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私について~看護学生時代~

保育士を3月に辞めて、その翌月から看護学生となった。

とにかく、目まぐるしい忙しさ。
専門学校は課題が多い、忙しい。
保育の専門学校とは比較になら無いくらい、とにかく課題、課題、課題の連続だった。

一生の中でこんなに勉強したという時間は無い、と言うくらい、とにかく勉強した。
辛いと思うこともたくさんあった。
でも、保育士時代に受け持った子どもたちと保護者から、辞めるときにたくさんのエールをいただき、「先生に卒園まで見てほしかった」と言っていただいた…
そんな子どもたちと別れる覚悟をしてまで選んだ道だと思うと、「頑張ろう」という気持ちになれた。


社会人入学者として費用を工面するというのも最大の課題。
実家から通わせてもらっているので、生活費&家賃はかからないが、学費は自分で工面しようと決めていた。

3人の子どもを必死で育ててくれた親の姿も痛いほど見てきた。
母は私たちを学校に行かせるために、昼間働いたあとに夜中も仕事をしてくれていたのだ。
子どもたちが巣立ち、そこから解放された親に、もう一度学費を…とは言えない。(多分、助けて、と言えば快く援助してもらえたと思う。でも、私はとても助けを求めることが苦手な性格なので、言えなかったのだと今となっては思う)

そんな事情もあり、土日はアルバイトをしつつ、勉強も。目標としていた奨学金も獲られ、やりくりで、何とか自費で卒業できた。


言葉にすると大変、の一言だけど、
大変以上にとても楽しく、とにかく充実していた。

授業や課題で得た知識を、実習現場で実践すると、分からないことも上手く行かないことも山ほど出てくる。
どうしてだろう?なぜだろう?
それをまた調べたり、自分の対応を変えてみたり。

患者さんに怒られることもあったし、自分の弱さ、ずるさ、無力さもこれでもかと感じた。
病気という辛い最中に、自身の身をもって看護とはは何かを伝えてくれた患者さん、現場の看護師さん達には本当に感謝してもしきれない。

とにかく、自分にも相手にもとことん向き合うこと。

3年間の中でこれをさせてもらえたことで、
私は、看護って素晴らしい。
自分は看護師になりたい、この道に来てよかった、と心から思うことができた。

また、私が人生のテーマとも考えている「自分らしく生きる」ことについて、考えさせてもらうきっかけをたくさん頂いたのも、看護実習を通してだった。

個々の思いを大切にする。自分らしく生きる。
そのために自分が看護という仕事を通してできることはなんだろう。

これからも、自分はそれを軸にし、しなやかに柔軟に、そして強かに看護の道を歩みたいと思っている。




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