おしり大福のアモーレィティア・アルス
真琴は、一流企業のエリートだった。
将来のために、ケチケチと貯金をしていた。
ローンを払い終わるのが夢だった。
クーポンを使って、安く買い物をするのが趣味だった。
非常用の口座を作って、万一のことに備えていた。
臨時の収入があっても、使わずに、退職金口座に入れていた。
欲しいものではなく、必要なものをそろえることを学んでいた。
昇給と昇進を続けることで、会社での地位を確立していた。
住宅にお金を使いすぎないで、賃貸のマンションに住んでいた。
攻撃的だが分散した投資ポートフォリ