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スタートレックのテーマは人工知能になっていたよ。SFが切り拓く未来

 イメージ(思考)は現実化する。
 SFが、人類の歴史を引っ張る。

 SF作品の最高峰スタートレックの最新シリーズでは、テーマが人工知能(AI)になっていた。色々と物議も醸し出しているAIはどこへ行くのか、そのヒントがスタートレックに・・・。

キリスト教、人類を月へ送る

 人類が月に行ったのは、キリスト教の影響だという。
 つまり・・・ 
 この世界(宇宙)は、神が人間の生存圏(エデン)として作った世界だ。だとすれば、人は月にも火星にも行くようになるだろうし、そこに住むこともできるはず。それ故、キリスト教国アメリカでは、あそこ(月)に人を送り込もう! という発想になったのだという。
 一方冷戦下で、アメリカに敵対するソ連邦・共産主義政権下には神・宗教はないので、そういう発想は持てない。そこでソ連はアメリカが創造する計画をスパイによって盗み出し、盗んだ計画をアメリカより先に実現することで、競争に打ち勝とうとしてきたのだという。

SF作品が科学を牽引してきた歴史

 そんなことで、科学技術開発の方向性は、人の持つイメージとか信念がきっかけになるというのだ。だから、かつての小説家や未来作家が描いた作品が人類文明の進歩を牽引したというのだ。
 そうなると今後は、ガンダムを見た世代や、ドラえもんを見た世代が、そこに描かれていたアイデアを実現化して行くことになる。さすがに空飛ぶあんぱんを作る科学者はいないと思うが・・・いや、そういうことをイメージして現実化しようとする人が出てもおかしくはない。ただ、その現実化にはあまり社会的なメリットがないとは思いますが・・・。

 ま、とにかく、SF作品は人類の未来を切り開いているのだ。

 その観点で見ると、スタートレック。これは1960年代にテレビドラマで始まったシリーズだが、24世紀に宇宙を冒険する登場人物達は手のひらサイズのなんでもできる道具を持って活躍していた。半世紀経って、我々人類はいかなる時もスマホを片手に活動するようになったが、これってまさにスタートレックで憧れていた近未来スタイルだ。
 それは、トリコーダーという機会で、ちょんとタッチするとなんでもできちゃう小道具だった。当時は、そんななんでもできる便利なものあるかよ、って、ちょっと笑みを浮かべながら観ていた記憶があるけど、今まさにそんな都合の良い道具が我々の手の中にあるから驚く。

 その、スタートレックが、人工知能、人工生命を一番新しい2つのシリーズで題材にしていることは、なかなか興味深く感じた。
 その2シリーズ、最新作は、Amazonプライムで観て、もう一つはNetflixで観た。

 最近、ネットで映画が私の中で本格化した。


 スタタートレック:ピカード

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スタートレック:ディスカバリー

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 両シリーズとも、旧作を知っている人に嬉しい仕掛けがいっぱい仕込んである。もちろん、全く知らない人が見ても十分面白い。ディスカバリーのシナリオには驚くべきものがあった。すごい。

 個人的には、ピカードに出演しているタムリン・トミタが嬉しかった。これは、スタートレックではなくカラテキッド(ベストキッド)の2作目の出演者で、しばらく氣づかなかったがある時テロップに目が行き知った!


 スタートレックで、人類は人工知能・人工生命の問題と戦っていたが、今、この2020年ではまず感染症との戦いが重大局面を迎えている。
 先ほど、志村けんさんの訃報が報道された。

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