ベッドなしで冬が越せるか検証
なによ、これ、と普通のひとはお思いでしょう。
何を隠そう、これは両方とも寝具です。
全面レザー張りのクィーンズ・サイズのベッドを処分して半年たち、初めての冬にどう対応しようか検証中です。
そんなことは「検証」段階ではなく、実際にベッドなしで越冬して「立証」してみせてから報告せよ、と言われそうですが、「なんとなく勢いでベッド捨てちゃったけど、なんか寒くなってきたし冬場どうしよう?」という方のためへの提案です。
そんな人がはたして何人いるのかわかりませんが。
さて、実験環境は以下のとおりです。
[期間と気温]:実験期間は先週初めから約10日間(継続中)。
イギリスも寒くなってきたとはいえ、通常11月は、地元民にとってはまだ大した寒さではありません。ですが、先週はかなり冷え込んで、屋外の最低気温は氷点下が続きました。
[床の状態]:フローリング。
畳やカーペット敷きではありません。ましてや、床暖房があるなんて場合は、ベッドなしでもいけるに決まってるじゃないですか。冬場のフローリングの冷たさをなめてはいけません。
[敷物寝具の設定]:敷き布団やマットレスは使用しない。
と、ここで、冒頭写真にある二つが登場します。
ベッド断捨離後の敷物寝具
敷物その1(一年中)
冒頭写真の左側はスリーピングマットです。これは、この半年ずっと愛用しています。Amazonからはビタ一文もらっていないので商品名はあえて書きませんが、アウトドア派なら一目瞭然の有名なアイテムです。
敷物その2(冬期のみ追加)
写真右側はべニア合板。60㎝四方のものを3枚買って、ヒンジでつなげ、折りたためるようにしました。ついでに、持ちやすいよう黒い取っ手もつけてみました。独り暮らしが長いので、DIYは得意です。
いまのところ、ミニマリストの御用達であるエアリーマットレスは買わない、ということが前提です。なぜかというと、
エアリーマットレスは、実はホコリを吸いまくるらしい。(エアリーマットレスをお持ちの方、ちゃんと洗ってます?)
通気性が良いといっても、冬場は結局、結露するらしい。
水洗いができるといわれても、そんな面倒なことをする気はさらさらない。
天日干しとかもっと無理。冬場のイギリスで天日とか、そんなレアなものをあてにできません。
そもそもイギリスでは売っていない。(他メーカーの高反発マットレスは売っていますが、やたら分厚くてかさばります)
それに加えて、私はこの半年、下にはスリーピングマット+シーツだけを敷いて寝るという、いわば「平床寝台(へいしょうしんだい)」に近い状態で寝てました(枕は硬枕ではなく、ふつうにテンピュールもどきを使ってますが)。
それでなんの問題もなく今まで来たのに、いまさらマットレスを買うのは気が進みません。
掛け布団はどうするか
毛布と掛け布団はすでに持っています。イギリスでは掛け布団は duvet(デュベ)と呼ばれ、とても軽くて暖かいです。私がいま持っているデュベのtog (暖かさを示す単位) は 10 togなので春・秋用です。
掛け布団をもう一枚買う、ということも考えましたが、ここは試しに、寝袋を買いました。
最近の寝袋ってパステルカラーやかわいい柄のものも多く、パッと見は「幅が狭めの掛け布団」みたいな感じです。
まぁ、深緑や群青色、はたまた迷彩柄といった、昔ながらの寝袋がお好みだったらそれを買っていただいてもいいんですが、自宅で使うには、ちょっとただごとじゃないサバイバル感です。
それはさておき、検証時の寝具の設定をまとめると、
フローリングの床に、
まずべニア合板を広げて置いて、
その上にスリーピングマットを敷く。
この上に、封筒型の寝袋(中にインナーシーツを使用)を設置。これに入って寝る。
そして、掛け寝具の [パターン A] としては、一番上に毛布を掛ける(掛け布団は使用せず)。さらに寒い日は、[パターン B] :毛布は寝袋の下に折りたたんで使用。かわりに一番上には掛け布団(デュベ)を掛ける。
となります。検証結果は次回です。