『人生をマンガ化する』
子どもの頃、ピンチを救うヒーロー、手を合わせただけで錬金術を使う人を見て、自分もそんな人になってみたい、と憧れを抱いた人は少なくないだろう。
僕はマンガを読みながら、頻繁にそんな想いを抱いていた。でも自分は天才でもないし、ヒーローになんかなれやしない、と分かっていた。
自分は平々凡々な人生を送るものだ。でも最近、気付いたことがある…
「憧れのヒーローも僕になれはしない」
自分でも「何様だよっ!」とツッコミたくなる。でも、これは事実だろう。
仮に、似た性格や容姿をしていても、どんな体験をしてきたかなどが全く同じということはあり得ない。
そんな唯一無二の存在がどんな物語を生きてきて、これからを生きていくのかを僕は非常に興味がある。これはマンガを読むのが好きだったことと深く関わっている。
例えば、「ワンピース」は主人公であるルフィが「海賊王に俺はなる❗️」という目標を掲げ、旅をする海賊の物語だ。1話目はシャンクスとの出逢いやゴムゴムの実を食べてしまう場面から描かれている。しかし更に遡れば、エースやサボとの日々もある。とても壮大な物語だ。
強敵に苦戦しながら、仲間の力も借りて、ルフィは前に進んでいく。この物語に共感したり、ルフィを応援したい気持ちが溢れ出す。
そんな大ヒットマンガと比べると自分の人生なんて、ちっぽけなもの、と考えてしまいがちだが、そんなことより大事なことがある。
自分の人生を真剣に生きているか?
物語のスケールは他人と比較するものではない。
『好きな女の子に告白したい❗️』ということが、人生において何よりも大事という人がいて、そこに向かって行動を起こし、もがいているなら、それは素晴らしいと思う。
僕はそういう人が好きだし、僕自身も自分の人生を思いっきり面白がって生きたい。真剣と面白がるは違うことのように感じるが、僕の人生=面白いもの、と決めているので、それに対して真剣なのだ。
あなたは、あなた自身を、あなたの物語を理解しているか?
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