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美大生って何してるの?

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デザインと建築を学ぶ美大生が、美大の生活・授業内容・人間関係・あまり公ではかけない話を書きます。美大の真実がわかるはず。美大受験生のお得情報もたくさんあります。
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#建築

身体性とコミュニケーション

年末感溢れる街を抜けて、先輩たちと行ったバーで、「結局人間の本質的な部分は変わらないよね」という話をした。 普段そんなに口数は多くないけれど、お酒が入ると饒舌になる男の先輩は、色んな人の人生相談にのっていて、その相談力の高さに驚きつつ、デザインの話を深く語ってくれたりしてその見識の深さにすごいな〜と思ったり。 外はしんしんと雪が降る中、あったかい空間でそういう話を聞いている時間が心地よかった。 「直接的なコミュニケーションが減ったけど、こういう無駄な時間がいいのにね」 人

卒業制作。手を動かして創ること。

朝の4時頃まで美大で黙々と手を動かしてなんとか作品を制作して、「終わった...!!一旦お風呂とご飯食べるために帰ろ〜〜」と友達と明朝に帰宅していた1,2年頃の生活。 それも今では学校も19時までしか残れなかったりオンラインでの授業が増えたりして、懐かしい思い出になりつつある。 特に去年なんかは、ほとんど学校にも行かず、ずっと自宅で図面を書いたり3Dのパースを制作していて。 その生活は、たしかに睡魔と戦うことはなくなって体力的にツラいなと思うことも減ったし、一人での作業も

好きだと思っているのは思い込みかもしれない

美大で空間デザインを専攻している人は、ほとんどの人が空間をデザインしたくて大学に入る人が多い。 インテリアが好きとか、建築がやりたいとか、まちづくりに興味があるとか、インスタレーションが好きとか。 それで、空間デザインを学ぶ中で、お店の内装をデザインしたり、住宅を設計したり、自分で好きなものを設計したりしていく中で、自分が将来やりたいことを絞っていく。 空間デザインは、空間に関係するデザインを全て内包しているから、本当に様々なことをする。ショップで売る商品のパッケージや

2020年にインスピレーションを受けた作品やイベントまとめ

こんにちは、rinです。 もうあっという間に2021年になろうとしてますね。 2020年は、コロナ禍だったこともあって、あまり外に出かけたり旅行しづらい環境でしたが、美大生ということもあり本業は作品制作。 美大生といっても、ずっと学校で制作してるわけではなくて、考えが煮詰まったら外に出たり、新しいアイデアの糸口を見つけるために美術館に行ったり色々なものを観たりしています。 今年は自然と展覧会とかよりも、家で過ごす時間が増えたので本やネットなどからインスピレーションをもら