見出し画像

唐揚げ単品、お持ち帰り。

昨日と今日、友達の家に泊まりに行っている。
彼の家は自然豊かな環境に囲まれている。
古い街並みも中々新鮮である。

さて、空も霞んできて夕食の時間になった。
今日は彼が普段よくお世話になっている
飲食店に連れて行ってもらった。
友達はいつもはそのお店の唐揚げをよく持ち帰っているらしい。

中に入ってみるとお店は思った以上に賑やかで明るい雰囲気だった。
座敷に座って僕たちは唐揚げ定食を頼んだ。

骨なしの唐揚げ定食を頼んだ予定だったのだが
なぜか実際には僕は骨つきの唐揚げ定食を頼んでしまっていたらしい。
友達の骨なしの唐揚げがあまりにも美味しそうだったので追加で僕は骨なし唐揚げを単品で頼んだ。
自分の唐揚げと対して味は変わらないはずなのだがおかしいな。
どうやらその時の僕は
骨つき唐揚げの手応えからしてさらに
追加で頼んでも問題ないだろうと思ったのだと思う。
しかし単品が持って来られた時には
すでに僕は定食でお腹いっぱいになってしまっていた。
こうなるとは頼む前はとてもじゃないが思えなかったのだ。

追加で頼んだ単品の唐揚げたちは数が多く感じた。
いや、おそらく実際にも数は多かった。
友達にも頼んで2個ほど食べてもらったが
間もなくお腹の限界が来た。
どうしようかと思った。

そうだ。持ち帰ればいいんだ。

僕の今までの経験上、こういうお店は持ち帰りが難しいと思い込んでいた。
袋さえ貰えればいい。
そう思いながらお店のおばあちゃんに
「どうしても今食べきれないので
持ち帰り用の袋をいただけませんか?」と話しかけた。

すると
「何をいいよるん〜、包んであげるから持っておいで〜」と優しく返してくれたのだ。
キュンとした。
そのおばあちゃんがお客さんとすごく親しくて愛される理由がその時わかった気がした。 
おばあちゃんは唐揚げを綺麗にパックに詰めてくれてそれを袋にも入れて渡してくれた。

追加注文した時は正直選択を間違えたと思ったがこの選択をして良かったと今思っている。
幸せを1つ得ることができた。
まさか今日のブログにこんなエピソードを書く事ができるなんて思いもしなかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?