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【当時の自分に言ってやりたいこと】ワーママ奮闘記#00

こんにちは。はちです。まずは簡単に自己紹介。出版社の雑誌編集者を経て、2016年にWeb業界に転職。2019年3月から産休・育休を取得し、コロナ禍の2020年に復帰したワーママ2年生です。現在は復帰前と同じ、コンテンツディレクターとしてフルタイムで働いています。

ここでは、自分の妊娠時代から産休・育休中、復帰後にぶち当たった出来事や、当時の自分に言ってやりたいことなどを綴っていこうと思います。同じワーママさんや、プレママさんに読んでもらいたいです。そして、少しでも誰かの励みになるとうれしいです。……たまに(?)毒も吐きます笑!!

#00

自分が妊娠したのは、今の会社に入って3年が経った頃。本来なら、それまでにいくつかの段取りを踏むのだろうけれど、自分の場合は家庭の事情などもろもろあって、「妊娠」からスタートした。自分の中では「計画的」だったのだけど、結婚も入籍もしていない独身女性がいきなり妊娠、そして産休・育休を取ろうとしている……といった、何も知らない人から見れば「目が点」の状況だったのかもしれない。

自分の場合も例に漏れず、上司に報告した際には微妙な反応をされたことを今でも覚えている。なにせ自分も初めてのことだったから、「男の上司に報告するとこんなもんなのか…」という感じで、そのときはあまり気にしていなかったのだけど、仲のよい同僚や面倒を見てくれていた先輩に報告すると、キラキラした目で「おめでとう!」と言ってくれて、「あぁ、やっと祝福してもらえた…」と、なぜかホッとしたことを覚えている。

同時に、当時は部署の女性社員のなかで産休・育休を取得するのが初というのもあり、身近にロールモデルがいなかったことも「先々の不安」につながっていたように感じる。とにかく不安定だった。

でも、そのときの自分には味方が周りにいてくれた。表向きはなんでもない顔をしていても、気分の落ち込みや体調不良のときはいつも守ってくれていたから、産休に入る日まで休むことなく仕事を続けられたのだと思う。

外に広がる優しい世界

社内ではなんとなく肩身の狭い思いをしていたけれど、電車の中や道端などでは、ありがたいことに優しい世界を感じるシーンは多くあった。妊娠期に怖い目に遭った…という人も少なくないと聞いていたが、自分の場合は、見知らぬ人から優しくされた記憶しかない。ただただ、ラッキーだったのだと思う。

そのときの自分に言いたい。気分の浮き沈みが激しく、誰かの何気ない言動に傷ついたことも多々あっただろうけど、ちゃんと自分を想ってくれる人もいる。産休に入る前日には、会社の人から花束をもらって、温かい声をかけてもらいながら挨拶をして……なんて期待していた現実ではなかったとしても、個々に応援してくれて見守ってくれる人は必ずいる。だから、いちいち周りを気にせず、(サラーリマンの特権使って)とっとと産んでこい!って、喝を入れたい。

次に続く女性スタッフの希望になりたい

いつか、今度は誰かを送り出すときが来たら、このとき自分が抱いていたような悲しみや不安を取り除いてあげたいし、安心して帰ってこれる場所をつくってあげたいと思う。でも、当時の自分はそんなことを思う余裕すらなく、なんなら「このまま辞めてやる」とさえ思っていた。

とにもかくにも、いろんな感情が入り乱れた最終日。たぶん、会社や仕事、将来など…いろんなことに想いを馳せるところなのかもしれないけど、家路に着く頃には、いろんなしがらみから解き放たれるなんともいえない開放感みたいなものが、とにかく気持ちよかった。大丈夫、こんなに図太い自分なら、たぶんまた戻ってこられる――。

次回は、待ちに待った産休という名の長期休暇中のアレコレについて書こうと思う。

こんな感じで妊娠時代から産休・育休中、復帰後と、それぞれのシーンで感じていたことや悩み、後悔などを、ワーママ目線でゆるーく綴っていこうと思っているので、どうぞよろしくお願いいたします。

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