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思いが大切。

祖母の認知症をきっかけに
歳を重ねた方々にとても
興味が湧くようになった気がします。

当時はどんな人が
認知症になるのかな?の
単純な疑問をスタートに
自分の老い方、どんなお年寄りに
なるのが良いのか?
などなど、まだ20代でしたが、
気分は今くらいの50代でした。

当時は認知症とはまだ呼ばれて
おらず、「おばあちゃんボケちゃった」
みたいな言い方をしていたと
思います。

色々事件がありましたが、 
その時も結構というか、
毎日毎日、祖母の事を考えて 
いました。これだけ
毎日祖母の心配をしていて
亡くなったら私の気持ちはどうなって 
しまうのだろう…などなど。

今考えるとその相手を「思う」事が
とても大切だったように
思います。
実際に祖母が亡くなった時、
何故かちっとも寂しくは
ありませんでした。
仕事柄、季節で1人で過ごさないと
いけない時期もあるのですが、
そんな時期では無く、
家族が揃っている
これから日も長くなる
季節で春でした。

スマートな
去り方が祖母が私たちに
残したプレゼントだったように
受け取っています。

今は父がタイプの違う
認知症。常にそばに
いてあげられ無いので、
祖母の時ほど思っていなかったと
今日気が付きました。

父は恐らくなのですが、
自分が何も出来ない不甲斐なさや、
つい今しがたの事を
覚えていない不安やらで、
頻繁に怒ります。
母に八つ当たりします。
今日あった出来事を母から聞くと
その日によって
比較的お利口さんだったり、
急に怒りのスイッチが入り
母を困らせたり…。
母も大変です。

そっか。離れていても自分が
祖母の時と同じように
ちゃんと父に思いを寄せてあげないと
母に八つ当たりしてるかも?
四六時中ではなくとも、
やはり父の身になって
我々にはわからない辛さや
やるせない気持ちを
少しでも理解してあげようと
言う気持ちがとても  
大事と気が付きました。

目には見えない
「思い」が大切です。

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