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制作 レジンに挑戦してみる2

前回100均のレジンを使ってみて、本格的にレジンを使ってミニチュアに挑戦したいと決意を固めました。


その後、まず何を揃えればいいのか、どういった物があるのか情報収集を始めました。
知っているのはレジンを固める用のライトがあるらしいとかその程度だったので、とにかくあれこれセットになっている物を買えばいいかな? と考えていたのですが…

甘かった。

昔聞きかじった時よりずいぶんレジン業界も発展し、レジンにはUV以外にもLEDレジンという物も登場していて、レジン自体がブームになったこともあって初心者用含めキットセット福袋ととにかく種類・数が多い!
レジン液も有名メーカーの物からショップオリジナルの物までいろいろありすぎる!
この中からどうやって選ぶのか…ちょっと途方に暮れました。

そこでまず自分の目的を再確認し、それに必要な物に絞ることにしました。

  • 作りたいのはミニチュアのガラス食器。透明なビンや器を作るのが第一目的。
    アクセサリー作りも素敵だけど本筋じゃないのでフレームやモールド・封入物は無くてもいい。むしろあるとついそちらに気が逸れそう。

  • 最低限欲しい物はレジン液、硬化用ライト、調色用のカップとスティック。できればこれらが全て入っているセットが欲しい。

  • LEDレジンはUVレジンより新しく、硬化時間も短くて作業しやすいらしいのでLEDレジンを買いたい。

  • レジン液は粘度がいろいろあり、作りたい物によって適する物が違うらしい。ミニチュア食器は立体モールドを使うので、それには粘度の低い物がよさそう。食器なら透明感も大事。

この辺りを常に頭に浮かべ、たくさんのフレームや封入物やモールドが入った豪華セットをチラ見しながら「最低限、最低限…」と自分を戒めつつ時間をかけて見比べました。


結果、決まったのが清原のレジンラボ「スターターキット」。
時期的に年末近かったので各ショップの2022年用の福袋の発売も待ちつつ、とにかくひたすら内容見比べて決めました。

LEDレジンで、レジン液とライトと調色用カップとスティックが入っている。
新しめのレジンで、メーカーの広告によると流動性もよく透明感も高く黄変もしにくい、らしい。
着色剤とモールドが入っていてレジンの練習もできる。たくさんパーツが入っているわけではないのでアクセサリー作りに浮気もしにくい。たぶん。

というわけで、どきどきしながらさっそく説明書を読みつつ鉱石作りにチャレンジ。
情報収集中に「説明通りにやると色が薄い」と見かけたので着色剤は一滴ずつ多めに入れてみました。結果。

ちょっとブルーの色が薄いけどまあまあの出来じゃないか…と思ったら。


これが情報収集中に噂で見かけた「モールド使用時のシワ」か…!!
メーカーの広告通り「狙い通りに成形」とはさすがにいかない模様。
まあ初回だし仕方ない。
再度挑戦。


またか……!!
ただレジン液を入れて指定通りライト当てればいいというものではないらしい。

ここでいろいろ情報収集してきた成果。
「厚みのある物は数回に分けて硬化する」を試してみることにしました。


シワは無事に回避できました。でも前回まで片面2分ずつライトを当てていたのですが、今回半分までレジンを入れて片面1分ずつ当てた後、再度レジンを注いで、注いだ側を1分しか当てなかったのが原因なのかちょっと表面に波打ったような線のようなものが入ってしまってます。
表面は一回当ててるから省略してもいいかなー? とか安易にやるんじゃなかった。これぞ素人。
色薄かったのでさらに着色剤を足しつつ何となく単色で作ってみたけど下半分だけ透明。レジンの入れ方が悪いのかも。

見えにくい部分に気泡があったらしく、右側がちょっと欠けてしまってます。
練習用だと割り切って細かい気泡は無視してましたがこのレベルのは潰したかった…


今までの失敗を糧に更に挑戦した物がこちら。
半分までレジン液を入れて両面1分。モールドの上限まで入れて両面1分。
シワもなく、表面の波打ちもなく綺麗にできました!
なんとかそれなりな物が出来て一安心です。
相変わらずブルーが薄いのはもう気にしない方向で。

今回作った物全部まとめて撮影。
右下の2つは残った着色済みレジン液がもったいないのでとりあえず全部モールドに入れて作った物。
単色だとブルーの色が濃く出るのになあ。
この辺もいずれ研究したい。


シワが出た物は情報収集で得た知識、表面にレジン液を塗って硬化する方法を試してみて、なんとかつるっとした表面になりました。
でも鉱石の角のシャープさが少し無くなってしまったかも。


こんな感じでレジン挑戦2回目は終了です。
なかなか最初から思うようにはいきませんでしたが、試行錯誤もまた楽し、でした。
でも最初の目的のビン・食器作りがうまくできるようになるまでの道は険しく遠そうです。
レジン液25gであとどれだけ作れるのかもちょっと不安で前途多難なレジン制作でした。


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