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引越し時に見直したい!固定費節約術5選

みなさま、こんにちは。
子育てミニマリストのメメです。
3月も残り僅かとなり、世間では就職や転勤などで引越しの繁忙期になりました。

私たち一家も3月末で引っ越しを予定しています。
そこで、今回は私たちも実際にやっている引越し時に見直した固定費節約方法をまとめていきたいと思います。

1.固定費を削減するインパクト

家計相談する上で「まずは、固定費を見直しましょう」と言われることが多いです。
なんとなく固定費の削減が大切と言われていますが、数字で判断するとわかりやすいと思います。

今回は、転勤に伴う引っ越し時の固定費の見直しに焦点を当てます。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構の統計調査によると、日本人の1回の転勤における赴任期間(引越しの頻度)は3年が約37.6%と一番多く、次いで5年が26.2%となっています。
(引用:企業における転勤の実態に関する調査」調査結果の概要

仮に3年に一回転勤するとして、
家賃を5,000円/月
火災保険を5,000円/年
光熱費を1,000円/月
通信費を500円/月
NHK放送受信料を10,000円/年
削減したとします。
これを3年間、36ヶ月に換算すると、27.9万円もの節約になります。
仮に家賃を下げられなくても、約10万円の節約になります。

このように数字で判断すると固定費の削減がどれだけインパクトのあるものか分かります。
今回は、我が家も実際に引越しのタイミングで見直した固定費を紹介していきたいと思います。

2.固定費節約法

・家賃

引越しに伴い、まず見直したいのは家賃です。
我が家では次の転勤先で車が必要だったため、社宅を借りることにしました。
社宅は会社にお勤めの方は第一に検討余地があると思います。
会社によっては賃貸を借りても家賃補助が出る場合もありますが、社宅の方が安いケースが多いです。

実は、家賃補助が出た場合は、支給額が多くなるため、年金などの社会保険料算出の基準となる標準報酬月額も高くなります。
社会保険料が増えるため、家賃補助が2万円出る7万円の賃貸を借りる(実質5万円の負担)よりも家賃補助が出ない5万円の社宅を借りる方が実質の手取り額が多くなる場合もあります

標準報酬月額・標準賞与額とは?(協会けんぽ

社宅の場合はいろいろな係を割り当てられることもあるため、賃貸にするか社宅にするかはそういった点も考慮して検討してみてください。

・火災保険

賃貸を契約する際に必ずといっていいほど、提携している火災保険に入るように言われると思います。
しかし、不動産会社と提携している火災保険は不必要なオプションや契約者が理解できないような特約などがついている場合が多く、割高なことが多いです。(私の場合は、年間10,000円程度でした)

賃貸の契約書にも記載がありますが、
基本的には「借家人賠償責任補償」がついている火災保険
であればどの保険会社でもいい場合がほとんどです。

会社員の場合は会社の団体割等で安くなる場合もあります。
契約時に指定の火災保険ではなく、自身で契約した火災保険に入った方が安いことが多いです。
我が家も10,000円/年→3,700円/年程度になりました。

火災保険の見直しは以下のような一括サイトもおすすめですが、前述のように団体割が効く場合もあるため、会社の福利厚生担当にも見積もりをとって比較するのがいいでしょう。

賃貸の場合であれば、大家さんに対する補償である「借家人賠償責任補償」は必須です。
火災保険の特約にある「日常生活総合賠償特約」に関しても、洗濯機から水漏れがして階下の人に被害が及んだり、自転車で他人を死傷させた場合も保障されるため、入っておいた方がいいです。(月150円程度です)
汚損・き損の特約に関しては、子供がいる場合は入る価値はあると思いますが、やや割高になる
傾向なので特約ありとなしの場合の値段を比較して検討してみてください。

それ以外の家財補償等に関しては、自身のものに対する補償になるため、基本的には貯金で備えるのがいいと思います。
もし、家財の補償額を0にできない場合は免責金額(自分が支払う限度額)を上げることで保険料を抑えることができます。

公務員の方は、国家公務員宿舎法等で軽過失の火災なら賠償義務がないそうなので入らなくてもいいかもしれません。

・電気、ガス代

電気、ガス代に関しても引越し前から割安の電力会社やガス会社に契約できる場合があります。
楽天でんきの場合は一度、大手の電力会社(東京電力など)と契約してからでないと、申し込み出来ませんでした。
※楽天でんきは、ウクライナ情勢による電力調達の先行き不透明のため一時新規申し込みを停止しています。(2022.3.20現在)

私は普段、楽天ポイント(扱いづらい期間限定ポイント含む)が自動で使える楽天でんき・ガスを使っていました。
引越し先でも引き続き使おうと思っていましたが、新規申し込みの一時停止に伴い、申し込むことができませんでした。(引越しに関しても、新規申し込み扱いになるため)
ガスに関してはプロパンガスのため、切り替えは難しいようで、今回は電気のみ乗り換えることにしました。

以下に大手電力とガス会社(でんきガスセット割)、Looopでんきの電気代を比較したグラフを示します。
縦軸が月額を、横軸は使用ワット数を示しています。

電気代比較

参考のために楽天電気を記載しています。Looopでんきとグラフが重なっていますが、使用料金はLooopでんきの方が僅かに安いです。

Looopでんき料金表
楽天でんき料金表

楽天でんきでは利用料金に応じて0.5~1%のポイントが貯まるため、ほぼ誤差と言ってもいいかもしれません。
どのみち、楽天でんきは新規申し込みを停止しているため、引越し先ではLooopでんきを使わせていただくことにしました。

ちなみに、Looopでんきは楽天でんきと違い、引越し時から申し込みできました。

Looopでんきよくある質問

・通信費(固定回線)

スマホ代は引越し前から見直ししているため、今回は固定回線のみとします。
引越しが多い転勤族はコンセントに指すだけで使えるSoftbankAirやモバイルWi-Fiルータなどを勧めているサイトも多いですが、容量無制限といいつつ3日で10GBなど速度制限がかかる場合が多いです。
我が家ではOSのダウンロードやスマホのカメラロールのバックアップ等で使いたいため、速度制限のかからない固定回線(光回線)を契約することにしました。

実家ではNuroひかりを使用していますが、転勤先では対応していません。
キャッシュバック等を考慮すればより割安の光回線があるかもしれませんが、今回は楽天モバイル契約者は基本料金一年間無料になる楽天ひかりと、解約違約金が発生しないenひかり、おてがる光、So-net(minico)と比較しました。(マンションタイプの比較です。)
縦軸が累計額を、横軸が利用月数を示しています。
※解約違約金やキャンペーンに関しても考慮した料金比較になっています。

光回線料金比較(2022.3.20現在)

おてがる光に関しては2022年3月31日まで工事費(約2万円)が無料になるキャンペーンを、楽天ひかりに関しても2022年4月5日まで工事費(約2万円)が無料になるキャンペーンをやっています。
グラフで比較すると、やはり解約違約金を考慮しても楽天ひかりの一年間無料の影響が大きく、楽天ひかりが一番安い結果になりました。

おてがる光は、ちょびリッチというポイントサイトでは1.8万円相当のポイントがもらえるキャンペーンもやっているようです。

それを考慮してもやはり、楽天ひかりが一番安いようです。
ポイントサイトや各種公式のキャンペーンなどは日々変わっていくため、見極めが難しいですが、自分が使いたいと思っているサービスは一度「(サービス名) ポイントサイト」と検索すると幸せになれるかもしれません。

私が契約した際は、楽天ひかりの工事費無料キャンペーンはやっていなかったため、以下のようになりました。

光回線料金比較(2022年2月末)

8ヶ月を超えたところで、解約違約金を払ってでも楽天ひかりがお得になったため、我が家では楽天ひかりを契約することにしました
ただし、楽天ひかりでは、IPv6対応のルーターを自前で用意する必要があるため、その点は注意が必要です。

・NHK放送受信料(衛星契約→地上契約)

我が家では今住んでいる賃貸では、共用の衛生放送用アンテナとテレビ(衛星放送の受信設備)があるため、NHKの放送受信料については衛星契約をしています。
NHKの受信料額を以下に示します。

NHK放送受信料

最もお得になる12ヶ月前払いの場合、
衛星契約では、24,185円/年
地上契約では、13,650円/年
と年間で約1万円ほど違います。

私の場合、引越し先に衛星放送を受信できるアンテナがなく、個人で受信できる設備を設置するつもりもなかったため、衛星契約から地上契約に変更の電話をしました
電話では、引越し先に衛星放送を受信できる共同アンテナの有無や個人で衛星放送用アンテナを設置するか否かなどについて確認されました。
引越し前の連絡であったため、住所変更の手続きも併せて実施しました。
契約変更の書類等については新居の住所宛に送付されるそうです。

地上契約から衛星契約へはネット上で手続きできますが、衛星契約から地上契約へは電話のみの受付になっています。

NHK受信料窓口

多く支払った分の受信料は返納されるようです(契約変更時に振込先の口座を聞かれました)が、あらかじめ引越し先に衛星放送を受信できる設備の有無を確認しておくことで余計な出費を抑えられるかもしれません。

3.まとめ

今回は引越しのタイミングで見直したい固定費削減法という内容をまとめてみましたがいかがだったでしょうか?
なんとなくで大手のサービスを使っていると、同じサービスなのに割高のサービス料を払っていた、ということはよくあります。

スマホに関しては、格安SIMの場合は通信速度が低下する時間帯があったりしますが、電気やガス、固定回線、火災保険などについてはそこまでサービスの質が変わることはありません

固定費を見直す上で、月額料金の安さについつい目が行きがちですが、光回線などは特に解約違約金を取られるなど隠れコストがかかる場合も多いです。
しっかりと諸経費等を含め、グラフで可視化することが固定費を削減するコツだと思います。

今回はあくまでも私の事例を紹介してみました。
間違っている箇所もあるかもしれませんが、この記事が皆さまの固定費削減の一助となれば幸いです。

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