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クリマVol.45のまとめ_メインビジュアル、販売作品編

あれこれ仕事を片付けたりゴロゴロしていたらもう2週間も経ってしまいましたが、2021年12月11,12日/クリエーターズマーケットVol.45を無事に終えることができました。メインビジュアル作家として臨んだ今回のクリマを時系列に沿ってまとめてみたいと思います。
・<NEW!>12月28日(火)公開/メインビジュアル、販売作品編
・12月29日(水)公開/量産、ブース、企画編
・12月30日(木)公開/イベント当日編、総括

①メインビジュアルとは

クリエーターズマーケットHPより抜粋

クリエーターズマーケット(以下クリマ)では各回毎にテーマやイメージを設定して、それに合わせて作家さんや作品を選定し、メインビジュアルをつくりあげていきます。完成したメインビジュアルは、雑誌、新聞、SNSなどの広告や当日パンフレットやチケットなどにも使用されます。
またメインビジュアル作家として、正面入り口すぐの場所をメイン作家ブースとして陣取ることができ、文字通りその回のクリマ「顔」となれます。

今回のクリマで特に出展者の方から多く質問されたのは、
「メインビジュアルにはどうやってなったのか?」ということ。

自薦形式で立候補するのか、お金払ったらメインビジュアルになれるのか…等たくさん質問を受けました。これは私も長いことクリマに出展してきましたが、ずっと謎でした。
しかし答えはとてもシンプルで、クリマに誘ってもらったから、でした。

②メインビジュアルになるまで

メインビジュアルにぼんやり憧れていた今から2年前、突如クリマ事務局の当時の担当の方から「メインビジュアルになりませんか?」とのメールをいただきました。
メールには、いつも「minimums」を見てくれていたことや、私たちを選んだ理由、そしてクリマへの情熱で溢れていました。ずっと頑張ってきたことへのご褒美だな、と嬉しくて舞い上がってしまいました。

二つ返事で引き受け、その後事務局内の最終的な選考によりメインビジュアルが確定しました。(本来であれば1年前の2020年12月の予定でしたが、コロナの影響でイベントが中止となり、1年後の2021年12月実施となりました。)

以前の記事で私のクリマ遍歴をまとめましたが、

初めてクリマに出展したのは2007年12月のVol.17。それ以降毎年のように出展し、紆余曲折を経て現在の雑貨ブランド「minimums」を始めたのが2015年。14年かかりましたが、目標にしていた一つの到達点に辿り着きました。

③メインビジュアルになったらしたかったこと

クリマのメインビジュアルをずっと見てきて、いつか自分がメインビジュアルになったらしてみたかったことがありました。それは写真も文字もコピーも全て、自分自身でメインビジュアルを「デザイン」することです。

クリエーターズマーケット vol.45 メインビジュアル

私たちの魅せ方を考えた時、クリマにおいてお客さんは作品以上に、ブースデザインの印象の方が強い気がしました。目立つために始めた小屋ブースですが、クリマに来たことのある人ならこの小屋を見たことがあるはず!と思い、8月の一番暑い日に、芝生の広い公園でカメラマンの方と大汗かきながら撮影しました。

ベストフレンドのパグ助もぜひ一緒に!と言ってもらえたのはとても嬉しかったのですが、パグは暑さに弱いため別撮りで事前に撮影しました笑

好きな色、好きな文字でデザインできたことにとても満足しています。文字調整具合で今回はデザイナーが違うぞ!と気付き、声をかけてくれた作家さんがいてくれて、デザイナー冥利に尽きるとひっそり小躍りしました。

④販売作品の決定/とにかくたくさんつくろう!

これまでのクリマでは、レギュラー作品+新作数種類を出してきました。
更にいつもと違う見られ方をする今回のクリマは、どんなすごいコトをしようか!と最初は意気込んでいましたが、新作や人気作品がすぐ売り切れてしまう「各作品の制作数」も、改善すべき大きな点でした。

ブランドの人気が上がるにつれ、開場後のスタートダッシュ→行列、そして1時間後には売るものはほぼなくなり、あとはぼーっと過ごすだけ…というのがここ数年の流れでした。
イベント出展している身としてはある意味理想的なのですが、わざわざ会場に来たのに欲しいものが買えないというのは、お客さんに対してとても申し訳ないと常々感じていました。

そこで、今回もいつも通りレギュラー作品+新作数種類を出しつつ、すぐ売り切れることがないよう、とにかく数をたくさん作ろう、と考えました。

クリエーターズマーケット vol.45 作品ラインナップ

作品ラインナップは定番作品の回転木馬やドールケース、色も種類も豊富なサーカステントの他、通販での再販リクエストが多い観覧車や移動販売車、そして新作数種類。

変えたのは前出の通り、とにかくたくさんつくる、ということでした。

特に通販で再販をしてもすぐ売り切れてしまう観覧車は、なかなか購入にたどり着けない方が多く、どこかでたくさん量産しなければ、との使命感もありました。また、イベント出展時は人気カラーに絞って制作するのですが、様々な色が並ぶカラフルな空間にしたかったため、定番作品は全色+限定色を用意しました。

また、今回はこれまでの「サーカスシリーズ」以外に「街シリーズ」をつくる!と銘打っていたので、その他新作候補で店舗やホテルをつくる予定でした。が、どうしても「ミニチュア感」が出てしまうため断念しました。
minimumsファンの方でミニチュア好きも多いのですが、私はミニチュアがつくりたいのではない!というよく分からない感情と日々闘っています。
実物を単純に縮小するのではなく「小さくて可愛い世界」をつくりたいといつも考えています。どこかできちんと言語化して自分を納得させなくては、と考えていますが、まだぼんやりと「なんか違う」の段階です。

新作で街シリーズを充実させてしまうと、種類は増えても各作品の制作数が減ってしまうため、結果的に街シリーズはモーテル看板のみに抑えて良かったと考えています。


次回「量産、ブース、企画編」は明日29日(水)に公開します。

たくさんつくるのはいいけど、どれだけ時間がかかるのか、完売できなかったらどうするのか!?ブースのデザインはどうする!?等々、事前準備で悩んだり苦労したことをまとめます。

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