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海外でお金のピンチ!内定取り消しを乗り越えた波乱万丈転職体験記③

第二話の続きとなります。第二話はこちらから

ビザのペナルティ代を振り込んだ直後に、B社の担当者から私が支払わなくてもいいと連絡を受けた。

慌てて電話して事情を説明すると、振込先のマレーシア人担当者からすぐに振り込んで返金して貰えた。

ようやく一安心、と思ったものの、お金を払っていないので最後の最後までキャンセルしてもらえるか不安だった。

翌日の1月26日にやっとB社のキャンセルの画面のスクリーンショットを送ってもらい、それをC社に提出。

28日にC社から、無事申請が完了したと連絡があった。ビザが切れるまで営業日で残すところ1日しかないギリギリの出来事となった。

これで、不法滞在は免れたけど、C社から申請開始のスクリーンショットが貰えるまでは、ドキドキだった。

職務質問にあったとしてもビザ申請中の公式な書類がないからだ。

尚、最初に私が調べていたスペシャルパスについてはC社からもイミグレに確認してもらったけど、いる、いらないとイミグレの発言が2転3転した。

そうこうしてるうちに、ビザの承認が2月23日に降りたので、スペシャルパスを申請せずなんとかマレーシアに残ることが出来た。

スペシャルパスが必要かどうかは、その人や会社の状況による。
会社の人事とよく話して、担当者によってコロコロ話の変わるイミグレとやりとりしていくしかないようだ。

この経験で得たもの1.諦めないマインドセット

1月に採用が見送りになってから、ビザのキャンセルで話をつけるまで、正直トラブル続きで、「平穏に」なんて全くいかなかった。

日本にいた時は、周りとの協調性を保つことが優先される。言われた通りにやり、一度決めたことは曲げない傾向があった。

でも、こちらでは衝突があることが当たり前。
みんな主張し合い、話し合ってものごとを進めていくのが普通である。

争いは避けよう、丸く収めよう、相手に好かれようなんて考えなくていい。理不尽なことを言われたら言い返す。

私は幼少の時から親からの命令は絶対で、断れないことが多かったので、苦手な分野である。

相手の言いなりになった方が早いし、しんどくないかもしれない。ただ後々まで考えて、自分を貫き通す方が後でしんどくなくなる。

最後に責任をとるのは自分。
今回のトラブルで決断力を身につけ、より自分の頭で考えられるようになって良かったと思う。

この、マレーシアの人から学んだ諦めないマインドセットについては、私のKindle本でも引越しした時の体験談として紹介している。
興味のある方はご覧いただけると嬉しい。

この経験で得たもの2.副収入の重要性と脱被害者マインド

日本にいても、海外にいても、いつ退社や内定取り消しすることになるか分からないし、雇われている状況でもリスクがあると感じた。

海外で転職するとなると、待つ時間を考えるととてもコスパが悪く、待っている間にフリーランスとして収入を得た方がいいと考える人もいるかもしれない。

クラウドワークスでライターの仕事を始めたり、もともとやっていたブログ経由の収入で2月の副業の収入は5万円を超えることが出来た。

ここではどのようにして収入を得たかは省略するが、どんな人でも定期的な副業で収入があるようにする必要があると改めて感じた。

ただ、会社員でいると特に緊急を要さないし、働いている8時間以外の時間も意外に会社の仕事に神経を使ってしまう。言い訳しがちになってしまう。

そんな時このnoteを見返して、マレーシア人を含めて世の中にはもっと酷な状況の人もいることを忘れないようにしたいと思う。

私たちは日本に生まれただけで恵まれている。
仕事が(選ばなければ)ある状態で被害者モードになっているなんて、世界規模で見ると甘っちょろいと感じた。

そして、海外にいてライターをしている立場として、日本にいる方で海外に興味がある方にリアルな体験を伝えていきたいと思う。

※この記事は実体験をもとにしていますが、登場する人物設定は物語風に分かりやすくするためとなり、架空のものです。

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