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一番かわいいのはいつ??

私は子どもの頃から、「2才の時が一番可愛かった」と言われていた。
それって、嬉しいような悲しいような。。
子供心に、「じゃぁ、今は…?」と思っていた気がする。


そして、自分の子どもが生まれてみて。

新生児期、小さくて小さくて、くしゃみをしても何をしても尊く愛しい。
それをすぎ、寝返りするまではすやすや寝顔ばかりみて、時にはこちらをみて笑ってくれ、天使のようだ、と癒される。

寝返り~立ち上がるまでは、どんどん自分で動く姿に力強さを感じ成長が楽しみで仕方がない。ティッシュを出すのも水で遊ぶのも、これでもかと真剣な眼差しで同じことを繰り返す。おもちゃや周りの物全てに、興味津々で、この子に映る世界は1秒1秒がキラキラしているんだろうな、と感じる。

一歳を過ぎ、辿々しくも徐々に力強く、自分の思うままに前に向かって歩きだす姿に生きる力を感じる。とにかく自分の足で歩むことが嬉しくて楽しくて、眠くても疲れても帰りたくないと小さな体で全力で駄々をこねる姿に、困りながらも成長を感じ嬉しく思う。

二歳、覚えた言葉と仕草を駆使して一生懸命自分の気持ちを全身で表現する姿に心を奪われ、揺さぶられ、ジェットコースターに乗っているかのような感情の揺れ動きに翻弄され、寝入ったあとはやっぱり天使のような寝顔に涙がでるほど愛しさを感じる。

三歳、自己表現がどんどん活発になり、自分のやりたいこと、好きなことに周りが見えなくなるほどのめり込んだり、かと思えばトコトコと膝の上にやって来ては足が痺れる位長い時間、膝の上で甘え、また何かをチャージしたかのように自分の世界に戻っていく。もうお姉さんだもん、と言いながら。

四歳。妹のことを「一番大好き」と言いながら、一生懸命お世話をしたり、時に怒ったり。姉妹で笑い合う時間が幸せだというのがこれでもかと伝わってくる笑顔に、本当に幸せを感じる。


こんな感じで今のところ、
「一番かわいい」は更新され続けている。

もちろんいつも笑顔で優しい母ではいられないけれど、それぞれの時期の可愛さ、いとおしさを感じられる。とても幸せなことだ。


そして、「2才の時が一番かわいかった」と言われ続けた事に対しても、今となってはそれ以外の時期もちゃんと愛されていたんだろうな、と思うことが出来るようになってきた気がする。




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