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不要を捨て、新しいエネルギーを取り入れる。

コロナの騒動が始まった2020年1月、それまで私は多くの人と同様、忙しく働いており、体力的には消耗しつつも、刺激的な毎日を楽しんでいた。年越しはロサンゼルス、その後も多くの都市を行き来し、コロナの騒動を知ったのはウィーンに滞在中だった。ウィーンから帰ると事態は更に悪化。空港の薬局からからマスクや消毒液が消えていた。2月、3月までは異常事態ではあるものの仕事はあった。それが一変したのは4月から。働く日数が月に2、3日。5月はゼロだった。それは今も続いており、この先どう変わるかは分からない。

これまで目まぐるしい日々の中で、充実した毎日を送っていた。仕事でうまく行かない事ももちろんあるが、それを乗り越えた時に成長を感じた。今年度からは役職もつき、小さいグループのリーダーになった。

そんな忙しい日々が一変。急に仕事が減る。最初はこの期間に多くを得ようと、薬膳の資格を取ったり、チェコ語やロシア語に手を出してみたり、英語の勉強に力を入れたり、上司や後輩とも積極的に連絡を取ったり。そういった日々も長くは続かない。私の時間は無駄に過ぎていってしまっているような焦燥感に駆られる。この数ヶ月、何も生み出していないのでは無いか。正直毎日そんなに焦っているわけでは無いが、ふと冷静になる事もある。

そこで私は、これまでの数ヶ月間を振り返ってみる。

まず、年始に立てた目標。久しぶりにノートに記した文字を振り返ってみる。ふむふむ。こんな事書いてたのか!と数ヶ月ぶりに思い出した。赤ペンでアンダーラインまで引いている「アウトプットの習慣をつける。私がまず良いエネルギーを出す。思考し、言葉にする事で力強いエネルギーとなって、行動が変わり思考の変化とする」アウトプットについては、まだ弱いものの、このnoteを初めてベースを作った。ただ、だらだらと発信するのでは無く「何を発信するか」今後詰めて行かなければと思う。こんなキーワードを忘れていたとは。。

他にも、本業以外で収入源を作る事、将来チェコに住む事、文章力や発信力を持つ事、、コロナ騒動が始まる前に設定した目標も、達成には至らないものの方向性を決める要素となっている。立てた目標はちゃんと振り返るものだ。

さて、今日は魚座の満月。いらないものや悪習を手放すタイミングでもある。今の私に不要なもの、それは時々自分に発せられるマイナスの言葉である。過去や考えに囚われ、自分に向けて嫌悪感からの悪い言霊が出てしまう。一刻も早くその悪習とは縁を切りたいものだが、油断するとムクっと顔を出す。これまでも何度もそんな自分とはおさらばしたはずだが、私の潜在意識に刷り込まれているのか、なかなか完全には出て行ってくれない。しかし今日改めてお風呂場で鏡で自分の顔を見ながら思った。「自分を信じる。自分を愛する。自分に愛のある言葉をかける」基本的には私は私の事が好きだ。でも嫌いな事もたくさんある。嫌いな自分も愛おしく、受け入れてあげたい。

この数ヶ月、何も得ていないようでちゃんと成長した面もある。ただ立ち止まっていた訳では無い。最近よく観ているYouTuberも、個人のラジオの人も、始めた当初よりも断然話の内容も声のハリも編集のクオリティーも高くなっている。最初は誰もが素人。でも継続する事。成長しようという意欲で質の高いものを作り上げる事ができる。私も彼らを見習い、日々継続しながら、たまには振り返りながら、自分の成長に目を向けたい。

2020.9.2


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