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一人暮らし 初 入院記 〜手術編〜

こんにちは、ヒカリです。今回は手術編です。

退院してから2ヶ月後、虫垂炎の手術を受けることになりました。

虫垂炎の場合、一度発症すると再発の可能性が高まるそうで、基本数ヶ月後に手術して虫垂をとるケースが多いそうです。

またいつなるかわからない虫垂炎に怯えて過ごすより、手術でとってしまった方が安心すると思い、手術することにしました。

今回の内容は

・手術までに私がどのように過ごしたか
・手術に向けて購入したもの
・手術について

ぜひ読んでいただけると嬉しいです。

それではどうぞ。

検査・検査・検査の日々!

前回の入院で気になることが多々出てきたので、退院後いろいろと検査することにしました。

初めてCTを撮った際に言われたこと。

「虫垂のあたりに白いモヤがある」
「子宮にも異常が見られるかも」

虫垂と子宮が同じ位置上にあるため、このように言われました。

結果は虫垂炎でしたが、「子宮に異常があるかも」という医師の言葉が気になってしまい、退院後に婦人科で診てもらうことに。

①子宮健診

思えば婦人科検診をしたのは6、7年前。
最低2年に1度検診を受けることが婦人科では常識と言われました。

これまで検診を一度しか受けてこなかったことを反省して、意を決して診察台へ。
診断結果は子宮筋腫がありました。

名前は聞いたことあるけどそれって何?え?手術しないといけない?

話を聞くと、今のところ手術をする段階ではないそうで一安心。
ですが子宮に筋腫(それも結構な数)があったという事実にショックを受けました。

自分の体の状態や症状の無知さに絶望し、これからは毎年、いや2年に1度は検診を受けようと思いました。

私のように病院嫌いで健診から遠ざかっていると、こんなことにならない限り受診しないので、定期的に行くのをおすすめします。


②胃カメラ

手術も目前という時になって、胃がムカムカする症状が。手術の直前だし、薬でももらおうと気軽に相談したところ

「胃カメラしましょう」と即断で言われましたw

手術を万全にするために不安要素を取り除くことが大事なので、有無を言わさず胃カメラを受けることになりました。

はい、人生初の胃カメラです。気になるのはただ一つ。
胃カメラって痛い?(知らんがな)

ドキドキの胃カメラ

当日は緊張しながら病院へ。
最初に胃の中の泡を消す薬を1杯飲みます。いよいよ検査室へ。

あれよあれよという間に口から太い管を入れられ10数分後、検査は終了しました。

感想を言うと、思ったよりえずくこともなく、痛くもなく(途中少し気持ち悪かった)初めてにしてはうまくいったのではないかと思います。

医師の声掛けに合わせて息を吸ったり、痛くなりそうなところは言ってくれたりしたので、安心して臨むことができました。

診察結果も全く問題なし。

(もう怖いものは何もない…)という要らぬ自信をつけ胃カメラは無事に終了しました。

1日9,000歩チャレンジ

休日はほぼ病院の予約入り。

SNSのフォロワーさんの影響もあって、健康のために家から病院まで歩いて通うことに。
片道30分くらいの距離なので散歩コースにもってこいです。

公園があって緑も多いので癒されます。散歩が新しい趣味になりました。


物の見直し

普段何気なく使っている物でもふとした時に「買え替え時かな?」という時ありませんか?

今回は、以前の入院中に買い替えようと思った物があったのでこれを機に購入した物を紹介します。

ドライヤー

Panasonic へアドライヤー

10年使ったドライヤーをついに買い替えました。

以前の入院時に見てコードの汚れや、焦げたような匂いが気になってついに買い替えることに。

今回もパナソニックを購入。機能もデザインも申し分なく、長く使いたいアイテムになりました。以前のものと風量が段違いに違い、乾きが早い。

最初は高い買い物で躊躇しましたが、時短や機能が良くなることを考えれば、十分元は取れる買い物になると思うので、買ってよかったです。


スニーカー

無印良品 疲れにくい 撥水スニーカー


7、8年履いていたアディダスのスタンスミスのスニーカーの底に穴が開いてしまい、買い替えることに。

同じスタンスミスにしようか迷って無印のスニーカーを購入しました。

履き心地はスタンスミスの方が抜群にいいですが、普段の通勤や散歩には問題なし。2,990円とお手頃価格なのも嬉しいです。

きっかけは様々ですが、物と向き合ってさらに暮らしを豊かにしたり、アップデートを繰り返して常に自分でご機嫌をとっていくことが前向きに暮らす秘訣だと思います。

手術を控えるにあたって、こうした物の見直しもやっていきました。

入院時買ってよかったもの

以前の入院であったらよかったなと思うものがあったので、今回の入院に備えて何点か購入しました。

①ニトリ マイクロファイバー バスタオル60×120

とにかく吸収が早い、タオルがベシャベシャにならず、すぐ乾くので泊まりがけの旅行におすすめです。

②ピンチハンガー

洗濯した物や、マスクなどを干したいと思い購入。退院した後も、ベランダに置いてちょっとしたものが干せるので買ってよかったと思います。

③スパバッグ

歯ブラシ、洗顔、化粧品類などこれにまとめて洗面所まで持っていけるのでとっても楽。

今までなんで持ってなかったんだろうと不思議なぐらい買ってよかった商品です。ホテルや温泉などでもこれから使いたいと思います。



手術前準備

親との手術前面談やコロナ検査も終わり、いよいよ手術前日。(この日までに通った病院の回数8回でした…)

人生で初の手術ということもあり、不安でいっぱいでした。
コロナにかかる心配もあったので、気をつけながらの生活。なので無事手術の日を迎えられたことが嬉しかったです。

看護師さんから手術についての説明を受けます。

手術にともない、肺血栓塞栓症(はいけっせんそくせんしょう)という症状が起きることがあるそうです。

足の太い血管に血のかたまりができ、この血栓が肺に送られ詰まってしまう病気のこと。
肺血栓塞栓症は以下のように予防ができます。

・深呼吸をする
・足首の運動
・弾性ストッキング

足のサイズをこの時は測ってくれました。

弾性ストッキング(写真撮り忘れたので冊子です)


手術は腹腔鏡手術と言って4ヶ所穴を開けて行うため、事前に準備をしました。

・ヘソのゴマを取る
・下の毛の処理(上の方を少し剃るぐらい)
・医師によるマーキング(穴を開ける部分にお腹にマジックで印をつける)

他もろもろ説明を受け、いよいよ手術するという実感がやってきて、緊張でこの日はあまり眠れませんでした。

いざ、手術へ

手術当日、手術は午後1時から開始予定だったので午前中に殺菌用タオルをもらい、シャワーを浴びました。

手術着に着替えて下着はショーツのみ。弾性ストッキングを履いて準備完了。
メイクは顔色を見るため一切禁止でした。

予定より1時間遅れで手術室へ。
腹腔鏡手術なので術後の痛みはあまり気にしてませんでしたが、怖かったのは手術です。

何しろ初めての体験、麻酔が効かなくて意識があったらどうしよう…などという意味不明な心配ばかりしていました。

いよいよ看護師さんに呼ばれて手術室へ。

手術室へ行くまでの道のりが長く、足元がフワフワしていて早く着いてほしいようなほしくないようなそんな気持ちで歩いていました。

リアルで見る手術室は、ほぼドラマで見る通りの手術室。ちょっと広いと感じるくらい。
自分でもわかるくらい心臓がバクバク言っていたので、心拍を測る装置をつけられた時も「心拍すごいね〜」と言われましたw

麻酔は全身麻酔で行います。腕の点滴から麻酔薬が入っていきます。腕がピリピリして、目がボ〜っとしてきたところまで覚えています。

術後の痛み

手術はちょうど2時間で終了しました。

目覚めた時の状態は最悪で
「肩が痛い」「喉が痛い」「お腹が痛い」の痛みフルコース。

体が熱く、朦朧とした感覚がありました。

喉が痛いのは、全身麻酔で呼吸ができなくなるため、チューブを口から通して酸素を送り込む「気管内挿管」をしたためです。

この日は絶対安静のため、ベッドの上で過ごしました。トイレも行けないため、尿道カテーテルが挿入されている状態でした。

真夜中 尿との戦い

ここでトラブルが発生しました。
普通なら尿道カテーテルを入れているので、自然と尿が出るはずなのに夜になっても尿が出る気配がない。

一旦様子を見ることになり、就寝。
しかし、夜中頃にトイレに行きたくなり起きました。

やっぱり尿は出てないもよう。
看護師さんを呼び、カテーテルの状態を見てもらうもちゃんと挿入されてる状態。

尿意がピークになり、もうカテーテルは抜くことにし、直接トイレへ。

手術直後で体を起こすのにも一苦労。
そんなことも気にしてられず、トイレへ行くことだけを考えて必死で歩く。(トイレまでの道のりが遠い)

ようやく出せると思いきや、これもなかなか出てくれず、絞り出すようにして出すこと10分。

残尿感はあるものの、尿が出せたことに一安心しました。これを夜中に2回ほど繰り返し、手術当日は終了。

もうぐったり。

腹痛との戦い

翌日。意外なトラブルに悩まされましたが、今度は術後の痛みが。

お腹の傷具合はまさにこんな感じで、4ヶ所に穴を開けられていました。(術後はガーゼで塞がれてます)

出典「女性低侵襲外科・リプロダクションセンター」

腹腔鏡手術と聞いていたので、痛みはあまり心配していませんでした。

とんでもない。
お腹全体が痛く、虫垂炎再来?と思うほど痛かったです。

歩こうにも腰から上半身が90度以上上がらない。まさに腰の曲がったおばあちゃん状態でした。痛み止めの点滴もしていましたが、あまり効いてる実感がなく、ごはんも食べることができませんでした。

以前の入院中の天国のような居心地とは真逆の苦しみでした。

こんなに痛いなんて聞いてない…
痛み止めの点滴を変えてもらい、どうにか食事ができるように。

追い打ちをかけるように医師からの「今週中には退院できるね!」の言葉が…
え、まともに歩けないのに、マジですか〜?!(心の声)

術後の試練

退院も間近にせまり、痛みがあるものの早く病院から出たい気持ちもあり、暇な時間(だいたい暇)を見つけてはひたすら病院の廊下を散歩していました。

そしてもう一つ術後に乗り越えなければならないことが。盲腸あるある「ガス出たか問題」。

毎日問診で聞かれることが、「便出ましたか〜?」「ガス出ましたか〜?」(大声)
最初は恥ずかしかったものの、慣れればもはやあいさつ言葉ですが、術後丸2日間は「NO」。

2日間も出ないと不安になりますが、3日目にようやく出た時は一安心。
普段の「当たり前」がどれだけ大事か思い知らされます。

退院後

手術から5日たち、無事に退院。

歩くとフラフラはするものの、親が迎えにきてくれて食事や買い物をしたり、外に出られることの喜びを改めて噛み締めました。

職場には、「退院して2、3日後には戻ってきます!」と大見栄を切って入院したものの、実際は、まだ痛み止めを飲まないといけないくらい腹痛があったので、さらに1週間の休みをもらうことに。

腹痛はあるといっても、もう何を食べてもいいんだと思うと手術をしてよかった、と心から思えました。

お気に入りのカフェ 玄米生活もいいなと思えるメニュー


最後に

今回の入院は手術をしたこともあって、前回のように平和な入院とはなりませんでしたが、目的の虫垂をとることもでき、一仕事終えたような、清々しい気持ちです。

正直なところ、虫垂炎をなめてました。これほど痛いとは。

今回の入院と手術(6日間)でかかった費用は約9万円。
前回と同様、限度額医療と医療保険、会社の見舞金でまかなうことができました。

人生って何が起こるかわかりませんね。
30代後半になって、これまでで1番ショッキングな出来事でした。

こんなことにならなければ…と思うこともありましたが、こんなことになったから色々知らないことも知ることができたし、たくさんの人に感謝もできたし、今後の人生の糧になる、と前向きに考えられています。

そして最後まで読んでいただいた皆さんありがとうございます。

2023年はどんなことが起こるでしょうか?
いえ、今回のアクシデントは突然にやってきましたが、来年は楽しい!と思えることを、自分からつかみにいける年にしたいですw

それでは2023年、良い年になりますように。

ヒカリ

家の近くにある天空の城(仮名)

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