伝えることの辛さ。

三者面談二日目。今回の三者面談は

正直重たい話をいくつかの家庭に

しなくちゃいけないといったところで

いつも以上にプレッシャーを感じていた。

学校の傾向として、どうしても発達障害傾向

が強くて、中学までは普通級に在籍していた子

とかでも生活面、学習面を総合的に見てきた結果

この子には療育手帳が必要なんじゃないかって

子が出てきちゃう。

去年までは2,3年生の担任が多かったから、

その手帳が必要かどうかの見極め+家庭への

初めての提案っていうのはしなくても、前年度

の流れを引き継げば良いだけだったから気持ちと

しては多少楽だった。ただ、今年は土台作りが

大事な1年の担任をしているわけで、やっぱし

ここで提案の必要を感じているにもかかわらず

関係が崩れることを恐れて提案し損ねるのは

良くないって思いが強くて、でも実際にその

話題を出すことが怖くて仕方なかった。

今日の面談では二件この手の話題を出すつもりで

いた。一件目は上の兄弟が似たような境遇というか

支援を受けることがどういうことかという理解のある

家庭だったから結果的にホッとできたけど、二件目に

ついては何か不満が出てきたわけではないにしても、

本人の受け入れ体制ができていなかったことによって

果たしてこの話を出すべきだったのかどうかという

迷いが残ってる。でも、両者ともに言えるのは、

もし、療育手帳が必要なくらい、支援が必要だと

はっきり分かることによってそれまでできていなかった

ことは決して自分が悪いわけではなくて、そういう

性質を持っているから仕方ないんだってそんなに

自分を責めないでも良いんだって。肩の荷を下ろして

あげられたらって思いがあるから。正直自分の見立てと

しては二件目の生徒については今後も厳しい状態が

続くと思われるから、その時に今日伝えたようなことを

思い出して一歩踏み出してくれる日が来てくれる

ことを期待したい。

人によってはどれだけ頑張ろうと思っても、

生まれ持った性質、あるいは後天的なもので

頑張れないことだってある。

そういう人がいる中でも自分のやりたいことに

それなりに取り組めて、結果を出せることって

とてもありがたいことなんだなって思う。

どんどん年食っていくけど、まだまだ自分の

可能性を信じていろいろなことにチャレンジ

していけたら良いな。と、人生33年目に

突入したこのタイミングで感じたことでした。


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