眼の前を夏休みに変える曲たちは、歌詞まで夏とは限らない #スキな3曲を熱く語る
こんにちは、Minimal Order(ミニマル・オーダー)です。日頃は音楽を制作し、仕上がった音源を各種ストリーミングサービスで公開しています。
今回は「note CREATOR FESTIVAL」に合わせたお題企画 「#スキな3曲を熱く語る 」への記事を執筆してみました。
とはいえ、「スキ」な曲を選ぶのはとても難しいものです。
なんたって1年のベストを選ぶのさえなかなか絞れないのですから。
それでも「スキ」を選びぬいて発信するには、何らかの切り口・括りが必要そうです。まずはそこから考えてみました。
「スキ」の切り口と物差しについて
「スキ」の切り口について:
夏が終わった今だからこそ、「今日を夏休みに錯覚させてくれるような曲」もっと言えば、「眼の前が雪景色でも一瞬にして心情を『夏休み』へといざなってくれるような力を持つ曲」を3曲選ぶことにしました。
選んだ3曲の夏休みっぽいところから、まったく夏関係ないところまで、まるっと楽しんでいただければと思います。
「スキ」の物差しについて:
では、どうやって上位3曲を絞るかですが。
そこはもう、単純な"スキ"という気持ちで選ぶことにしました。
曲がスキな「理由たち」なんて、スキという感覚のあとにぞろぞろとやって来るものだからです。
今日を夏休みに錯覚させてくれる3曲
では早速いきましょう。
[1曲目] This Must Be The Place / Talking Heads
必要最低限で、小気味の良いまとまり感のあるカッティングギターに
シンセ、リズム隊。
その上で感情を自由に羽ばたかせ歌い上げるデイヴィッド・バーン。
すべてが「スキ」な要因ですし、なんだか「肩の力抜いていいんだよ」と言ってもらえている気がします。
歌詞の中でも、季語とまではいきませんが、
「時間のありあまった青春の夏休み」のようなものを感じさせる要素が
散りばめられています。
Home is where I want to be
(家こそ居たいと思う場所)
Hi-yeah, I got plenty of time
(時間はたくさんある)
/ This Must Be The Place by Talking Heads (邦訳:記事執筆者)
気に入った、もしくは、すでに大好きだよー、という方は、
是非こちらと合わせてKimonosによるカバーや、MGMTによるカバーもチェックしてみてください。
[2曲目] Passion Fruit / Yaeji
言わずとしれたDrakeのヒットソングのカバー。Passionfuit。
パッション・フルーツといえば、「あまり食べる機会もない南国の果物」くらいの印象しかなかったのですが、花言葉には「聖なる愛」「信心」などがあるようで、「パッション」の冠にふさわしい意味が込められています。
歌詞も然りで、パートナーとの「信じ合う心」について綴られてます。
Listen
Hard at buildin' trust from a distance
I think we should rule out commitment for now
'Cause we're fallin' apart
聞いてくれ
離れたままで信じつづけるのは、そう簡単じゃない
だから今は約束をしないほうがいいと思うんだ
このままでは心が離れてしまいそうだから
/ Passion Fruit by Yaeji (原曲 Drake, 邦訳 記事執筆者)
夏といえば昔から「恋の季節」と呼ばれます。
理由はイベントが多いやら、日照時間長くてセロトニン分泌されやすいやら、いろいろあるらしいですが、
その対比として夏の終りは「恋の終わり」として象徴的に描かれます。
(小説にしろ、映画にしろ)
パッションフルーツ(信じる心)は、そんなパートナー同士をつなぎとめる愛の象徴として歌い上げられており、それは夏らしくもあり、はたまた普遍的で夏に限った話でもないよな〜とも、思うわけでした。
原曲のDrakeによるPassionfruitはこちらから。
また、同楽曲のプロデューサーNana Roguesによる楽曲の解説はこちらからどうぞ。
[3曲目] Break / Kero Kero Bonito
人生には、確信は持っていないけれど、自分の直感を大事にしたい瞬間があります。
新しいことに挑戦したいときもそうだし、何かをやめたい・休みたいときだって当てはまる。「何もしない」ことを決めることだってそう。
みんなどこかへ向かってる
でもかみが dancing in the wind
こういう時に思うんだ
生きていて本当によかった
幸せ気分になれるんだ
これでいい気がするんだ
I got a smile on my face
Cause now I'm taking a break
/ Break by Kero Kero Bonito (太字:記事執筆者)
100%の確信を持つ「これでいい」でもない、
誰かの意見を必要とする「これでいいのかな」でもない。
ボーカルSarahの歌う「これでいい気がするんだ」がちょうどいい。
確信はないけれど、自分の感覚を信じたいんだという意思表明。
それを力まずに、なんだったら思い切り力を抜いて、リラックスして歌い上げる。
「Break」。それは夏休み(Summer Break)を彩る曲としてだけでなく、
あらゆる人の立ち止まる瞬間(Break)を肯定し応援してくれる歌としても聴くことができるなと感じました。
様々なロケーションで撮影されたユニークなMVも合わせてどうぞ。
最後に50曲入りのプレイリストをご紹介
収まり切らなかった47曲を含む、計50曲入りのプレイリストも公開しておきます。
宣伝 | Minimal Order名義で制作している楽曲
宣伝枠になりますが、Ableton LiveやFenderのエレアコ、Spliceなどを用いて制作している私自身の楽曲もご紹介しておきます!
出典 | 本記事執筆に関わる情報ソース
Cover image by Alex D'Alessio on Unsplash
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