなどに投票所を作ったりして投票率を上げようとしているが中々投票が増えない
・ネット投票デジタルでできれば若者が増える
・台湾のデジタル民主主義のように、意見が国に反映されると議論を生むので良いと思っている

<星氏>
現職政治家などはデジタルネイティブのパワーを警戒している


<大津党首>
エストニアでは第三政党がいきなり与党へなんてことも起きている

日本経済新聞
エストニア、EU懐疑の極右政党が躍進 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42159770X00C19A3FF1000/
選挙ドットコム
世界で唯一すべての国民がインターネットで投票できる
エストニアの投票環境とは?
https://go2senkyo.com/articles/2023/02/19/76771.html


<大津党首>
・選挙のお金も含めて、ずるをしてずっと与党がずっと勝ち続ける仕組みはちがうのではないか
・政治の話をする機会が少ない→教育の中でもっとこういう機会を

<星氏>
・自民党による自民党のための政治が行われてきた
・団塊世代などは政治・給料・応援する野球チームの話はケンカになるので話さない風潮
・親の世代がそういう世代である→親が子へ政治の話が出来ない、子供・夫婦・兄弟などでも政治の話をしない風潮が作られてきてしまった


❏支持者と意見を交えて

<意見>
・一人一票で賛成に入れる従来の投票を見直すというのはどうなのか?
・NOという投票方式もあれば、新しい意思表示になると思う 
・NOの票数によって国会議員に何かの制限を課す
 制限例→会派を作れない・委員会での発言時間が削減されるなど
・賛成に関しては少数でも受け入れるが、それを制限することによって少数意見を無視できないなどバランスが取れるのではないか

<大津党首>
バッドボタンで永久凍結みたいな感じで、二度と選挙に出られないみたいに、最近の色んな候補者が乱立している状況があるのでこういうのは面白いかも
・無難な候補者が受かるのでは
・頑張って変えるんだと言っている人が受からないのでは

<あけど幹事>
過半数の自民党の一強がより強まるのでは

<意見>
みんつく党→若者の政治参加を政策にするのは何故なのか

<あけど幹事>
・高齢者が多いので政治のバランスが取れていない
・会派に入らないといけないなどにより若者の意見が反映されない
・みんつくは小さい党なので若い人の意見を取り入れることが可能

<意見>
政治が若者に向けた発信が少ないのは仕方ない
【人口分布】
若 者 1300万人
60代 1500万人 
【投票数】
20代  427万票
60第 1098万票

投票数は高齢者の方が取れるため、票が取れる所へ目がいくのは当たり前

<あけど幹事>
・選挙と政治は別物
・選挙ではどうしても分布が多いところにアプローチするのは至極当然
・選挙になればどんな候補者も高齢者向けの政策を入れるのは仕方ない
・しかしこれが政治的に正しいかというと疑問はある

<意見>
・台湾の選挙がお祭りのようで感銘を受けたが、政治を面白くするためにはどうすれば良いのか
・このスペースを若者が聞いているか?若者向けに面白い話ができているか?

<大津党首>
・大人がいるところには若者が来たくないと思うのは仕方ない
・若者の枠組みを作ってあげないといけない
・海外だと若者中心の政党が多かったり、役員をやったりしている
・そういう若者(子育て世代を含めた)の意見が通る仕組み作りを大人が作らないといけないと思う
・ユースフェスティバル(若者協議会)のような取り組みやイベントを増やしていきたい
・若者の意見を聞くことができる軽いものを作る努力を政治家がしなくてはいけない


<中野氏>
ー過去の経験からー
・経験から若者は主張が強い(右から左まで)
 →個人批判から中傷合戦になる
・一つのチームとしてまとめる難しさがある(これは大人も子供も同じ)
・論点整理をしたりまとめる大人が必要
・政治には協調性も必要→人が出たり入ったりしながら作ることになる
・半年架空政党を作ったりした時に、自民党のような巨大な組織になり総理大臣をかわり変わりばんこにやったりしていたので、結局はそうなるのかと思った→日本の縮図か

<YouTubeコメントより>
公明党がキャンディーを配っていた

<あけど幹事>
実際に配っていたのは創価学会だと思われる
支援団体が傍でそういう事している時がある

<意見>
・若者に3票あげて選挙に行ったら10万円あげますなど極端な事をする位が必要なのでは
・選挙に行っても無駄だ、高齢者が多いからと思っている
・若者は自分たちの意見は通らないと思っている


<あけど幹事>

・ドメイン投票をみんつく党として進めたい
・党内で、ちょうど話をしていたら日本維新がこの話を出した

産経新聞 「0歳児選挙権」が波紋
維新・吉村氏、衆院選公約で是非問う考えも
法的ハードル高く
https://news.yahoo.co.jp/articles/41c2e6689c162ab8f71170dee1c377b0884ad6f8

<あけど幹事>
子供たちの意見を反映させるために、子供分の投票権を親が持つ
→まだ議論の余地があるが、前向きな意見だと思う

<大津党首>
シルバー民主主義なので、子育て世代の意見が反映されるようにしたい


<星氏>

・50・60代の人数で見ても2・3倍以上の人がいる
・しかし場所により分散されている
・18・19歳の全数調査をしていない所があったりする
 →政治の調査を信じていない
・統計の取り方で差が変わってしまう
・若い世代が集まっているところには、そういう政策をしている政党が通るような選挙をしていく
・若い世代が投票すれば高齢者に追いつく地域というのもある
 →そういうところから広めていくのが現実的

<大津党首>
若い世代が頑張って投票へ行けば反映されるという指標を出せば、若者世代の票が取れる地域もあるのかも

<星氏>
・若い世代の政策ならみんつくでしょうと、興味がなくても取り敢えず投票に行く若い世代の人が、みんつくに取り敢えず入れたらいいんだというような広がり方も良いのでは


<意見>

・台湾総統選→国防に関わる事なので人気があるのでは
・日本も国防的な部分を重要視 ウクライナ戦争・台湾有事など危機感をしっかり若者にも持たせる
・若者自ら党を作り喚起させるようにした方が良い
・漫才やM-1のように政治の事を面白く話せるようになるといいと思う

<大津党首>
・海外だと、スタンダップコメディーなど政治風刺の話が多い
・ブラックジョークなども言える


<意見>

・政治を語るのがカッコいいや面白いといったムーブメントが起きればメディアにも波及するのでは
 →ここから政治参加へ
・政治には炎上・迷惑・金儲けなどではない、誹謗中傷ではない盛り上げで、インテリジェンスな面白さと親しみやすさが必要
・大津党首自身が30代なので若者を引き付ける事が出来ると思う
・若者の党員を求めているのか見えない
・大津さんとボランティア活動等をして年齢関係なく参加型のイベントで輪を広げる
 →党員へ繋がる
・みんつくの一丁目一番地が分かりにくい


<大津党首>
・「NHKをぶっ壊す」のような親しみやすく分かりやすい政策が中々無い
政治資金改革を大事にしていきたい
・大津党首自身がYouTube広告を見て応募したし、政治家女子48党に入ってきた人が本当に議員になったり等がある
 →若い人にきっかけをもたらしたい
・候補者を募りたかったが数多い裁判や大津党首の街宣を見た人が晒されたりなどの邪魔(妨害)があり動きにくかった
・完膚なきまでに代表権裁判で勝ったので、やるべきことをやっていきたい
・この党が器としてしっかりと意味のあるものにしていきたい
・若者に発言権をもたらす為のプラットホームでありたい
・そのためにSNSの活用やオンラインコミュニティの活性化を行いたい
・支援してもらえるのであれば、仕組み作りなどに口出しして欲しいし、そうでなくては、みんなで作っていない事になってしまう
・NDAも含め、個人情報についてしっかりしたものになったので、皆さんに安心して欲しい
・不安な人は、一般党員であればディスコード上でペンネームでも活動出来る(党にはNDAなど出してもらうが)
・党員でなくてもボランティア出来る→HPに掲載している

<あけど幹事>
みんつくの認知度が低い→もっと発信する必要がある

<意見>
年金を止めたい→若者の意見!これが一番若者に刺さるのでは


❏みんおうの感想

<台湾に関連して>
・大津党首の台湾総統選挙へ視察に行った経験が、今回の話でも活かされており、そこが良かったと思う。
・台湾の政治と選挙の革新性は大いに学ぶべきだと思う。
民意を反映する方法としても『誰でも政策を提案できる社会』が望ましい。(ポピュリズムの危険性はあるが)
・台湾は九州程の大きさで人口が約2300万人、2022年には一人当たりGDPが台湾が44821ドル(世界第24位)となり、日本の42347ドル(27位)を越えた。
発展目覚ましい台湾では、医療のIT化(医療DX化)で言えば2000年代初頭から取り組み始め2013年には医療情報クラウド共有システムの導入が実施された。しかし、2019年に紙の身分証明証(必須)とICチップが入った身分証明証(任意)を統合しようとしたが、市民の反対を受け、2021年中止になっている。
このように早くからIT化DX化をしてきた台湾でさえ、医療分野については上手くいったが、身分証明証では十分な対策がまだ取られていない。IT化DX化が遅れている日本としては、国民の不安を十分に補えるだけのシステムが構築されなければ、電子投票への道はまだ遠いと言わざるを得ないのではないだろうか。

<ネット選挙に関して>
・みんつくにはネット投票について、大々的に推し進めてほしいと思う。
正直言って、わざわざ指定の場所に行かずともスマホで済ませても良いはずでもあり、現代のテクノロジーとの乖離も甚だしい。

<大津党首・あけど幹事に対して>
・大津さんが普段考えていることが聞けるタイミングも結構あって、真剣さを感じられるのが良いと思う。
・大津さんのしっかりした素晴らしい考えが出ていてとても良かった。
・まとまりには少々欠けるので、『出た議題をリアルタイムで確認できる』とますます良いと思う。
・様々な見解はあれども、今までできていなかった支持者との交流スペース的な部分もあるので、大津さんには気負わずにサクサクやってもらえればと思う。
・あけど幹事も熱心さが伝わり、番組の長さとしても丁度良いと感じた。


❏終わりに

・今後の日本を担う若い世代に政治参加してもらうために、今の大人の先輩とも言える私たちが広い門戸を開けて、受け入れていく必要があると感じました。
・皆さんはどのように思われますでしょうか。
・是非、感想やお考えをコメント欄へ書いてお聞かせてください。

私達の記事を読んで下さり
ありがとうございます!
これからも、みんつく党や大津党首の事を
取り上げていきたいと思っています。
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          みんなでおうえん会一同

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