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もっと良いってどういうことだろう?

先日、職場の人に、住んでいるマンションの大きさを聞かれました。

「7帖くらいのところに住んでるよ」と答えたら、

「ええー、もっと良いとこに住めばいいのに」と言われました。

むむっ。
そうかなー?
私は、本当に、「もっと良いとこに住める」のかな?

うーん…。
それは「もっと良い」の意味によるかも。

そう考えました。

5年前まで、「もっと良い」は私にとって「より高く、より大きく、より多い」ということでした。
そして、はじめてミニマリズムに興味を持ったとき、それは「より安く、より小さく、より少ない」という意味に変わりました。

しかし、ミニマリズムと何年も親しくするうちに、徐々にその思想は生活にバランスを描く方向に変貌していきました。
今、私の中で「もっと良い」とは、「より適切で、より理想的で、より質が高い」という意味になっています。

質問をしてきた人と話していくうちにわかったのは、彼が長野に広い別荘を持っていて、週末が来る度にわざわざ東京から長野に帰っているということでした。
彼にとって良いこととは、大きく、広いことだったのです。
彼のライフスタイルでは、7帖では狭すぎて、十分に余暇が楽しめないのです。

でも、私には私のライフスタイルがあります。
そして、私にとって適切なものは、あなたにとって適切ではないかもしれませんし、その逆もまた然りです。
押し付けるつもりもありません。

ただ、目的を持って生きるとき、私たちは自分たちの生活の文脈に当てはめて「もっと良い」とは何かを定義することができます。
新しい出会いを経て、多くの経験を積むにつれ、人の価値観は変化していきます。
一人の人間の中さえ変化に富む「もっと良い」があるというのに、いわんや他人の「もっと良い」となるとますます自分とは全然違うものになるでしょう。

私は、常にもっと良いものを押しつけてくる消費社会で、この質問を自分に問いかけたいと思います。

その「もっと良い」は、本当に今の私にとっての「もっと良い」なのか?



最後までお読みいただきありがとうございました🙏
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