Miniature cars trip〜西郷洞窟のまわりをめぐる〜
000.Contents
001.Car info
Trip day February 04,2024
Car/MERCEDES BENZ
LO3100 STROMLINER
MERCEDES BENZ LO3100 STROMLINER
ドイツのメルセデスベンツ社の、
ガケナウ工場で製作されました。
このバスは、エンジンが車体の前側に載せられた前輪駆動式、
そして当時流行の“流線型”デザインが採用されています。
002 西郷洞窟前バス停にて
BUS STOP is General Saigo Takamori cave.
JR鹿児島中央駅から、
鹿児島市営バスの観光地周遊バス
“カゴシマシティビュー”
でおよそ20分。
鹿児島市の中心市街地を背にした
標高107メートルの城山にあります、
「西郷洞窟前」バス停に着きました。
今回は、ここ
“西郷洞窟”と、その周辺を
Miniature car MERCEDES BENZ LO3100 STROMLINER
で周遊します。
この「西郷洞窟」は、
日本最後の内戦である
「西南戦争」で命を落とした、
西郷隆盛が最後の5日間を過ごした場所です。
洞窟内の広さは
およそ、畳2畳分だそうです。
003 洞窟の周りには西郷隆盛が○人!
西郷洞窟から、
山手の方を目指すと、
長身で「せごどん」と書かれた
西郷隆盛像に出会うことができます。
その横には、また別の洞窟があります。
中に入ってみましょう。
真っ暗ですね。
スマホのライトを
点灯してみると...
なんと、
洞窟の中にも、
西郷の像が!
さらに洞窟を進むと、
西南戦争に関する資料が、
ガラスケースの中にズラリと並びます。
洞窟を出て、
道路向かいを見てみますと、
何やら怪しい影が見えます。
バスを進めてみますと…
木彫の西郷が!
こちらは、背中側です。
それでは、
前に回ってみましょう。
こちらの、
西郷は
鼻がすごく大きい!
像って、
作る方によって、
同じモデルさんでも
「へぇ!こんなに変わるかなぁ?」
となるのが面白いところです。
004 政府軍に向かい城山を下る西郷隆盛さんを想いをイメージしながら
1877年(明治10年)9月24日、
政府軍の一斉攻撃を受け、
西郷率いる薩軍の兵たちは、
敵陣を目掛けて、岩崎谷へと進みました。
彼らは、
政府軍から放たれる
銃弾を受けながらも、
向かっていきます。
下る途中、
銃弾が西郷の脇腹と太ももに命中します。
覚悟を決めた
西郷は、
襟を正し、
東におわします
明治天皇に向かって、
お詫びと今生の別を。
そして
そばに控えていた別府晋助に、
「晋どん、晋どん、もうここいらでよかろ」
と声をかけます。
控えていた別府は、
涙をはらはらと流し、
「先生、ごめん」
と介錯されたのでございます。
西郷隆盛、49歳の命でございました。
005 大きなお地蔵さんに出会う
西郷たちが下った
坂道の途中、
JR鹿児島本線のトンネル入口上に、
お地蔵さんが一体。
お地蔵さんに添えられた看板には、
「厄除 延命地蔵菩薩さま
昭和9年12月16日
建立者 浄土宗不断光院」
とありました。
006 ちょっとブレイクしましょう
厄除 延命地蔵菩薩さま
がいらっしゃるところの道路向かいに、
小道があり、
やや傾斜のある道が。
007 momoyori
「みんなにとって
〈もっとも最寄り〉な場所になりますように」
そんな想いでつくられたのが、
ここ、momoyoriさんです。
それでは、
バスを降りてみましょう。
美味しそうなコーヒーの香りが漂います。
ご主人が、
山梨ご出身ということで、
コーヒー豆は山梨県甲府市の
コーヒースタンド〈AKITO COFFEE〉さんから、
季節に合わせて取り寄せているそうで、
〈AKITO COFFEE〉さんの
「日々に寄り添うコーヒーを」
との想いが、
ここ、鹿児島市の城山で
出会うことが出来ます。
さて、
建物を巡ってみましょう。
ディスプレイに多くみられるのは、
鹿児島の芋焼酎が!
山梨出身のご主人は、
焼酎に惚れられて、
鹿児島に移住されたそうです。
主に金土日にオープンする
momoyoriさん。
Instagramにもありますが、
「不規則営業」なので、
Instagramでアップされる
スケジュールを確認してから出発しましょう。
さてさて。
(さっきから、「さて」が続きます...)
お腹も空きましたよね。
喉も乾きました。
美味しい飲み物とスコーンをいただきましょう。
まずは、飲み物。
と、思ったらご主人が
「坂道、大変だったでしょ?」
と美味しいお水をさっと。
ありがたい!
では、オーダーしましょ。
季節の果物などを使った
オリジナルの飲み物がたくさん。
「ボタニカル系うめソーダ」
をくださーい。
シュワシュワとした炭酸に、
酸っぱすぎない梅のやさしい風味が
すっごくいい感じです。
それでは、
お食事と参りましょう。
オーダーしたスコーンには、
橙色のジャムが添えられてます。
これは
「みかんのジャム」で、
いちき串木野市から来たみかんから
つくられたもの。
柑橘の
甘くも本当にさりげない酸っぱさが
スコーンの甘さとコラボすると
たまりません。
鹿児島市の中心市街地から
10分と離れていない場所なのに、
とても静かで、
暖かみのある環境と空間。
城山シダ、城山ゼンマイなど、
固有種が育つここ城山は、
山全体が天然記念物に指定されています。
いろんな“想い”が
たくさん詰まったディスプレイ、
そしてお食事やお飲み物の数々...
店長にお話をお聞きしましょう。
と思ったら...
「ニャオ」!
彼女の名前は、
“迫さん”
と言います。
momoyoriのご夫婦が
「鹿児島っぽい名前をつけたい」
ということから、
ついたお名前だそうです。
少しずつ、少しずつ、
お話をお聞きしていきましょう。
momoyoriさん、
お世話になりました。
それでは、皆様、出発しましょう。
Miniature cars trip
〜西郷洞窟のまわりをめぐる〜
とりあえず、今日の旅はここまで。
ご乗車ありがとうございました。
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