スクリーンショット_2020-02-01_16

娘と韓流ドラマ(チャングム)

チャングムの子役が、うちの娘に似ている!

 今頃で恐縮だが、チャングムという韓国テレビドラマの子役が、娘にいて居て、悲しい物語への感情移入度が半端ではない。(チャングムは2003年韓国発放映。日本では2006年初放映)

韓流っ、てここまで行ってるの知ってましたか?

 韓流ブームという言葉を聞いて久しい。調べてみると2004年「冬のソナタ」でスタートし、2017年からは第3次韓流ブームに入っているそうだ。ヨン様のドラマのマフラーとメガネでスタートしたブームは、旅行(聖地巡礼)、ハングル教室、K-POP(音楽)へと拡大し、最近では若者の韓国での美容整形にまでその範囲が及んでいるのだそうだ。すごいね。

 私は「善徳女王」と次に「トンイ」という時代劇を見たきりで、他はほとんど知らないのだが、最近、ある人が盛んに「チャングム」で遅れた韓流ブームが来た話を面白おかしくするので、ちょっと氣になって、見てみた。そんなに引き込まれるの?って。

 ラッキーな事にアマゾンプライムに入っているので、タダで見られるやったー! 1話を観てみると、お、2003年だからまだハイビジョン前なのね・・・と、旧仕様の荒い画像にちょっと驚きながらも、トンイに出ていた役者さんが結構出ていたりして、ついつい最後まで観てしまった。

チャングムの子役が天才

 そうすると、なるほど。
 これは、次の回を観ちゃいますね。脚本がめちゃくちゃよくできている。次回どうなるのよ! って。

 そして、2話からは子役の女の子が出てくるわけですが、この子がまたすごく可愛い。芝居もうまい! 天才子役。

 ここからネタバレなんですが、この子役演ずるのがこの後主人公となるチャングムの幼少期でして、幼くして父母と死別する事になります。しかも、チャングムの自分の行動が遠因で、父母が死ぬ事になる。母との別れのシーンはこちらも涙がポロポロ出るのですが、やはり、幼い娘という役所なので、ついつい、自分の娘を重ねちゃう。

 年齢は明らかにはなっていないのだけど、小学校の低学年くらい(6〜7才)くらいでしょう。その子が、これから、身寄りもないのに、どう考えても激動の人生に立った独りで放り込まれる訳です。母が目の前で死んで行く娘の心を思うと泣けてくるし、その娘を残して自分の命がもう尽きようとしている母親の方の氣持ちになってもまたやるせない。涙。
 もし、これが自分の娘だったら、どんな氣持ちなんだよと。どんだけ悲しいんだろうと思うと、もう、たまらない。そんなところで2話が終了。

今見るべきチャングムだった

 「善徳女王」とか「トンイ」は、独身時代に観ていた。それはそれで、没入して観ていたが、「チャングム」はまだ2話しか観て居ないけど、かなりハマりそう。
 「チャングム」は娘を授かった今見るのがベストタイミングだったと思った。これは、娘がいて観るのと、居ないで観るのではかなりの差があっただろうと思う。居ないで観るはもう経験できないから、証拠はないけど。

 娘がいる事で、ドラマも面白くなるし、また、ドラマから受けるもの、情のひだの厚さというか、細やかさというか・・・全然違ってくると思う。これが男の子でもまた、ちょっと違ったかもしれない。

 そうやって感情移入して見るから、子役の鳴いている時のほっぺたのプニュっとした感じとかが、ああ、うちの娘そっくり〜って、親バカがいくらでも発動してとめどがない!

 うちの娘も、強く生きていけるように残してあげなきゃならないものがあるな。と、思いつつ。仕事に戻った。

P.S. 映画「ARRIVAL」(2016)(放題「メッセージ」)

 同じように、「メッセージ」という映画も。
 これも、小学校1年生くらいの娘が出てくる映画だ。赤ん坊の頃も出てくる。娘が生まれる前に観たときはあまりピンと来て居なかったが、生まれた後に見ると、もう、キュンキュンなのだ。
 母親が、寝ている赤ん坊の手をそっと撫でるカットとか。
 父親が、よそを向いている赤ん坊の頭に軽く顎を触れて、その体温を感じているというだけのなんて事ないカットから、ドドーッととめどない何かの波動が押し寄せて来て、愛おしいシーンになる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?