フランスでやめた100のこと(ロッコ)

“やめてみる”系の本は、なぜか定期的に読みたくなります。

【フランスでやめた100のこと(ロッコ)】

削ぎ落とす、シンプルにするのは、すっきりする感覚があるから好きなんです。

これ、おもしろいのが、
“やめてみる”と言っても、実際のところは“やってみる”であることも多い。
というところ。

本書の“やめてみる”例だと、
「本を読まない暮らし」は、本を読みます。だし、
「カップルであることを忘れる」は、恋愛感情を忘れない。だし、
「香りのない人」は、香りを纏います。だし。

それでも、○○をしましょう! より抵抗なく読めるのは、私の脳が、
「“やってみる”より“やめてみる”のほうが、ラクそうだな」
と思っているんだろうな。

思考の転換次第で、いくらでも前向きに、楽しく生きられるよ。
そう、教えてもらっている気がします。

この本の最初には、
“「私」というフィルターを通した写真と共に”
“フランスに遊びに来た気持ちで”
と書かれていて、中には、たくさんの写真が載せられています。

シンプルな風景に、鮮やかな色彩が、ぱっと広がる写真を見ていると、
真っ白な画用紙に、クレヨンを走らせるときみたいに、わくわくした気持ちになります。

手放したからこそ得た豊かさが、こちらまで伝わってくるようでした。

著者のロッコさんは、Instagramでの発信もされているそうで、
お写真が素敵なのも、納得です。

「海外に行って、人生観が変わった。」
のプチ体験を、楽しみながら読みました。


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